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(開設2015年1月1日)

近畿の道の駅 全部巡ってやるぜ!≪奈良県編≫ 第7回 再び吉野路へ(前編)

2021年07月14日 23時37分00秒 | 道の駅
オリンピックの開会式まであと数日ですが、東京には4回目の緊急事態宣言が発出中で、その状況下でのオリンピック強行が吉と出るのか凶と出るのか? コロナの感染拡大が拡大しない事を祈るしかないですね。

さて、道の駅巡り≪奈良県編≫ 第7回目ですが、去年訪問した時の写真がなぜかPC内に残っていなくて、改めて写真を撮りに行こうと思っていたのですが、コロナの感染が増加傾向になり、越県自粛を余儀なくされてしまい、それが解除されるのを待って今年6月26日(土)に約1年振りに行って来ました。

まず最初に紹介するのは「道の駅 杉の湯 川上」で、最初に訪れたのは2016年6月に国道169号線全線走破した時です。その後、去年7月、和歌山県の道の駅巡り≪第2回≫で紹介した「道の駅 おくとろ」からの帰りにも立ち寄った道の駅です。



過去2回はいずれも南側からのルートでしたが、今回は北側からのルートで、京奈和道五條ICから国道309号線、国道24号線(国道168号線重複)、国道370号線を経由して、国道169号線に入りました。(上のGoogleマップのルートとは一部異なります。)

天気は少々曇り空で、今にも雨が降り出しそうな気配ですが、それにしても人がいませんね。過去2度の訪問時はバイクが屯していて、多くの人で混雑していましたが、これもコロナが影響しているんでしょうか? 1993年4月22日の道の駅制度が生まれた第1回目に登録された、吉野郡川上村の国道169号線沿いにある道の駅で、管理団体は川上村となっています。


建屋の入口には「山幸彦のおみやげ屋」と書かれた看板が掲げられていますが、こちらの道の駅や川上村との関係性などは分かりません。「山幸彦」に関してはこちらをご覧下さい。

川上村の観光マップです。川上村は、紀の川(奈良県では「吉野川」)の源流部に位置する村で、人口は約1,000人程度です。大台ヶ原へのアクセス拠点にもなっています。

道の駅の登録証です。目立つ所に掲げられていました。時刻はまだ早い時間でしたので、名物の麺コーナーは準備中のようでした。

道の駅沿いの国道169号線を南に向かって写した青看です。大台ヶ原へはこの先にある伯母谷ループ橋を渡り、県道40号線でのアタックとなりますが、この40号線、かなりの山岳道路で、改良工事は進んではいますが、一部離合困難な険道部分も残っています。観光シーズンには大型バスもやって来るので、離合困難部分で出くわすと地獄を見ますよ。

道の駅の対面にある駐車場にも「山幸彦の村 かわかみ」と描かれた図画のようなものが掲示されています。で、ちょっと気になったので調べて見た所、毎年11月に「山幸彦まつり」と言う祭事が開催されているようで、山幸彦と川上村とは何かしらの因果関係があるようですね。

道の駅に隣接する形で、「ホテル杉の湯」があり、日帰り温泉なども楽しめるようです。ここの料理人が作るダシを使った「うどん」と「そば」がこちらの道の駅の名物となっているようです。

この日訪れた道の駅のスタンプは既にゲットしているので、写真撮影を済ませて次の道の駅に向かう事にしました。

次の道の駅に向かう途中にある伯母谷ループ橋の標識です。169号線の難所部分を5本のトンネルと橋梁4箇所で構成されたループ橋となっています。旧道は今も残っている(走行可能かは不明)ようですが、かつて伯母谷を越えるにはこの旧道しかなく、交通の難所となっていた部分です。日本の技術力の高さを垣間見られる部分です。良く作ったもんです。😲

