朝6時、寝室の窓から見た空は、だいだい色に染まっていて、庭の木々まで色づいていた。
それなのに、写真に撮ったらこんなもん。
夏至が過ぎて、今日から10月。
ハワイは夏至のあたりが1番蒸し暑いような気がする。
天井扇はほぼ朝までまわりっぱなし、日本から買ってきたアイスノンは必須。
エアコンがあったらいいなあと思うのも、1年のうちでこの10日ほどである。
年々、月日の過ぎるのが早いと思うのは、私が年をとったからだろうか。
小学校時代、1年の長いことといったらなかった。
1学期が亀の歩みのように過ぎて夏休み、泣きながら宿題やって2学期、
運動会があって持久走があって、ほうほうのていで辿りついたお正月のあとに、とどめのごとく3学期がある。
こんな生活を高校3年までやるのかと思うと、気が遠くなるような思いがした。
それが今はどうだ。
1年がまるで半年ぐらいに感じる。
まるで空港にある、歩く歩道の上に乗っているようだ。
この調子でいくと、まばたきしているあいだに1ヶ月が過ぎるようになるのではないか。
そうそう、
バスルームの、タオル掛けがドッカンと落ちた。
バスタオルを2枚掛けられるバーが、タオルを掛けたとたんに突然落ちたのだ。
夫がコーキングで穴を埋め、乾かして、電動やすりをかけて付け直した。
夫はたいていのものは自分でなんとかしようとするので、DIYが好きなのだと思っていたが、そうではなかった。
ハワイでは修理に頼んでも、決めた日の決めた時間に来るかどうかわからない。
朝9時に行くと約束して、仕事を半日休んで待っていても、悪びれもなく4時ごろ来る。
仕事は結局1日休まねばならぬことになり、自分でやったほうが早い、ということだ。
メキシコ人の友人、ミレナが、昨日とうとう本土に引っ越してしまった。
昨日、ヴィッキからメールが来た。
『風のように去ってしまったよ』
これから厳しい冬になるボルチモアで、ミレナは彼女らしくハッピーを探して生きるだろう。
職場に隣接するアクセサリーショップのAが、突然解雇された。
その店は、彼の兄が経営するファミリービジネスだ。
Aが住む家のオーナーも兄であり、その家も追い出されることになった。
何があったか知らないが、家族なのに、という思いはある。
今日が最後という日、Aは私達に、店にあるものを一つタダで持って行っていいと言った。
私はなるべく安いものを探して、15ドルのシルバーのリングをもらった。
ところが、同僚の一人が、900ドル以上するネックレスとブレスレットを選んだらしいのだ。
翌日になってそのことがわかり、私達はもらったものを返すか、買うかすることになった。
私はリングが気に入っていたので、買った(10ドルしか取らなかったけど)。
いくらタダでくれるといっても、10万円以上もするものをもらおうとするかなァ・・・・・・
そんな9月であったことよ。
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