8月27日(金) 神戸国際会館大会議場で第4回「神戸おこし亭」
三宮の地下通路を歩いてたら「神戸おこし亭」を案内する大きなポスター。
あらっ、いつの間に4回目。しっかり、続いてたんですねー。
招待券が当たりまして、行ってきました。
「神戸おこし亭」は三ノ宮南地区の、
「街興し」、「街の財産の掘り起こし」、「ようお越し」の三つのおこしをかけて名づけられたそうですよ。
三ノ宮南まちづくり協議会の主催です。
会場がフラットなので、高座はまさに高座^^です。
出演者と演目は―
桂咲之輔/桃太郎
なかなか寝ない息子に「桃太郎」の話をして寝かしつけようとした父親のほうが寝てしまう話。
猛暑の中出かけて行って、気持ちよい空調で、私もうつらうつらしてしまいました。
桃太郎に登場してくる人・物には一つ一つ深い意味があるらしい。
咲之輔さんは昭和58年生まれの若手です。
桂こごろう/青菜
仕事を終えた植木屋に、その屋敷の主人が酒をふるまいます。
青菜を酒のアテに出そうとすると、奥方が上品な言い方で、食べてしまったことを伝えます。
それを聞いて感心した植木屋、家でも女房に使わせようとしたけれど、できるはずがない。
こごろうさん、正座してひざを上げて歩くふり。身が軽いです。
林家花丸/千早ふる
「千早振る 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くぐるとは」
のとんでも^^解釈の話。
川の流れのようにとうとうとよどみなく一気にしゃべる花丸さん。
楷書のようなきっちりした落語でした。
林家小染/応挙の幽霊
夏らしく幽霊登場です。ちっともこわくないけどね。
安く仕入れた幽霊の掛軸が高く売れて、骨董屋が祝杯をあげているうちに、掛軸の中の女の幽霊と酒を酌み交わすことになります。
小染さんの一升瓶から茶碗に酒を注ぎ、飲み干すさまのうまいこと。
小染さんは五代目。先代はパンダの小染さん。正式入門は昭和59年とありますから、入門直後に、先代は酔っ払って自動車事故で亡くなったんですねぇ。
訃報は娘を産んだ病院で落語好きのオットから聞いたんでした。
5回目「神戸おこし亭」も楽しみに待っていることにしましょう。