令和6年も残り僅かとなり、そろそろ今年の総括をと考えていますが、その前に、今年最後の製作キットを紹介しておきます。年内完成は最初から考えていなくて、年跨ぎでの製作になりますが、来年は昭和100年に当たりますので、何か100に因んだものをと言うことで「タコム1/35 Vk.100.01(P) K3382」を選択しました。
空モノのあとはAFVキットと言うことにしているので、E-100も候補の一つでしたが、アミュージングホビーのキットが続く(今年最初の製作キットであるレーヴェや先日製作したトリープフリューゲル)ことになるので、他のメーカーのキットと言う意味で、こちらを選択しました。今年7月下旬に届いたキットです。Vk.100.01(P) K3382については、下のリンク先をご覧下さい。
製作開始前にキットの中身を紹介しておきます。
説明書は、中国メーカーに良く見られる横長スタイル。塗装指示など一切書かれていないのも、中国製にはよくあることで、こちらの説明書にも塗装指示は一切表記されていません。
架空マーキングが3種類。こちらも色名が書かれていません。左端が箱絵のものですが、右端の塗装で仕上げることにしています。
以下、パーツ紹介となります。
同社のタイプ205 「モイスヒェン」 超重戦車との共用パーツ(だと思われる)ホイール関係のパーツ。ただ「モイスヒェン」は転輪8連に対し、こちらは6連なので、パーツが余ります。なお、このキットにはAパーツのランナー(スプルー)はありません。
履帯は樹脂製ですが、2枚を繋ぎ合わす形となっています。タミヤの樹脂製履帯とは異質で、シリコンゴムみたいな感じがします。
転輪パーツを除けばパーツ数はそれほど多くありません。と言うことで、戦車キットのセオリー通り、足回りから製作スタートです。
起動輪と誘導輪が同じ形だとは知りませんでした。
転輪は2枚を張り合わせるタイプで、張り合わすと内面の塗装が難しくなるので、先にオキサイドレッドサフ(タミヤの缶スプレー)を吹いておきました。
サスペンションと転輪を組み上げ、ゲート処理&パーティングライン処理を行ないました。この辺が戦車キットを作るうえで一番面倒臭い部分かも?
ホイールの取り付けは写真のような形になります。ホイールもサスペンションアームも全て可動します。
最終的な形態はこんな感じになります。これを見れば履帯の後付けが難しいのがよく分かりますね。
組み上げてからの塗装が困難な部分を先に塗装しておきます。マーキングは前述の通り、塗装図にある右端の塗装にします。で、その塗装の茶色部分がひょっとしたらオキサイドレッドのままを想定しているのでは?と思い、ガイアのオキサイドレッドを吹こうと思ったんですが、どうも違和感があり、同社のレッドブラウンを吹くことにしました。
こちらがガイアのレッドブラウン(左)とオキサイドレッド(右)です。塗装図的にレッドブラウンを選択しました。
先にMr.カラー22番ダークアースを吹き…
ダークアースを残す感じで、ガイアカラー203番レッドブラウン(ロートブラウン)を吹きました。この辺は組み上げると殆ど見えなくなる部分です。
履帯を先に取り付ける必要があるので、履帯の塗装を行なうことにしました。
履帯は2枚を金属線を差し込んで接続して片側分となります。上のパーツ紹介で忘れていましたが、袋に入っているのが接続用の金属線です。
接続した状態で、マルチミッチャクプライマーを吹きました。乾燥時間が長いのと匂いが強烈なのが難点かも? 夏で4時間、冬は6時間以上の乾燥時間必要です。 接続用のピンを差し込むのも一苦労で、下手すりゃ自分の指を突き刺しそうです。滑りが悪い(樹脂がシリコンゴムのように柔らかい)のが原因で、無限軌道にする時は、油を塗ろうと思っています。
プライマーの乾燥を待って、タミヤラッカーLP-54 ダークアイアン(履帯色)を吹きました。
そして、やっちゃいました😓 履帯のウォッシング中に、塗料瓶を転倒させてしまいました。以前も接着剤をひっくり返してキットをダメにしてしまっているのに、今回も同じヘマをやらかすとは、注意力が衰えている証拠かもしれませんね。幸いエナメル塗料なので、ウォッシングは無事に完了しました。転倒して溢れてしまった塗料を使用したのは言うまでもありません。😅
年内に履帯の取り付けまで進めて年越しとなりそうです。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。🙇
空モノのあとはAFVキットと言うことにしているので、E-100も候補の一つでしたが、アミュージングホビーのキットが続く(今年最初の製作キットであるレーヴェや先日製作したトリープフリューゲル)ことになるので、他のメーカーのキットと言う意味で、こちらを選択しました。今年7月下旬に届いたキットです。Vk.100.01(P) K3382については、下のリンク先をご覧下さい。
製作開始前にキットの中身を紹介しておきます。
