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(開設2015年1月1日)

タミヤ1/48 雷電21型 製作記・第1回

2024年03月15日 20時45分00秒 | タミヤ1/48 雷電製作記
大変長らくお待たせしました。久々のプラモ製作記です。レーヴェの完成後、すぐに次のキットの製作に着手したんですが、到着キットの紹介や道の駅関連の記事をアップするうちに製作記のアップが延び延びになってしまいました。と言うことで、今回から「タミヤ1/48雷電」を製作します。今月のブログヘッダーに貼ってあるタミヤの古いキットです。

こちらが今回製作することにした「タミヤ1/48雷電」です。飛行機モデラーさんなら一度は手に取ったことがおありかもしれない?古(いにしえ)のキットです。

まずはキット紹介から…。

全パーツです。現在の48キットに比べるとパーツ数は極端に少ないです。言い換えれば今のキットはパーツ数が多すぎなんかもしれないですね。当時はこれが主流で、その後、ディティールを追い求めている内に、現在のようなパーツ数が多く、高価な大人のホビーのような形になってしまったように思います。パーツが一つ破損してますね。どこか分かりますかね?

側面図だけですが、カラー塗装図が入っています。デカールは必要最低限のものが印刷されています。艶消し処理されたデカールで、見るからに硬そうなイメージです。懐かしのチューブ入り接着剤もあります。

組立説明書は横長の1枚もの。(表裏の画像を貼り合わせました。)マーキングは3種類。まだどれにするかは未定。タミヤらしくフィギュアが2体セットされています。今回はフィギュアを搭乗させますよ。😉

👈説明書に印刷されている初版キット発売時の年月。50年以上前のキットと言うことになります。

このキットを作ることにした理由の一つとして、まず自分ルールの製作ローテが48の飛行機キット(日本機)を作る順番だったこと、それから拙ブログ開設後、タミヤの飛行機キットを全スケール通じて一つも作っていなくて、タミヤの飛行機キットを作りたくなったと言うのが一つ、次に、日の丸航空隊殿が先日、タミヤの強風を製作されているのを拝見し、リベット打ちに挑戦されていたので、こちらもリベット打ちに挑戦したくなったと言うのがもう一つの理由です。48キットならハセガワのキットがあるじゃないか!と言われそうですし、実際、ハセガワの方がモールドなども優秀だと思うのですが、タミヤの飛行機キットを作りたい気持ちが強く、いつも自室の積みプラの棚から「はよ作らんかい!」と言われているような気がして、こちらのキットを作ることにしました。リベット打ちは…、どうなったんでしょうか?😨

で、リベット打ちにはそれなりの図面が必要と言うことで、下の資料を用意しました。
丸メカ、世界の傑作機(アンコール版)です。世傑には残念ながらリベット図は掲載されていません。

こちらは丸メカで取り上げていたそれぞれの機体を1冊に纏めた本で、雷電に関しては上の丸メカに掲載されている内容と殆ど同じです。写真はありませんが、これ以外にモデルアート別冊の飛行機スペシャルなどを用意しました。

それでは、製作開始です。まずは仮組みからです。

50年前のキットと言うことを考えると、合いは悪くない印象です。このキットの入手経路はよく覚えていないんですが、自分で買ったものではありません。現在ではこのキットのシリーズナンバーはNo.18になっていますが、こちらのキットではシリーズトNo.7となっていることから考えて恐らく初版キットだと思うし、再販キットとはプラ素材の色が異なります。(RLMグレーをかなり白っぽくしたような感じとでも言えば良いのかな?) 海外キット慣れしていることもあってか、プラが非常に硬く感じます。梨地じゃないのも国産キットならではでしょうか?


