楽しみにしていたわりには公開されて3週間も経って、阪急電車―片道15分の奇跡―を観てきました。
有川浩さんの小説『阪急電車』を読んだのは3年近く前。
「軽さを武器にしたい」とご自身が語る作風が好きで、図書館にリクエストしては読んでいる作家です。
ところが、お気に入りの作家にもかかわらず、前に読んだ本の中身はすぐ忘れてしまいます。
だから、映画も新鮮な気持ちで観られるというわけ。
本ではあまり印象に残っていなかった、軍オタの圭一(勝地涼さん)くんと植オタ(?!)の美帆(谷村美月さん)のエピソードは、ほのぼのかつ涙ものでした。
大学受験生(有村架純さん)と頭がキレてるとはいえない社会人(玉山鉄二さん)が、ありえないほどさわやかで、けな気です。
DV学生カツヤ役の小柳友さん、やっぱり光ってます。いいな~。
小さな翔子(高須瑠香さん)ちゃんの小林駅ホームでの演技は、大きな翔子(中谷美紀さん)をしのいでたんじゃないかしら。
神戸に住んでいるので、阪急電車をよく利用しています。
でも、あんな風体でしゃべりあうおばはん軍団は見たことないゾとか、関西学院大学出過ぎだとか、つっこみたくなるところもあるのですが、阪急電車(神戸線とその支線)の「おっとり感」がよく出ています。
「つばめの巣」を大事にしているところとかね。
関西に住むようになって、何がうれしいかって、ラッシュアワーを避ければ、電車にユッタリ乗れることです。
身動きとれない車内だったら、目や耳は開いていながら、閉ざしているようなものですから、こんな人間くさいストーリーは生まれてこないでしょう。
宝塚ホテルのエントランスにあった、1/15スケールのお菓子でできた阪急電車です。
今年1/14に撮った、阪急電車と「生」の字です。5/11~12日の雨で、また流れてしまったようです。
4/6に撮った、甲陽園線と夙川の桜です。
映画関連の「阪急電車フェア」は6月30日まで。ラガールカードもゲットしました。
東日本大震災関連の報道から
5月15日(日)
福島県川俣町、飯舘村からの計画避難開始