太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

帰宅拒否

2013-10-24 17:49:33 | ペットシッター
帰宅拒否である。

猫が。




1週間ほど前から、夫の叔母夫婦の猫ドリーが我が家に来ている。

昨日、叔母夫婦がドリーを迎えに来たのだが、

彼らの姿を見るやいなや、屋根裏部屋に隠れてしまった。

薄暗くて、隠れる場所のたくさんある屋根裏で、息をひそめている猫を探し出すのが

どれだけ大変なことか。


叔母夫婦はとうとう諦めて、出直してくるといって帰っていった。

今度来るときには、屋根裏部屋の入り口のドアをしっかり閉めてから。


夜になって、いつのまにか降りてきたドリー。




なんだかすっかりこの家の猫みたいな雰囲気じゃ・・・・





このふてぶてしさ。



我が家では、誰もドリーをかまったりしない。

食事のときに薬を注射器で飲ませるのと、トイレの掃除をするだけだ。

声をかけたり、探したりしない。

いてもいなくても同じ。

ドリーは偏屈で気位が高い猫なので、人と遊ぶことをしないし、

ましてや人にかわいがってもらおうなんて、露とも思っていない(と思う)

だからこの、ほったらかし加減が心地いいのだろうか?

それとも、1週間も預けておかれた飼い主への抗議なんだろうか。

家が恋しかったりしないんだろか。



猫はとっても不思議だ。

明日は帰るんだぞぅ。




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ある、災難 の翌日

2013-10-22 21:32:46 | 日記
家が浸水した翌日(記事はコチラ

仕事から帰宅すると、ガレージは出入り禁止になっていた。

午前中に作業する人達が来て、床を全部はがして、窓を閉め切り、

クロゼットの中の洋服類は丁寧にビニールがかけられていて、

業務用のばかでかい温風機が3台、ゴーゴーとうなりをあげている。

廊下と、居間との仕切りには、天井までのビニールスクリーンがあって、

真ん中にあるファスナーを開け閉めして、出入りできるようになっている。

1日24時間この状態のまま、何日もかけてとことん乾かす。





水が出たのが昨日で、作業員が来たのが今日。



まるで日本のようじゃないか。

窓のスクリーンを直すのに、依頼してから5ヵ月後にエヘラエヘラとやってきても許されるのに?(その記事はコチラ

信じられない手際のよさ。

夫の母が、怒り心頭で電話したその雰囲気が伝わったとか。



洗濯室の、水のあふれたシンクのあったキャビネットも全部取り替えることになった。

洗濯室も、私たちの寝室とバスルームも、今度は木床じゃなくてタイルにすることにした。


「2度と水浸しにはなっちゃ困りますけどね」


母はまだ怒っている・・





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ある、災難

2013-10-21 20:16:25 | 日記
仕事から帰ってくると、家の外の道路に、いつもはガレージにある夫の父の車が停まっていた。

どこかに出かけるのかと思いながらドライブウェイに入ると、

ガレージにはカーペットが広げてあり、素焼きの大きなランプがあり、

私たちの寝室にあった引き出しや、クロゼットの中にあったものが全部出ていた。



「いったい何事??」

外に出てきた夫に聞くと、

「Water damage」

雨も降ってないのに、どうしてまた水が・・・と言いかければ

「Dadがシンクに水ためてて忘れてこのとおり」



家に入ると、夫の父が脚立に乗って電球を替えており、

「ハーイ・・・・」

と、とっても小さな声。



ガレージの出入り口に1番近いところに、洗濯機や乾燥機、大きなシンクやらがある部屋があり、

廊下を挟んで、私たちの寝室の入り口がある。

シンクからあふれた水は、ひたひたと浸水してゆき、廊下も寝室もバスルームも、

廊下から続いている居間にも広がって、床上5センチ以上はたまったらしい。

居間のフロアはタイルなので問題ないが、そのほかは木の床なので、板が水を吸って盛り上がり、

歩くとところどころフカフカする。




夫が帰宅したとき、夫の父は一人で後始末をしていたらしい。

それを手伝っているところに夫の母が戻ってきて、


「もうそりゃ大変だったんだから。

キー!!ってなって、ガーってなって、これをあっちに持っていって、これをどかして!ってさ」

あぁ、その場にいなかったことを感謝します・・



夫の父がどれだけションボリしていたかというと、

夕食の前にお祈りをしなかったぐらい落ち込んでいた。

「今日はお祈りしないから、もう食べていいよ・・・」

夫の父は落ち込み、母はカンカン、夫は取りもつように気を遣い、

私はといえば、心の中で10歩ぐらい後退して、一人で平和な場所にいた。

静かな夕食であった。




濡れた場所は、今から何日もぶっ続けで、家中にある扇風機をつけっぱなしにして乾かし、

