太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイの新しい法律「尊厳死」に思う

2018-10-17 19:22:30 | 日記
来年の1月1日から、新しい法律が施行される。



医師に余命を宣告され、かつ、体の痛みが激しい場合は

医師の了承を得て自分で死を選ぶことができる。




私が驚くのは、法律の内容もそうだが、その方法である。

医師の処方箋を持ってドラッグストアに行き、錠剤を2個もらって、それを服用すればいい。

日本人の感覚でいくと、病院で医師の元で、点滴に薬を入れて眠りながら、という状況が浮かぶ。

なんだかとても、あっさりというか、あっけないというか。

日本では今、どういうふうになっているのだろう。

死ぬことを助けた医師が逮捕されたりしたのは、もうずいぶん昔のことだ。

自分がそうなったとき、ぜひにでもそうしてほしいと思う。

では家族だったら。

今後元気になることはなく、痛みがひどくて、死ぬまでそれが続くとしたら。

本人が、そうしたいと願っているなら。

私はそうするだろうか。

そのあと、私はどんなふうに思い続けるのだろう。



この法律は、アメリカでもカリフォルニアやオレゴン、ワシントンなど5つの州が施行しており

ハワイは6番目になるそうだ。

尊厳を持って死にたい。

自分で死を決めたい。

自死でも殺人でもどちらでもない、意志のある死が認められる。

社会は急速に変容していくようだ。














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世にもくだらない夢

2018-10-17 07:55:33 | 日記
最近、飽きない夢をみつづけている。


これはたぶん私のどこかでの過去世だと確信しているのだが、

私は戦士で、背中に大きな羽根をつけて空を飛ぶ。

空を飛ぶ、私達のような戦士は「目」と呼ばれている。

多くの仲間が空を飛びながら敵と戦い、ある者は羽根を打ち抜かれて地上に落ちてゆく。

そこが地球なのか、別の星なのかはわからないが、

景色は、映画「アバター」に似ている。

なぜ過去世だと思うのかといえば、足で地面を蹴った感触や、

舞い上がってゆく感覚、飛びながら風が耳元でゴウゴウヒュウヒュウと鳴る音など、

目がさめてからも、ありありと体に残っているからだ。



そんなアバターな世界の次は、今朝の夢。

これは非常にビロウで下ネタ風なのでご注意。




トイレのドアが8つ以上並んでいる。

各トイレを使う人は分類されており、それはなんと性器の毛深さなのだ。

ドアの入り口に図解が貼られている。

男性、女性とも、性器のどのへんにどんなふうに毛が生えているのかという図解で

自分にあてはまるトイレを使わねばならない。

私がそこで用をたしていると、夫が入ってこようとドアをガタガタさせる。

(なぜかドアの縦半分はスクリーンになっているのだ)

「ちょっと、私が入ってるんだから!」

「え、じゃあぼくら同じだったんだねえ、あははーーーー」

アハハ!じゃないよ。

目がさめて、あまりのくだらなさと下劣さに笑えてきた。









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ハワイは冬

2018-10-16 08:09:29 | 日記
この夏は、ハワイは平年にくらべてかなりの雨が降った。

本来なら夏が乾季で、冬が雨季になるんだけども、今年は乾いた冬になるでしょう、と

新聞に書いてあった。

どうだかな。

私が住んでいる東海岸は、あまり関係ないかも。


日曜日は、東海岸もすかっと晴れた。





暑そうだけど、暑くない。

暑くないけど、海で泳ぐほどにはあたたかい。

偏西風が吹き寄せて、涼しい風が1日中吹いている。

朝と夜は肌寒いほどで、タイルの床が冷たいと感じるようになった。

ノースショアの波が20フィートだとニュースで言っていた。

ハワイは夏から冬になったのだ。



晴れた日曜の朝、ビーチで泳ぎ、画材やに行って、 ROSS に行った。

ハワイに来たことがある人なら、きっと知っているROSS。

MACY’Sなどのデパートで売れ残ったものを、格安で売っている店で、

コーヒーや調味料からキッチン用品、おもちゃも洋服も靴も、インテリアも家具もベッドカバー類も化粧品もなんでもある。

新品が格安で買えるのだから、いつも混んでいる。

洋服類は、残念ながら私のサイズがほとんどないので、ジュニアコーナーに行くが

それほどいいものに出会ったことはない。

子供服は、ROSSで買うのがいいかもしれない。4ドルぐらいからある。

ここではスターバックスのコーヒー豆や、チアシード、アボガドオイルなどを買う。

オーガニックの店だと20ドルぐらいするチアシードが5ドルぐらい。

枕も、デパートでは買えなくなった。

ROSSで買った枕と同じもの(7ドル)が、MACY’Sで50ドル以上していた。

だからROSSに行くのは大好きなのだが、今まで車で15分かかる場所にあったのが、

8分で行けるショッピングモールにオープンしたのだ。

これは行かずにいられようか。

ROSSのほかにも新品を格安で売る店TJ MAXが、ホノルルにある。

TJ MAXには、自然派の化粧品が充実していて、キッチン用品も種類が多い。





ROSSで買った、新しい爪とぎ。

チーズケーキたちは新しいものが大好き。

床に置くなり飛びついて、がりがりばりばりやっている。

いいなァ、きみたちを見ていると幸せな気分になるよ。






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うっかりはちべえ

2018-10-14 17:58:34 | 日記
ハワイのユニクロで買った、てろてろのワイドパンツは、そのまま履くと長すぎて

松の廊下になる。

日本のユニクロと同じように、ハワイでも丈直しをやってくれるのだが(縫い目が外に出ていいなら無料、

縫い目を隠すなら有料。こんなサービスはハワイじゃユニクロだけだと思う)

