5月21日(土) 神戸学院大学メモリアルホールでチェロ・ピアノ デュオの午後
曲目は―
ハイドン◆アダージョ
ベートーヴェン◆チェロとピアノのためのソナタ 第3番
フランツ・ダンツィ◆モーツァルト《ドン・ジョバンニ》からの主題による変奏曲
マリア・テレージア・フォン・パラディス◆シシリエンヌ
ヨーハン・ネポムーク・フンメル◆チェロとピアノのための大ソナタ
アンコールで―
モーツァルト(シュレーダー編)◆チェロとピアノのためのアンダンティーノ
チェロ/平野玲音さん ピアノ/村本麻里子さん
2011年のグリーンフェスティバルが始まりました。
地域の方々や、学生・教職員に向けて無料で公開されているイベントです。
私は地域というには少々離れているところに住んでいるのですが、毎年楽しみに神戸学院大学まで出かけていきます。
春のシリーズ第1回は平野玲音(チェロ)さんと村本麻里子(ピアノ)さんのデュオです。
まず始めに、東日本大震災で亡くなった方々の慰霊のために、ブルックナーのピアノ小品「思い出」が演奏されました。
チェロの平野玲音さんは、もはや若手のくくりには納まらない経歴と研鑽を重ねていて、落ち着いた音を響かせてくれました。
彼女のプロフィールを読むと、東京大学で美学芸術学を専攻、修士課程も修了されているそうです。日本にいたら、どうしても「東大出のチェリスト」という枕詞がつきまといそうですね。
ただ、ご両親ともチェリストで、9歳からチェロを始め、著名なチェリストに師事されたそうですから、技術的には音大で学ぶ以上のチェロとの関わりかたです。
2002年にウィーンに留学して以来、現在もウィーンに拠点を置いて、演奏活動をしているそうです。
ピアノの村本麻里子さんはドイツ留学が長く、いいコンビネーションでした。