新しい床を張り替えるまで、私たちはゲストルームに寝ることになる。



クロゼットの中を整頓しなくちゃと思っていたところだったので、

いい機会にはなった。

ケースには入れてあったけど、床に置いたままにしておいたPCも奇跡的に無事だった。

探していたTシャツも、どこからか出てきたし。



明日は夫の父が元気になるといいけど。







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展覧会

2013-10-21 07:20:14 | 絵とか、いろいろ
私が所属しているアーティストギルドの、年に1度の作品展をやっている。

私は昨年が初めての作品展で、申請した5点のうち、5点すべてが選ばれて

有頂天になったっけ。あれからもう1年。



今年は、5点のうち2点が選ばれた。

やっぱりあれはビギナーズラックであったか・・・・・



「ブレッドフルーツ」のコラージュは、

正面の、作品展の看板がある壁に飾られていた。



作品とあたし





もう1点は、このツインテーブル。

これは自分用に作ったもので、申請する気はさらさらなかったのだが、

申請日の前日になって夫が、「あれ、出してみたら」と言うので急遽申請したのだった。

エントリーするためにテーブルを運んでいる段階から、

何人もの人が集まってきて

「これいくら?欲しいわー」とおっしゃる。

こんなことなら値段つけときゃよかった?













タイトルは「WATER & EARTH」

タイトル付けはいつも夫の役目。私にはそのセンスがないみたい。







これは、今回の作品展の第1位。


彼の作品には不思議な魅力がある。



私はこっちのほうが好き。


ほぼ原色に近い、ビビッドな色ばかりを使っていて、

なぜだか「くどい」と感じさせない。

それどころか、真っ赤なビーチが素敵にさえみえてくる。

ずっと眺めていても飽きない。

このぐらいの個性と技術、センスが身につくといいな。

また来年に向けて楽しく作品をつくろう。





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47-51

2013-10-18 20:56:03 | 日記
私は、4桁までの数字を覚えるのが得意だ。

たいして役に立つ場面はない。

車のナンバーなどが良い例で、家族の車はもちろん、通勤で一見かける車のナンバーも覚えてしまい、

思いがけない場所で同じ車を見かけたりする。

ただそれだけだ。





4751は、私の1番最初の車のナンバーである。

多くの友人たちが、社会人になる前に車の免許を取ったにもかかわらず、

私は興味がなかったので、取らないまま社会人になった。

そしてある日、ホラー映画を観に行って、殺人鬼から逃げ出した女性が、

外に停めてある車のエンジンをかけて(最初はなかなかエンジンがかからないのがお決まりのコース)

命からがら逃げるというシーンを見て、俄然車の免許を取らなければ、と思い、会社の近所にあった教習所に申し込んだ。


仕事の始まりが10時だったので、仕事前に教習を受けることができた。

ただ、既に社会人だったので、自分で教習代を払わなくてはならなかったけど。

当時は、オートマチック車専用の免許などなくて、全部マニュアル車だった。

実習で、初めて車が「スー」と動き始めた時の感動は、いまでも忘れられない。



晴れて免許を取り、さて次は車が欲しくなるのだが、

働き始めたばかりでお金もないことだし、私は親と交渉して、

成人式の晴れ着の代わりに車を買ってもらうことにしたのだった。

生涯に1度着るだけであろう晴れ着よりも、何年も毎日乗れる車のほうが、どれだけ私にとって価値があるか・・・



そして買ったのが、ホンダの青いシビックだった。

納車された日、家にいたのは私だけで、待ちきれなかった私は一人で職場まで行った。

行程の半分まで、ずっとハンドブレーキを引いたままで。

今の車のように、ハンドブレーキを引いたままだと音が鳴って知らせてくれるシステムはなかったのだ。




あれから何台の車に乗ったことだろう。

どの車のナンバーも覚えているが、私にとって特別なのは、最初のシビックと、

とても手間をかけさせられたけど好きだった、シトロエンの赤い小さな車だ。






数字を覚えるのは得意なのに、人の誕生日となるとてんでダメなのはどうしてだろう。

いつだったか友人が、初恋の人の誕生日を覚えていると言い、驚いたことがあった。

初恋の人どころか、別れた夫の誕生日も自信がない。




ハワイの車は基本的には3桁で、

退役軍人などの、特別な車のナンバーが4桁だったりする。

そして今日、4751を見つけたのだ。

ギリシャの空のように青い青いシビックを思い出して、懐かしくてたまらなくなった。










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