太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

虹が生まれた瞬間

2017-12-23 07:50:14 | ハワイの自然
通勤途中に、海から虹が生まれるところを見た。




ぼけぼけで申し訳ない。

運転中で、路肩に車を停めると遅刻しそうだったので。

動画を撮れていたなら、海からスーっと虹が空に向かって伸びてゆくのがみえたのに。

そのあと、生まれたばかりの虹はどんどん伸びて、



でっかいでっかい虹になりましたとさ。




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レノマはいずこ

2017-12-21 07:43:52 | 日記
宝石を売っている人が言った。

「値段が高くても、本物じゃなくても、気に入ったら買うのがアメリカ人と日本人。

本物じゃないと買わないのが中国人。

でも中国人は本物を使いこなすことがまだできない。

そして気に入っても安くなければ買わないのが韓国人」

なるほどなあ。

そういえば、職場にくる中国の人たちは、私でもわかるブランドバッグを持っている。

それらが何十万円するのか私にはわからないが、その高価なバッグと服装が合ってない。



同僚が、サンクスギビングデーの翌日のブラックフライデー(大掛かりなセール日)に

アウトレットモールにあるブランド店に行ったら、夜中の2時に100人以上の列ができていたらしい(オープンは朝6時)。

アラモアナやワイキキに行っても、高級ブランドものにはまったく興味がわかない自分に感謝さえしている。

欲しいのに高くてなかなか買えない、なんて辛いじゃないか。

かといって、別に高級ブランドだから持ちたくないというわけでもない。

私が気に入って、私が思う価値に見合う値段であればいいと思う。

どんなに素敵な靴でも、靴は靴。それに10万円の価値は私にはないのだ。


いつだったか、エルメスのバッグを引ったくりにあった女性がいて、あとから中身だけ抜かれてバッグが見つかったとき

中身なんかどうでもいい、バッグが戻ってよかったと言った話があった。

そのナントカというバッグがオーダー品で、100万単位の値段がするものらしかった。

引ったくり犯人がブランド品に詳しかったら、中身を捨ててバッグを盗んだであろうに

私みたいなモノ知らずだったわけだ。



こんな私でもうら若き時には、そのブランドだから買った、というバッグを持っていたことがある。

renomaというブランドで、バブル後半の、肩パッド入りのワンピースとあらゆるブランドが溢れかえっていた中で

若い娘にひっそりと人気があった(と思うが、さだかではない)。

高級ブランドほどは高くもなく、モノグラムでもなく、控え目にブランド名が入った合成皮革の巾着バッグが好きだった。

レノマは今、どこにいったんだろう。




高級ブランドにこだわる人達は、そのブランドのものが単に好きなのか、

それとも、それを持っている自分が好きなのか。

昔、前の結婚時代に、前夫の兄夫婦が家に来たとき、

兄嫁がスリムなパンツルックに身を包んできたはいいが、首から足首まで斜めに前後左右、

FENDI FENDI FENDI・・・・・・ とこれでもかとブランド名が入っていて驚いたことがあった。

兄嫁はきっと、レノマを持っている自分を私が好きだったように、FENDIを着ている自分が好きだったのだろう。

バッグはヴィトンで、靴はフェラガモ、車はBMWだった。






クリスマスに、着なくなった洋服を寄付するために、クロゼットをあけてみた。

1m50cmほどのハンガーかけと、4段の引き出しに衣類が詰まっている。

衣装持ちではないが、7,8年は何も買わなくても困らないほどの服がある。

日本には素敵で手ごろなものがいっぱいあるので、見ているとあれもこれも欲しくなるのに、

ハワイにいるときだけ、物欲が消える。

ここでは、ちゃんとした服や靴を買っても、まず着てゆくところがない。

ドライクリーニングが高いから、家で洗えるものがいいし、暑いからパンプスよりサンダルがいい。

みんなタンクトップにショーツといった、家でテレビを見ていた格好でどこにでも行く。

こんなにたくさん高級ブランドの店が並んでいるが、買うのはほぼ外から来た人達なんだろう。



クリスマスの買い物のときに、新しい冬のパジャマを買って、7年着ていたパジャマを処分した。

パジャマは、何箇所も見て歩き、生地の薄さやデザインなど気に入ったものをようやく見つけたのだが

結局買ったのはターゲットで、しかも上下で10ドル。

この10ドルを、また7年着るのだろうか。



車の車高をわざわざ低くしているのだとか、マフラーを改造して大きな音が出るようにしているのだとか、

いったいそれの何がいいんだか、私にはさっぱりわからない。

人がどんな価値観を持っているかなんて理解する必要もないし、どうだっていいことなんだけれど、

おもしろいもんだなあと思う。





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ガイジンだなーと思う瞬間

2017-12-20 08:15:41 | 日記
毎日顔を合わせる人たちは、夫を含め、ガイジンという気がしなくなる。

ここではむしろ私の方がガイジンなのだが、

私から見て、ということで。

英語しか通じなくても、同僚も友人も夫も人種を超えて、

なに人でもない、同僚、夫、友人、という存在になる。