先に書いた2016年6月の国道169号線全線走破時に写し損ねた国道309号線との分岐交差点です。全線走破時の画像は某ブロガーさんから頂いた写真で、北向きに写したものです。今回の画像は南向きから写しています。ここから南側は国道169号線と国道309号線の重複区間になりますが、右折すると309号線単独となり、天川村方面に向かいます。この先にある行者還トンネルはシャッターのあるトンネルとして、酷道ファンには有名です。道路自体の線形もかなり悪い酷道ですが、≪奈良県編≫ 第3回で紹介した 「道の駅 吉野路 黒滝」に続く国道でもあります。

国道309号線の説明が長くなってしまいましたが、次に向かうのは「道の駅 吉野路上北山」です。予定では先にこちらの道の駅に行く予定でしたが、トイレ休憩も兼ねて、先に「道の駅 杉の湯 川上」に立ち寄る事にしました。

道の駅の標識です。こちらの道の駅も、国道169号線走破時に立ち寄った事のある道の駅です。「道の駅 杉の湯 川上」から約30分程で到着しました。

国道169号線沿いの道の駅ですが、恐らく奈良県の道の駅の中では、一番こじんまりとした道の駅になると思います。道の駅と言うよりコンビニと言った風情のある道の駅です。吉野郡上北山村にある道の駅で、管理団体は上北山村及び上北山村商工会となっています。こちらの道の駅も1993年4月22日の道の駅制度が生まれた第1回目に登録された道の駅です。

ここで少々、上北山村について書いておきます。奈良県の村の中では2番目の面積を持つ村(1位は十津川村)で、人口は2021年6月現在、推計で491人となっています。ここから国道169号線を更に南に進むと、下北山村に繋がりますが、下北山村には道の駅はありません。因みに下北山村の人口は2021年6月現在の推計で724人となっています。和歌山県にも飛び地の村として有名な北山村がありますが、いずれも廃藩置県以前は紀伊の国の牟婁郡に属していた地域です。(現在の奈良県上北山村と下北山村は、元は牟婁郡の一部であったが、後に大和国吉野郡に編入された。←Wikipediaより)


道の駅はヤマザキショップとなっており、前述したようにコンビニの役割を担っているようです。土産物コーナーもありますが、産直品などの販売はないようです。

道の駅の東側(写真右側)は北山川(この先、熊野川に合流)が流れており、対岸には上北山温泉があります。この日も、温泉目当てで訪れたと思われる他府県ナンバーの車が数台駐車していました。

道の駅から見た北山川です。橋の向こう側に見えるのが、上北山温泉の温泉施設です。渓流釣りの人の姿も見えますね。

渓流釣りの写真を撮らせて頂きました。丁度この後、鮎(だと思う)が釣れていました。鮎釣りってやった事ありませんが、お金もかかりそうですね。竿が長い!

「上北山温泉・薬師湯」です。数台の車が停まっているのが見えますが、温泉にはそれほど興味がないので、写真だけ撮って、この日最後となる道の駅に向かう事にしました。奈良県編最後となる道の駅でもありますが、向かう道中、ちょっと寄り道した場所があり、そちらも紹介しようと思うと長くなってしまうので、前後編に分けさせて頂く事にしました。と言う事で、次回、後編(≪奈良県編≫ 最終回)までお待ち下さい。