このキット、作られた方も多いと思いますが、パネルラインが凹凸混在しています。特に胴体部分のパネルラインは一部を除き殆どが凸モールドなので、リベット打ちと併せて彫り直すことにしました。まず捨てサフを軽く吹き、モールドがよく分かるように鉛筆でラフに凸モールド部分をなぞりました。パネルラインも資料本の図面とは異なる箇所が多数あるので、それらも含めて彫り直します。でもこれが後で藪蛇になるとは…。

ピントが合ってませんが、赤丸部分に目立つヒケがあります。タミヤのHPの完成写真を見るとよく分かります。ここも修正します。

タミヤ 1/48 傑作機シリーズ 海軍局地戦闘機 雷電21型

www.tamiya.com

 

スジボリに使用したのはこの2つ。下はハセガワのラインエングレーバ−1 (細彫り用)ですが、かなり切れ味が落ちて来ているので、新しいのが欲しいですね。刃が交換できないのが難点かも?


カーブ部分はガイドテープを張ってそれに沿って彫り直しますが、このガイドテープが曲者で、貼り直すと極端に粘着力が落ちてしまいます。つまり張り直しできないと言うことです。で、彫り直し中にテープがずれて修正を余儀なくされてしまいます。もう少し粘着力の強いテープを用意した方が良かったかも…。

どうにかこうにかスジボリの彫り直しが終わり、いよいよいつ以来か忘れてしまっているリベット打ちの開始です。

前はカルコで一つずつチマチマリベット打ちを行ないましたが、今はリベットルーラーなる便利な道具あって、私もそれを使ってみることにしました。今回使用したのは、上の写真にあるSBSモデルの1/48用リベットルーラー(商品名はリベッター)です。

まずは水平尾翼から開始です。ちょっとミスった部分もありますが、こんな感じでリベットが再現できます。プラ素材が硬いせいなのか、あまり深みが感じられず、ピッチも細かい気がします。サフ吹きしたら消えちゃいそうです。

水平尾翼が終わり、次に主翼下面に移ったのですが、ここで問題発生! 結論から言うとリベット打ちは断念しました。主翼下面のリベット打ち開始に当たり、図面を見てパーツに位置決め用の当たりを付けた所までは行ったんですが、視力が劣化してしまい、図面が読めなくなってしまいました。普段から視力の劣化は感じていて、今こうしてブログの記事をタイピングしていてもモニターを見るのが辛い状況です。視力と言うより、カスミ目やボヤケが酷いと言った方が正しいかもしれないですが、モノを見るのがかなりしんどい時があります。何度か眼科にも行きましたが、白内障のなりかけと言われたことがあります。去年、運転免許証の更新時に、視力で不合格になるかもしれないと心配していましたが、その時は辛うじて合格になったものの次は分かりません。

と言うことで、せっかくリベット打ちに挑戦しようと意気込んでいましたが、リベット打ちを中止することにしました。目の調子の良い時にすりゃええやん!と言われるかもしれませんし、それも考えましたが、そんな状態でこのままリベット打ちを続けていたら完成すら危ぶまれる状況になって来たので、ちょっと悔しいですが断念することにしました。スジボリを彫り直せただけでも良かったと思うことにします。

言い訳がましくなりましたが、水平尾翼のリベットはパテを盛って埋め戻しました。スジボリは墨入れして確認しましたが、胴体左右を合体して接着面を修正してからスジボリを追加します。胴体左のヒケも修正しています。

下ごしらえが終わったので、組み立てに入ります。

いつもはフィギュアは後回しにするんですが、今回は先に片付けることにして、パーティングラインを確認するためにサフを吹きました。この後、パーティングラインの処理を行ないました。

上でパーツが破損していると書きましたが、破損しているのはここ。シート右側にあるレバーですが、根元だけでレバーがありません。ここは自作します。

延ばしランナーで自作しました。先端の握り部分はイージーサンディングを盛り付けて、サンディングして整形しました。

今回はここまでとなります。長々とあれこれ書きましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。次はコクピットの製作となります。

士の字を目指して、第2回に続く。