昨日23日に嘱託殺人の容疑で京都府警に逮捕された2人の医師のうちの1人、大久保容疑者は「高齢者を『枯らす』技術」というタイトルのブログを綴り、インターネット上にもブログのタイトルと一部が同じ電子書籍が確認できるそうです。
本の紹介欄にはこう記してあるとのこと。
「『今すぐ死んでほしい』といわれる老人を、大掛かりな設備もなしに消せる方法がある」「違和感のない病死を演出できれば警察の出る幕はない。荼毘に付されれば完全犯罪だ」
大久保容疑者や同時に逮捕された山本容疑者にだって年老いた親族がいるだろうし、自身、そう遠くない将来に老人になるはず。回復の見込めない重病になることもありえます。
どれほど想像力の足りない生き方をしてきたのでしょう。
医師で作家の久坂部羊さんの医療物はぶ厚い^^のですが、読みやすくて何冊か読みました。現実と想像力の賜物のような著作です。
「老父よ、帰れ」はついこの間、「老乱」は2・3年前でした。
ともに、認知症の父親を介護する家族、特に息子の奮闘振りに焦点を当てています。
それに家族も協力的ですから、はたから見れば幸せな認知症当事者の物語です。
それに家族も協力的ですから、はたから見れば幸せな認知症当事者の物語です。
書き手が医師ですから、まるでノンフィクションのような趣もあります。
実際に認知症の家族に関わったら、きれいごとばかりでは済まないとは分かっていても、ともに救いのある結末です。
実際に認知症の家族に関わったら、きれいごとばかりでは済まないとは分かっていても、ともに救いのある結末です。
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