待っている時間もなかったので自分でやることにした。

長さを決めて、マチ針を打って、ちくちくと縫い始めた。

この調子ならそれほど時間がかからずに終わりそうだと思い、半分ほどきたところで

表側の縫い目を確認しようとしたところ、輪になる反対側の布も一緒に縫い付けてあり、

これでは足が入らない。

半世紀あまりも私をやっていると、こんなことでは驚かなくなった。

この程度のことは数知れずやってきた。



日本に住んでいた時、冬に備えて毛布を出すとエリをつけた。

最初の結婚時代は、毛布は直接肌にあたるものだったので、

顔の部分にくるところにタオルを縫い付けて、汚れたら洗えるようにしていた。

これは私の母だけがやっていたのだろうか。

ベッドの上に毛布を広げ、長めのスポーツタオルで縁をはさむようにして

四つんばいになって縫い付けてゆく。

途中で糸をかえながら、ようやく縫い終わって毛布をもちあげたら

下のシーツまで一緒に持ち上がってきた。

ごていねいに毛布とシーツを縫いつけていたのだ。


しばしガックリと肩を落としたあと、

気を取り直して糸をほどき、ベッドに座り込んで毛布を膝の上に乗せて縫い始めた。

自分の服を一緒に縫い付けていないか、ときどき持ち上げて確認することも怠らなかった。

毛布は2枚あるのだ。

ちゃっちゃと終わらせないと肩がつまる。

服もシーツも縫い付けず、やっとエリを縫い終えた私は、ふと思った。

(このスポーツタオル、やけに短いんじゃないか?)

タオルの縁から、毛布の端までの距離が妙に長い。


私はわかってしまった。

私が何をしたのか。


私は毛布の長いほうの辺にタオルを縫い付けていた。


それも、1度糸をほどいて。


さすがの私も、気力が萎え、怒りすら沸いてきた。

その冬は、エリなしで過ごしたような気がする。





てろてろワイドパンツは、無事に裾を直した。








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「SALT」に行った

2018-10-13 20:12:27 | 日記
カカアコ地区にできた商業ゾーン「SALT」に行った。

カカアコは、倉庫や車屋などがある、なんでもない地区だったのだが

倉庫の壁の派手な壁画が話題になり、目を引く壁画があちらこちらに描かれるようになった。

そしてぽつぽつと小さなカフェができはじめ、数年前に店が集まった建物ができた。

その建物の名前が「SALT」だ。

そういうものができたらしいのも、壁画のことも知っていたが、初めて行った。




2階たての建物に、レストランやカフェ、ブティックなどが入っている。





チョコレート専門店。

手作りのチョコレートを売っていて、試食ができる。

うすーい封筒状の袋にちょっぴり入ったチョコレートが、1300円ぐらい。

美味しいけど、高いかなあ。


花屋と雑貨屋が一緒になった店がある。

エアプラントを入れる、てのひらにおさまる小ささの陶器の器が4000円。

その器を入れる、布でできたカバーが4400円。

ブティックも数件あったが、見えない空気の壁があって入れない。

カフェは外にテーブルが出ていて、日本人の旅行者が数人、携帯電話をいじっていた。

以前、カイルアに長いこと店を開いていたレコードショップが、ここに移転していた。

手作りソーセージの肉屋もあった。

ビール専門のバーがあり、カイルアにも店があるカフェがあった。

そのカフェでアイスコーヒーをクレジットカードで買ったら、

かわいい女の子が決済の画面をくるりとこちらに向けて、にっこりと笑った。

画面を見ると、アイスコーヒーの値段の下に 『15%・20%・25%・NO THANKS』と書いてある。

チップを選べ、というのだ。

カフェでコーヒーを買って、チップ?

運んでもらってもないのに?

NO THANKSを押したいのは山々だが、かわいい女の子が私を笑顔で見ている。

しかたがなく、15%を押した。

こんな見栄坊な私の気持ち、わかるかナァ。



おしゃれなものが少ないハワイで、ここは少しおしゃれかも。

おしゃれだけど、私には居心地があまりよくないかも。

田舎のほうがほっとするのは、田舎くさいものばかりの中で暮らしているからか。

おしゃれなカフェでお茶したい、とかぜーんぜん思わなくなったもの。



壁画の写真を撮っているのは、これも日本人ばかりだった。

きっとガイドブックに取り上げられているのだろう。

この地区は、実はあまり治安がいいとはいえない。

ちょっと前に、日本人の旅行者カップルが、壁画の写真を撮っていて

ドラッグをやっている地元の不良たちに殴られて、病院に運ばれたという事件があった。

たまたま不良がいるところに出くわしてしまったのだと思うが、

なるべく人がいるところを歩いたほうがいいと思う。












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