太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

戦後

2021-07-07 07:12:45 | 日記
証明写真を撮りにホノルルに出かけたら、Sちゃんにばったり会った。
彼女は前の職場の同僚で、ハワイで生まれて育った日本人だ。
当時は大学生だったが、今は立派な社会人。
写真ができあがってくるのを待つ間、世間話に花が咲く。
Sちゃんは完全なバイリンガルだから、普通に日本語で話せるのが嬉しい。

ひょんなことから、ハワイのバスの料金が値上がりして久しい、という話になった。
私はバスを使わないので知らなかったのだが、私の知る限り、島内どこへ行くにも2ドル50セントだったのが、今は2ドル75セントなのだそうだ。
日本円にして300円ほどで、どこまでも乗れるとなれば高くはないのだろうが、
どんなに近距離でも300円となると、高いような気もする。


「私が子供の頃は、親が忙しくて、家の近くを通る循環バスに一人で乗ってぐるぐる回ってたよ。
女の車掌さんがいて、運賃は15円だったなあ」


つい私が昔話をしたら、Sちゃんが目を見開いて言った。

「戦後、ですよね?」

「( ゚Д゚)ハァ?」

いったい私がいくつだと?
第二次世界大戦が終わって、ゆうに70年以上たってるんだぞ。
てか、まさかその戦争、日露とかいうんじゃあるまいね。
まあ確かに終戦後25年ぐらいしかたってなかったけど。

「あはは、そうですよねぇー」

アハハ、じゃないよ。
勝手に人を化石にすんなよー。