ところが、何かの折に、

ああ、ガイジンなんだなー、と思うことがある。




先日、日本に行った時のことである。

畳の上に布団を敷いて寝た。

「ああ、布団大好き!!」

そう言って布団にもぐりこんだ夫を見て驚いた。

布団に白い、ゴムの入っていない平たいシーツがかけてあったのだけれど、

夫はそのシーツの下にもぐりこんだのだ。

つまり、裸の敷き布団とシーツの間に体を入れたのである。

アメリカはシーツは必ず2枚で、1枚は敷くものであり、もう1枚は肌に直接掛ける。

夫はカタコト日本語もわかるし、

日本文化を理解し、日本人寄りの心を多く持っているほうだと思うのだが、

迷わずシーツの下にもぐりこむのを見て、やっぱりガイジンなんだなあと思う。







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卒業・吉沢京子

2017-12-19 07:36:07 | 日記
職場でレジスター担当の日、カナダから来たお客様が

「普段は朝起きるのが辛いのに、旅行中だとなぜだか早くに目が覚めるのよねー」

と言うので

「そういうもんですよね。ちなみに今朝は何時に起きました?」

と聞いた。

「カナダでは6時にいやいや起きてるけど、今日は6時ちょっと前にはパッチリ目がさめたわ」

すると、それを聞いていた女性が(カナダの人とはまったく他人)

「6時なんて早かないわよ、私はいつも4時に起きてるわ」

と、無表情に、まるで言葉をちぎって放り投げたような言い方で言った。

カナダ人のお客様と私は、目を見合わせて黙ってしまった。




しかし私はその時、ドキリとした。

その4時起きの女性は、まるで私のようだったからだ。

10年以上前のことになるが、芸能人たちが公開悩み相談をするというテレビ番組を見ていた。

若い人は知らないだろうけど、おとなしめで、ぽっちゃりとした吉沢京子さんという女優がいて、

その人が

「私はすごく苦労をしてきているのに、いつも人からはそうは見られないんです。何の苦労もなくていいわねって、それが嫌なんです」

と言った。そういえば吉沢京子さんは、どこか薄幸ぽい雰囲気をかもしだしていた。

それに対してどんな回答があったかは忘れてしまったが、私はテレビの前で

「苦労してないのに苦労しているような顔しているよりずっといいじゃないか、何が不満なんだ!」

と一人いきまいていた。

けれど、不幸自慢をしたい気持ちが、私の中にまったくないかといったらそうではなかった。

だからこそ、吉沢京子さんの発言が私の心を逆撫でしたのだろう。




私なんぞ、ただちょっとめんどくさく大変な程度のことを、まるで我が誇りのように思っていて手放さない。

あえて人に言うことはないにしても、私は確かにそういうところがある。

「なんの苦労もなくて幸せでいいわね」

と言われたとしたら、なにか言い返したい気持ちになるかもしれない。

どんなに幸せになりたいと願っていても、

苦労が自慢になるうちは絶対に、願ったような幸せにはならない。

自分の潜在意識が、苦労に価値があると信じているのだから

そういう意味では願いどおりになっている、とはいえるけど。



それでも私はずいぶんマシにはなってきた。

でも、6時起きより4時起きの自分のほうがもっと苦労していることを言いたいその女性に

ドキリとするのは、まだ私の中にそれが残っているのだろう。

いかん、いかん。

苦労にはなんの価値もない、ない。

苦労がなさそうでいいわね、と言われたら、えへらえへらと笑っていられる私になろう。











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(元)ガールズデイとクリスマス準備

2017-12-18 08:21:43 | 日記
同僚のメキシコ人・ミレナと、ガラスアーティストのヴィッキーと3人で

プレ・クリスマスということで食事に行った。

心は30歳の3人だから、ガールズデイ。もとい、(元)ガールズデイ。

私達にしてみれば、30でもじゅうぶんにガールなのだ。

いやー、しゃべるしゃべる。

料理なんか冷めるのも平気で、しゃべりまくり、楽しかった。





我が家のツリーも完成。







夜、窓の外から見えるツリーも好き。

家々の窓にツリーの灯りがもれているのを見るのは、幸せな気分になる。

珍しく夫が、クリスマスプレゼントの最終買い物をしようと言い出した。

夫の両親に選んだ本が、実は二人とも既に読んでいたことがわかり、返品して別の本を買うのだ。

隣家のブライアンちにも、その向かいのダナにも、クッキーや花を買った。

アーティストのマイクと、同僚の、癌と戦っているお母さんにも。

それからそれから・・・・

二人で1度では運べないほどの買い物をして、家に帰ってラッピング。

クリスマスまで1週間。



毎年、きれいにライトアップする住宅地の風景など。








この巨大な2頭のクマ、クリスマス以外はどこに仕舞ってあるのか・・・









サキソフォンのカルテット生演奏もやっていた。普通の住宅なんだけど。






庭の木が雪をかぶったようになってる。

なぜなら、本物の氷を粉砕して降らせる機械を置いてあるから。

もっとも、じきに溶けてしまうんだけど、ここまでやるか!と感動した。








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