『マスクは踊る』のタイトルに、この何ともすっきりしないよどんだ今の気分を吹き払ってくれると思って手にした本です。
でも図書館にリクエストして回ってきた本は、平成から令和をまたいで「オール読物」、「週刊文春」に連載された東海林さだおさんのエッセイとマンガを収録したもの。コロナ禍のとば口までで、まだ収束への期待が持てたころに発表された作品でした。
編集のタイミングでそれはいたしかたないことです。
「戦時下を経験している者にとってはコロナ下(禍)などはものの数ではない。なんのこれしき」とショージさんは言うけれど、精神論では解決できない強敵ウイルスです。
おりしも、今日の神戸新聞朝刊の投書欄にこんな意見が載りました。お若くはないけれど、戦争を知らない世代の方です。
ー略ー
五輪も万博もアジアで初めて開催した国が今やワクチン供給さえ外国頼みという体たらくだ。
ー略ー
感染拡大阻止と経済活動を両立させるためには、きちんと治療が受けられる医療体制を構築する以外にないと思うが、感染者数の増減に一喜一憂して緊急事態宣言だ、まん延防止だというだけの政治家たち。抜本的な対策がどうしてできないのか。戦略も物資もなしに国民に負担と犠牲を強いて戦争していた70年以上前の日本のようである。
次期総裁に誰を推すだの、解散だなどと言っている場合じゃないのに。
ほんとに、戦争は絶対起こしてほしくないです。
「おちょやん」のせりふのなかに、不戦の思いがたくさん盛り込んで
あるのが、「おちょやん」好きの理由の一つでもあります。
私が高卒で入社した会社には戦争で若い男性が少なくなったため、
結婚しないままの女子社員がたくさんいました。
ただ、家でおとなしくしているだけじゃなく政府に物申すことも
必要かと思います。
三密を避けること、マスク、手洗い、うがいは全然辛くはないので、
我慢できるのですが、後手後手政索、ワクチンの遅れに関しては、
怒りフツフツ^^わいてます。
「いつ終わるか分からないのが戦争だった、空からは毎日、爆弾が落ちてきて、自分がいつ死ぬかもわからなかった、でも毎日逃げて逃げて、それでもじっと我慢するしかなかった。
今は物が溢れて豊かになった分、そんなに出かけられないことがストレスになってしまうのかねぇ。
家で大人しくしていれば、みんなの命は守られるというのに」
戦時禍と今のコロナ禍とは一様にはいかないと思いますが
鉄砲玉とコロナ菌は同じ凶器、どちらも怖いです
昔の人は根性が入っていました、今は平和過ぎて腰抜け同士で、根性がありません
見えない凶器を、マスクで防がなくてはいけません、しかも、不織布のマスクで・・・。
頑張りましょう。