説明書は、中国メーカーに良く見られる横長スタイル。塗装指示など一切書かれていないのも、中国製にはよくあることで、こちらの説明書にも塗装指示は一切表記されていません。
架空マーキングが3種類。こちらも色名が書かれていません。左端が箱絵のものですが、右端の塗装で仕上げることにしています。
以下、パーツ紹介となります。
同社のタイプ205 「モイスヒェン」 超重戦車との共用パーツ(だと思われる)ホイール関係のパーツ。ただ「モイスヒェン」は転輪8連に対し、こちらは6連なので、パーツが余ります。なお、このキットにはAパーツのランナー(スプルー)はありません。
転輪パーツを除けばパーツ数はそれほど多くありません。と言うことで、戦車キットのセオリー通り、足回りから製作スタートです。
起動輪と誘導輪が同じ形だとは知りませんでした。
転輪は2枚を張り合わせるタイプで、張り合わすと内面の塗装が難しくなるので、先にオキサイドレッドサフ(タミヤの缶スプレー)を吹いておきました。
サスペンションと転輪を組み上げ、ゲート処理&パーティングライン処理を行ないました。この辺が戦車キットを作るうえで一番面倒臭い部分かも?
ホイールの取り付けは写真のような形になります。ホイールもサスペンションアームも全て可動します。
最終的な形態はこんな感じになります。これを見れば履帯の後付けが難しいのがよく分かりますね。
組み上げてからの塗装が困難な部分を先に塗装しておきます。マーキングは前述の通り、塗装図にある右端の塗装にします。で、その塗装の茶色部分がひょっとしたらオキサイドレッドのままを想定しているのでは?と思い、ガイアのオキサイドレッドを吹こうと思ったんですが、どうも違和感があり、同社のレッドブラウンを吹くことにしました。
こちらがガイアのレッドブラウン(左)とオキサイドレッド(右)です。塗装図的にレッドブラウンを選択しました。
先にMr.カラー22番ダークアースを吹き…
ダークアースを残す感じで、ガイアカラー203番レッドブラウン(ロートブラウン)を吹きました。この辺は組み上げると殆ど見えなくなる部分です。
履帯を先に取り付ける必要があるので、履帯の塗装を行なうことにしました。
履帯は2枚を金属線を差し込んで接続して片側分となります。上のパーツ紹介で忘れていましたが、袋に入っているのが接続用の金属線です。
接続した状態で、マルチミッチャクプライマーを吹きました。乾燥時間が長いのと匂いが強烈なのが難点かも? 夏で4時間、冬は6時間以上の乾燥時間必要です。 接続用のピンを差し込むのも一苦労で、下手すりゃ自分の指を突き刺しそうです。滑りが悪い(樹脂がシリコンゴムのように柔らかい)のが原因で、無限軌道にする時は、油を塗ろうと思っています。
プライマーの乾燥を待って、タミヤラッカーLP-54 ダークアイアン(履帯色)を吹きました。
そして、やっちゃいました😓 履帯のウォッシング中に、塗料瓶を転倒させてしまいました。以前も接着剤をひっくり返してキットをダメにしてしまっているのに、今回も同じヘマをやらかすとは、注意力が衰えている証拠かもしれませんね。幸いエナメル塗料なので、ウォッシングは無事に完了しました。転倒して溢れてしまった塗料を使用したのは言うまでもありません。😅
年内に履帯の取り付けまで進めて年越しとなりそうです。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。🙇
次回に続く。
>楽しみです(^^)... への返信
黒猫2号殿、年末のお忙しい中、コメント頂き嬉しいです。ありがとうございます。
Vk100.01(P) 計画の中の一つの案として図面まで出来上がっていたみたいですが、それを3D化するとこんな滑稽(って言ったら失礼かな?😄)な形になってしまったと言うことのようです。
ヒトラーの「敵歩兵に対する防御力の増強の為、短砲身砲が必要である」との提案に応え、主砲塔の車長用のキューポラの代わりに、75mm KwK L/24搭載の砲塔を設置した図面番号K3382の予備設計が提出されました。とキットの紹介文には記載されていますが、子亀の砲塔は固定で可動しないし、灯台下暗しになってしまいそうに思います。ヒトラーさんには逆らえないってことですかね? このインパクトあるスタイルが私好みで、ついポチってしましました。😅
塗装は、箱絵のダークイエローではなく、茶色と緑の迷彩塗装になります。最終的にどうなるか分かりませんが、楽しみですと言って頂き、光栄です。
>これからも、素敵な作品や記事をまた拝見させて頂けるものと信じています。
来年の2025年も本年とかわらず、よろしくお願い致します。⇒有難いお言葉を頂き感謝申し上げます。貴ブログにあまりコメント出来なくて申し訳なく思っていますが、来年も拙ブログをご贔屓いただけますよう、お願い申し上げます。どうぞ、佳き新年をお迎えください。
イヤこりゃまったく、なスタイルですね(;'∀')
親亀、子亀、そして孫亀と重ねたような、
そしてデカすぎる孫亀、いや小砲塔?
