太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

2つの神器

2021-07-28 07:00:30 | 日記
せせらぎのブレイクスルーをした話。
注)せせらぎとはゴのつく名前の虫のこと。言いたくもないので、伊坂幸太郎氏の小説から引用した



階段下を収納スペースにしてある。
幅が狭く、奥に長い形は、物を収納するのに工夫がいる。
入ってすぐの右側壁に、夫のヘビメタCDコレクションが専用ラックにずらりと並ぶ。
その横に、ラッピング関連のものが入った3段引き出しと、再利用したい紙袋があり、
予備のキャットフードや猫砂、掃除機。
左側の壁に、箒やモップといった掃除用品、アイロン台。
1番奥に、私の絵の道具が入った箱が2個、猫のキャリーケースが2個、
スケートボードや、エコバッグ。

階段下なので、奥に行くに従って天井が斜めに低くなり、チビの私ですら腰を曲げねばならない。
それが言い訳というのでもないが、この収納は片づけても片づけても、いつのまにかゴチャゴチャになる。
先週、思い余って片づけたのだが、たったの1週間で足の踏み場もない。

実はそのとき、私はかなり立派なせせらぎを発見してしまった。
以前の私なら、見なかったことにしたと思う。
しかし私は果敢にも、一人でやっつけることができたのだ。
うちで使っているのは、自立式の箒。
これのブラシの部分で叩いて脳震盪をさせてから、ブラシの土台部分でとどめをさし、
ペーパータオルを2mぐらい引き出して丸めたのをかぶせ、
ダイソーで買った マジックハンド でつまんで捨てる。
箒の柄も、マジックハンドの柄もじゅうぶんに長いので、近づかないで済む。


今日、再び思い余って、先週より丁寧に片づけることにした。
腰をかがめて奥の箱を移動させようとしたら、先週と同じぐらい立派なせせらぎがいるではないか。
食べるものなどないのに、何を食べているのだ。

奴が逃げ込みそうなものを全部外に出し、箒を片手にいざ出陣。
どうせ逃げるところなどない。簡単に発見し、先週と同じ手順で圧勝。

気分も晴れ晴れと、床を拭き、多すぎるエコバッグを半分以下にし、
絶対に使わないと思うスケートボード2個とプロテクターを屋根裏に移し、
見事にすっきりとした。

せせらぎに関して、私はブレイクスルーした。
なんであんなに大騒ぎしていたのか。
今の私にはふたつの神器がある。
身震いするほど大嫌いなのは変わらないけれど、自立式箒とマジックハンドがある限り、向かうところせせらぎなしである。
箒のブラシ部分は絶対に触れなくなったけど。