西宮市大谷記念美術館でグェッリーノ・トラモッティ展を観てきました。
会期は5/27日まで。滑り込みでした。
ネコや海藻^^、身の回りの道具や食物などをモチーフとした陶板(盤)に焼き付けた作品や浮き出た色が面白そうで、行きたいと思っていた展覧会でした。
イタリア・ファエンツァ市の陶芸学校出身のトラモンティは初期から晩年まで作風の異なった絵画、彫刻、陶器、陶板画などを残しているのですが、やはり最晩年の作品に魅かれました。
油絵、陶板ともに、黒い線で縁取りされ彩色されています。
油絵の絵具には砂が混ぜられ、絵の表面にざらざらと凹凸があります。絵具の塗り重ねとは全く違った独特の仕上がり感です。
油絵と陶板画は同時進行で制作されたようで、同じモチーフが随所にありました。
「イタリア・ファエンツァが育んだ色彩の魔術師」というのが展覧会のキャッチフレーズになっていますが、多用されている紺色が何とも素敵でした。ネコにも紺^^です。
大谷記念美術館のもう一つの楽しみはお庭巡り。
今回は緑優勢^^であちこちで群生しているユキノシタ以外、目立った花は少なかったかな。
トラモンティはネコがお好き!
ユキノシタ
キショウブ ゴクラクチョウカ
ブラシノキ
セイヨウフイリダンチク 黄色いのはメキシコマンネングサ(今年は盛りは過ぎていました)