冗談を絵にしたようなスタイルには本当に驚かされました。
第3帝国計画物は、だいたい恰好イイものと相場が決まっているように思うのでが...
子供の頃見た空想科学マンガに出てくるようなスタイルは、これはこれで別格のスゴさがありますけど(笑)
如何にすればリアルに見せることが出来るのか!?
迷彩パターンが大きなポイントになってくるような気がするのですが(^^;
さて2024年中は、色々な素晴らしい作品を拝見出来る事が出来て嬉しかったです、
出不精のワタシにとっては、道の駅巡りを始めとする旅行記も大変興味深いもので、
大いに楽しまさせて頂きました。
これからも、素敵な作品や記事をまた拝見させて頂けるものと信じています。
来年の2025年も本年とかわらず、よろしくお願い致します。
>こんにちは。... への返信
日の丸航空隊殿、コメントありがとうございます。
>タコムのVk.100.01(P)K3382発進ですね。
超巨大戦車で、マウスの発展型でしょうか?⇒マウス計画が始まった時の最初期案となったのがこのVk.100.01(P) K3382です。K3382と言うのは、図面番号のことで、Vk100.01(P) マムートの主砲塔に車長用のキューポラの代わりに、75mm KwK L/24搭載の砲塔を設置したのがこの計画戦車になります。 まさかキット化されると思ってもいなくて、この奇っ怪なスタイルに思わずポチってしまいました。現在もまだ入手可能です。
>転輪の幅が、巨大な戦車を物語っていますね。⇒マウスの前身となったモイスヒェンは転輪8連×2列に対し、こちらは6連×2列となっていますが、6連では支えることが難しく、機動性も劣ると言うことで廃案になったらしいです。
塗装については、箱絵のダークイエロー地の迷彩塗装と迷いましたが、今回は雰囲気を変えようと思い、茶色と緑の迷彩塗装を選択しました。比較的塗装も楽そうだと言うのも選択の一つです。お書きのように茶色は錆止めを想定しているのかもしれないですが、レッドブラウンと言うことにしました。実体はないので、当然架空塗装です。
>シリコーンのような履帯は、始めて聞きました。
経年劣化などには強いのでしょうか。
そのあたり気になりますね。⇒タミヤの樹脂製履帯に比べてヘナへナ(柔らかい)感があります。接続も焼止めではなく、ピンを差し込んで接続するようになっています。それはそれで良いんですが、塗料が食いついてくれるのか気になる部分で、プライマーを塗布して塗装していますが、今日、ウェザリングを行なった所では塗料剥がれは生じていません。ウェザリング中に履帯の接続を間違っているのに気付き、繋ぎ直しました。本編の写真でどこだかお分かり頂けると思います。(次回、紹介します。)
ビンの転倒は、皆さんご経験があるようですね。今回は接着剤でなくて良かったです。自作のウェザリング塗料が殆どなくなってしまったので、次に備えて作って置こうと思っています。
次の製作記は年明けになりますが、次回までに履帯の取り付けは完了しそうです。
タコムのVk.100.01(P)K3382発進ですね。
超巨大戦車で、マウスの発展型でしょうか?
転輪の幅が、巨大な戦車を物語っていますね。
大戦末期のドイツ戦車は、塗料の枯渇&手間省きのために、オキサイドレッドのまま前線に出撃していったそうですね。
この車体も、その流れを汲んだ塗装例になっているのでしょうね。
シリコーンのような履帯は、始めて聞きました。
経年劣化などには強いのでしょうか。
そのあたり気になりますね。
接着剤や塗料の転倒事故は、制作時のつき物ですね。(^^)
自分もエアブラシに塗料を注ぐときに、ビンの尻に塗料を回して作業机汚しまくってます。(^^;)