自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

仲道郁代 ピアノ・リサイタル

2009-12-11 | コンサート・音楽・宝塚

12月5日(土) 神戸学院大学でグリーンフェスティバル

曲目は―
モーツァルト◆ピアノ・ソナタ 第10番
 ピアノ・ソナタ 第11番
 バイジェッロの歌劇《哲学者気取り》の「主に幸あれ」による6つの変奏曲
 ピアノ・ソナタ 第12番

アンコールで―
ショパン◆ワルツ 作品64-2、幻想即興曲
エルガー◆愛の挨拶

モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲連続演奏の第4回。
いつものことながら、700の座席と補助椅子をいっぱいにする仲道郁代さんのピアノ・リサイタルです。

仲道さんはレジデント・アーチストとして、ご自分の研究や解釈の成果をこの場で試しつつ、地域にクラシックファンのタネをまき、大きく育てようと、見て、聴いて、お話も楽しいリサイタルを組み立ててくださいます。

プログラム中、ピアノ・ソナタ第11番は「トルコ行進曲」つきで、よく聴きなれた曲なのですが、ん?、今回はどこか違います。

インタビューコーナーで、その理由が分かりました。
「トルコ行進曲」をモーツァルトが生きた時代の楽譜で弾かれたのです。

タララララ~の前に、トリルをつけて、トゥラッタララララ~といった具合です。
文字じゃわかりません^^ねぇ。

譜めくりをご自身でなさるのも、このグリーンフェスティバルだけだとか。
時間がないときの練習方法は?という質問には、頭の中で弾いてみたりしているとのお答えでした。

ピアノじゃないけれど、私も参考にしようっと(あんたには時間はたっぷりあるでしょうに!)。

来年のモーツァルトピアノ・ソナタ連続演奏が楽しみです。
うわっ、また歳をとっちゃうんだ。
こうやって、先々を考えると、1年が早いです。

 

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赤花^^のトナカイ

2009-12-10 | 日常・身の回り

真っ赤なお鼻の トナカイさんは
いつもみんなの わらいもの
・・・

サンタの次はトナカイの登場です。

今年、我が家のある集合住宅のエレベーターホールにはトナカイさん。
デコレーションを住人ができるよう、オーナメントと針金が用意されていました。

あらっ、にはもう、赤いが飾られています。
ちょっと色は渋すぎるけど・・・。

“フラワー過ぎる”トナカイ誕生です。

花札の鹿に見えなくもない。っかな?


 

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バルーンサンタ

2009-12-09 | 日常・身の回り

中山手通り沿いで、個性的なサンタさん発見!!

このサンタ、イベントディスプレイやバルーンアートのお店のデコレーションです。
風船約200個が使われているんですって。

風船は塩化ビニール製で、風雨にも耐えるそうですよ。

この日の目的地、北野工房のまちも今年はバルーンで飾りつけ。

クリスマスムードいっぱいの花壇です。

ポインセチアが真っ赤になって(・・・もともとですが)、力んでいる^^師走です。


 

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夜想曲集―音楽と夕暮れをめぐる五つの物語(早川書房)~カズオ・イシグロさん(土屋政雄・訳)

2009-12-08 | 

翻訳小説を読んだのは久し振りです。

カズオ・イシグロさんはアンソニー・ホプキンスエマ・トンプソンで映画化され、アカデミー賞にも8部門でノミネートされた「日の名残り」の原作者として、関心をもっていましたが、作品を読んだのは初めてです。

5編の物語の舞台は外国、それも、ベネチア、ロンドン、モールバンヒルズ(イギリス)、ハリウッド、アドリア海に面したイタリアの町という設定で、登場人物はすべて外国人です。副題のとおり、「音楽」が聞こえ、「(人生の)夕暮れ」が身を包みます。


訳者が書いたあとがきにこんな記述がありました。

昨年末以来、水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』(筑摩書房)が話題になっている。イシグロのように、何か書けば必ず翻訳されるだろうという前提に立てるのは、水村のいう「普遍語」で書く作家のアドバンテージではあろう。そこに安住しないところに作家としてのイシグロの誠実さが見えるのだが、訳者としては、翻訳のことは翻訳者に任せ、英語の特性をとことん駆使した作品を書いてみてほしいという思いもある。

カズオ・イシグロさんは1954年、長崎生まれ、5歳のとき、父親の仕事の関係でイギリスに渡ります。
水村美苗さんは1951年、東京生まれ、12歳のとき、アメリカに渡ります。

お2人はほぼ同世代。イシグロさんはのちにイギリスに帰化、英語で小説を書き、水村さんは日本語で小説・評論を書き、それぞれが著名な文学賞を受賞します。

同じような境遇に育った人が、いずれ複数の言語で物を書き、複数の国で賞をとる時代がくるかもしれませんね。
やはり、英語圏の人にはアドバンテージがありそうです。

別々に図書館にリクエストした本が一緒に手元に届きました。
何か因縁を感じた2冊です。

 

 

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日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で(筑摩書房)~水村美苗さん

