太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

3匹目の猫計画9 さよなら仔猫たち

2021-07-06 12:37:51 | 日記

七夕の日に、ソフィアの仔猫たちがみんなお嫁いりすることになった。
保護したときに生後3週間だったこの子たちも、今は7週間。
活発になって、もりもり食べて、体重も500グラムになった。
ここ数日は、もうママのミルクも飲んでいないようだ。

このままウチで飼えたら、どんなにいいか。

コーちゃん

背後にいるのが、ヤンママ ソフィア。
コーちゃんは1番好奇心が強くて、どんな遊びも真っ先にやる。

シャー子

シャー子は眠るのが大好き。
眠っていないときは、ようかんとレスリングをして遊んでいる。
コーちゃんの真似をして、ケージをよじ登るのも好き。
保護した頃、声を出さずに「シャー」とよく言っていたので、シャー子。
今はもう「シャー」とは言わない。

ようかん

私の1番のお気に入りの、ようかん。
真っ黒けでクマの子供みたい。
きょうだいの中で1番小さいと思っていたら、病院で体重を測ったら1番大きかった。
短毛で顔も小さいので小さく見えるのか。
半年前、ソフィアもこんなに小さかったのだと思うと、あまりに若く母親になったソフィアが不憫。


ほぼひと月、夫と二人で毎朝のルーティン。
一家を全員、キャリーケースに移動。
タオル類を熱湯で洗い、ケージも床もスプレーして、新聞紙を取り換え、
トイレの砂を全部捨てて水洗いし、新しい砂を入れる。
仔猫4匹を1匹ずつ蒸しタオルで拭き、ノミのスプレーをすりこむ。
清潔なタオルを敷き、ウェットフードとドライフード、水鉢をきれいにする。

仕事に行く前に様子を見に行き、フードを足しておく。

窓は開けたままだけど、暑くなるかもしれないので、扇風機を部屋の隅でまわし、
ケージに大きな布をかけておく。

1か月も毎日これをやるのは、私たちの喜びだった。
1番かわいい盛りを一緒に過ごせて、感謝。
あのまま野良でいたら、コーちゃんの目は失明していただろうし、みんなここまで成長していなかったかもしれない。

明日は七夕。
明日の朝が、最後のお掃除。
夜になったら、お迎えがくる。
きっと私は泣くと思う。





出物腫物ところ選ばず

2021-07-06 08:24:12 | 日記
しばらくアメリカ人しか来ていないが、職場には、いろんな国の人が来る。
中国人が店内の床に唾を吐いたり、順番を待たないのは失礼だからでなく、それが彼らの文化だから。
どこかの常識は、違うどこかの非常識。
日本を離れて暮らしていると、私の中の常識を超えたことを、普通に受け入れられるようになってくる。

比較的、私の常識内にあると思っていたアメリカ人も、
食べかけの商品をレジカウンターに持ってくる人がいて、驚く。
支払いを済ませる前に商品の封を開けるか、普通?(私の「普通」)
どうせ支払うんだからいいんでしょ、ということなのだろうが、
親が子供にそうさせることもあって、それって教育的にどうなの、と思う。

トイレの中でも、私の常識は激しく覆される。

アメリカのトイレの個室のドアは、防犯上だと思うが床から30センチ以上あいていて
用をたしている人の脚が丸見え。
それを気にする人はいないし、音も丸聞こえ。
おめかしした女性が入って来て、
シャー!でもジャー!でもブー!でも、出物腫物ところ選ばずで、なんでもありだ。

先週、私が個室でトイレットペーパーを替えているとき、隣の個室に迫力のある黒人女性が入ってきた。
ドアを閉めるなり、

ブオッ!!!

と一発。
座ったとたん、思い切りガスが出てきた感じ。

「Oh My God!」

ブリリリ!!!

「Oh, Excuse Me!!!!」

ブーッ!

「Wow!」

音が出るたび、おおげさに大声で叫ぶ。
なんだかそれがおかしくて、私は笑いをこらえながら個室を出た。

日本人が、自分の出す音を消すために2度流しをするとか、
カムフラージュ音装置(音姫)があるとか、ここでは「ウソでしょー?」と言われる。
トイレでやることはみんな同じで、脚が丸見えだって、音が出たって、その何が恥ずかしいのか。
最初の頃は私も抵抗があったけれど、今ではまるっきり平気になった。
おならがしたくなったら、トイレに駆け込んですればいいとさえ思う。

そんな図太くなった私でも、いまだ理解できないこともある。
公衆トイレの床に、平気でバッグを置く人がけっこういるのだ。
私はとうてい潔癖症とはいえないが、
そのバッグを家のテーブルや車のシートにポンと乗せたりすると思うと、ぞわぞわする。
さんざんいろんな場所を引き回したスーツケースを、ベッドの上に乗せてしまうのは夫で、
私は超えられない文化の溝を深く感じるのである。