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6 コメント

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Unknown (ヒロシ)
2021-07-15 11:25:01
どちらの道の駅も山の中にあるという感じで風情があって良いですね。
道の駅「吉野路上北山」はほぼコンビニですね。
温泉はしばらく行ってないですねぇ。
コロナが落ちついたら家族で温泉旅行したいです(笑)
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Unknown (0-sen(零銭))
2021-07-15 14:16:04
ヒロシ殿、コメント有難うございます。
今回で奈良県編は終わりだと思っていたのですが、長くなりそうなので、前後編に分ける事にしました。次回、最終回となります。
今回紹介した道の駅は、過去に何度か訪れた事のある道の駅ですが、今までの訪問の中では一番閑散としていました。時間が午前中だったと言うのもあるかもしれませんが、コロナの影響もありそうです。
どちらも国道169号線沿いの山間にある小さな道の駅ですが、温泉設備が近くにある道の駅でもあります。大台ヶ原へ行く途中の休憩ポイントにもなっているようです。
近畿の中では奈良県が村の数12村で一番多いのですが、上北山村と下北山村って、なぜ上下に分かれてるんですかね? 合併出来ないのが不思議です。そんな事ふと思いながら、次の道の駅に向かいました。😅
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Unknown (あきみず)
2021-07-15 20:07:25
奈良県のこの辺りは和歌山から抜けたときに
通ったような?大雨で道路が寸断されたて
からだいぶん経ったあと走ったのですが
片側規制で苦戦した記憶があります。
物産販売でなくコンビニで利用を促しているような感じです。緊張を長時間強いられる
走りはもう出来ないです。
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Unknown (0-sen(零銭))
2021-07-15 21:15:20
あきみず殿、コメント有難うございます。
>奈良県のこの辺りは和歌山から抜けたときに通ったような?大雨で道路が寸断されたてからだいぶん経ったあと走ったのですが片側規制で苦戦した記憶があります。⇒大阪から和歌山(南紀)方面に抜ける国道としては、この国道169号線と国道168号線がありますが、どちらも終点は新宮市橋本交差点となっています。両国道もまだ一部狭隘区間が残っている部分もありますが、以前に比べると改良工事も進んでいるようです。北部に住んでる人間には169号線ってあまり使わないと言う事で、以前、息子と全線走破しました。169号線に起点は奈良市の県庁東交差点です。(168号線は枚方市の天の川交差点)
>物産販売でなくコンビニで利用を促しているような感じです。緊張を長時間強いられる走りはもう出来ないです。⇒村民の為の道の駅と言う役目も担っているんだと思います。
狭隘道路も神経使いますが、阪神高速や名阪国道もかなり神経使いますね。出来れば利用したくない道路です。、今週末、残っている滋賀県の道の駅に行く予定ですが、阪神高速を使う必要がないので、その分、ちょっと気が楽です。
次回で奈良県編が終わり、続いて京都府編に続く予定ですので、お楽しみに!
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Unknown (クラキン)
2021-07-17 17:51:09
雨が多く、山深い所に入ってきましたね。
もう少し南に行くと吉野熊野が近くなってきます。
山幸彦、海幸彦・・・懐かしいです。
やはり神話の郷ですね。
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Unknown (0-sen(零銭))
2021-07-17 20:32:46
クラキン殿、今晩は。つい2時間ほど前に道の駅巡りから帰宅したばかりです。今日から滋賀県の道の駅訪問を再開しましたが、あと3ヶ所残したまま帰って来ました。(行こうと思えば行けたかもしれませんが、帰宅が夜遅くになるのが確実で、両親の事を考慮して明るい内に帰って来ました。)残り3ヶ所はまた近いうちに訪ねようと思っています。
さて、奈良県編ですが、今回紹介した道の駅はどちらも過去に何度か訪れた事のある道の駅で、写真も残っていると思っていたのですが、なぜかPC内に画像がなくて、仕方なくもう一度出掛ける事にしました。国道169号線沿いの山間の小さな道の駅ですが、両方ともに温泉施設が近くに存在するので、温泉好きには良い所かもしれませんね。やや交通の便が悪いのが難点ですが、奥熊野の観光を兼ねてのドライブには良いかもしれないですね。コロナが無ければもっと人出も増えると思いますが、この日は閑散としていました。
川上村の山幸彦の関りを調べてみたのですが、詳しい事は分かりませんでした。森林業が盛んな村なので、山幸彦に感謝と言う事かもしれませんね。
奈良県編は次回で最後となりますが、その前に研三の製作記をアップしようと思っています。
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