太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

私の、ふるさと便

2021-07-25 13:04:35 | 日記
日本に住む姉から、小包が届いた。
地元産の出汁を送ってくれるように頼んだのだが、頼んだもの以外にもいろいろと入っていて、
取り出すたびに宝探しの気分で盛り上がりまくった。


メインの出汁は、毎朝作る味噌汁に欠かせない。
「パウミー」といって、静岡産。
他の出汁でもそれなりに味噌汁ができるけれど、パウミーじゃないと味が決まらないような気がする。
日本に行ったときにまとめて買って、冷凍庫に保存しておいたパウミーの、最後の一袋を開けたところで、在庫がないと心もとない。
いつ日本に行けるかわからないし、姉に頼んだのだ。

それと、キンカン。
虫さされには、やっぱりキンカン。
瓶の底のほうに少し残っているのを、夫と奪い合うようにして使っていた。

モロヘイヤのふりかけとか、静岡のお茶とか、かわいい入れ物に入った落雁とか、干し芋とか、しるこサンドとかがザクザク出てくる。

送料もばかにならないし、姉に負担をかけたくないので、かかったぶんは今度行ったときに払うと言ってあったのだけれど、

「ちーちゃん(末の妹)とはよく会うから、お裾分けしたり、たまにごちそうしたりできるけど、シロちゃんとは会えないから、このぐらいどうってことないよ、いつでも送るからね」

泣ける。
姉妹ばかりで、ほんとうによかったと思う。
そして、どの姉妹もみんながみんな、仲良しというわけではないことも、
年を重ねてくるとわかるようになって、
親友のように近い姉妹に恵まれた私は幸せだと思う。

母がしっかりしていた頃は、母がこうしていろんなものを詰め合わせて送ってくれたものだった。
送るものをひとつずつ選んでいる姉の姿を思い、胸が熱くなる。