2009-12-07 | 

日本人として生まれ、日本語でしか読み書きできず、日本語しかしゃべれない私です。

だから、日本語が亡びられては困るのだけれど、中身はこのタイトルほど過激ではないし、結論は亡びるという方向には収束しません。

水村さんは父親の仕事の関係で12歳でニューヨークに渡り、現地で教育を受けます。
エール大学では仏文学を専攻、フランスにも留学します。

アメリカになじめなかった少女時代を支えたのは父親の書棚にあった、改造社版「現代日本文学全集」でした。

長編評論ということで、読み通せるかなと思ったのですが、第1章のアイオワの青い空の下で〈自分たちの言葉〉で書く人々―は世界各地からアメリカに集まった、それぞれの国のことばで小説を書く作家たちの行動ぶりがおもしろく、あっさりと読めました。

ところが、だんだん内容が学問的になってくると、私の読解力を超えてきます。
それでも、全7章それぞれの章を構成する様々な要素は具体的だし、知識欲を刺激してくれました。

たとえば、
フランスの英語から国語を護るための「トゥーボン法」。
EUは参加国が27に対して、公用語は23もあること。
アイルランドは世界的に活躍する多くの英語で表現する作家を生みながら、第一公用語はゲール語(アイルランド語)であること。
明治政府の初代文部大臣、森有礼は英語を日本の公用語にしようとしていたこと。

あげていったらキリがありません。

最終の第7章で萩原朔太郎の詩「旅上」の一部が取り上げられています。

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。

この詩の最初の2行を

仏蘭西へ行きたしと思へども
仏蘭西はあまりに遠し

に変えてしまうと、朔太郎の詩のなよなよと頼りなげな詩情が消えてしまう。

フランスへ行きたしと思へども
フランスはあまりに遠し

となると、あたりまえのの心情をあたりまえに訴えているだけになってしまう。だが、この(原文では、右のような)差は、日本語を知らない人にはわかりえない。

蛇足だがこの詩を口語体にして、

フランスに行きたいと思うが
フランスはあまりに遠い
せめて新しい背広をきて
きままな旅にでてみよう

に変えてしまったら、JRの広告以下である。


これをなんてややこしい、とは思わず、ふむふむと納得できる、日本語での読み書きの経験を積んできた日本人の私です。

一時は日本語表記をローマ字にしてしまおうという運動があって、会社内の文書をローマ字にしてた商社もありましたね。

中国出身の芥川賞作家、楊逸さんのこんなエッセイを読んだことがあります。
日本語の漢字かな交じり文は優れている、外来語をカタカナで簡単にに表記できる。中国語は外来語に漢字を当てはめるのにとても苦労している。といったようなことでした。
漢字のふるさとの国の人にほめられてうれしいかぎり^^です。

世界第2位の経済大国に躍り出ようとしている中国が漢字を使っていることに、ちょっと安心している自分がいます。
よほどのことがないかぎり、中国国民が英語で読み書きするようにはならないでしょうから。

もちろん、共通語としての英語の有用性は大いに認めているんですよ。



 

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ルミナリエ宝くじ

2009-12-06 | イベント

今年もルミナリエ会場でルミナリエ宝くじを買いました。
スクラッチくじで、20枚分4000円の中で1400円当選していました。
当たりの確率の高いくじです。

このくじは15日まで、近畿一円の宝くじ売り場で買えるのですが、ルミナリエ会場内での収益金は継続開催するための資金になるそうです。

合わせて、神戸ワインの白とロゼのセットを買ってきました。
1本360ml入りというのが1晩で空けるのに程よい量^^です。

1人でじゃありませんよ。下戸2人分です。

 

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第15回 神戸ルミナリエ

2009-12-05 | イベント

ルミナリエの光の下を歩いてきました。
今年で15回目。今年のテーマは「光の抱擁」なんですって。



開幕3日目で、土曜日だし、午後6時過ぎで小さな子ども連れもいる時間帯で、覚悟はしていましたが、スタート地点の「フロントーネ」まで1時間ほどかかりました。

このところ、青白いイルミネーションばかり見ているせいか、色づかいが華やかに感じます。

1人100円募金は神戸大学のボランティア「電飾マン(?)^^」の募金箱に入れました。
東遊園地の「スパッリエーラ」の南側、噴水広場にある、小さなステージではパフォーマンスも。

開催期間は12月3日(木)から12月14日(月)まで。2週間もありません。
12日間で終わらせてしまうのはもったいない、光のアーチの美しさです。



阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂という位置づけのままでいくのか、観光の役割を強めていくのかをはっきり決められない、ここ数年のルミナリエと言えるでしょう。

 

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恒例の手づくりフェアー

2009-12-04 | イベント

友人からクリスマス手づくりフェアーの案内が来たので、今日、行ってきました。
年2回、今年25歳の娘がお腹の中にいたころに始まったので、ずいぶん長く続いています。

お仲間たちもず~っと一緒の人が多く、よく頑張ってるなぁと感心しています。
彼女は芦屋で、阪神・淡路大震災に遭い、復興がなかなか進まなかったので、岡山に転居しました。
レッスンバッグ類、ティッシュカバー、巾着袋、エプロン・・・、もう引き出しからあふれるほど持っているので、彼女に会って「元気だよ」と知らせるために、出かけているようなものです。

今年のクリスマス用にサンタさんスノーマンを買いました。
ドイツ風手芸がお得意なお仲間の作なんですって。
さっそく、玄関に飾りました。

 

 

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ハマヒサカキ・・・臭う

2009-12-03 | 花・木・実・いきもの・自然

昨日の散歩道です。

独得なにおいがしてきました。
臭気といったほうがふさわしいかもしれません。

ハマヒサカキ、ツバキ科です。

ハマヒサカキは雌雄異株で、花期は11~12月、黒く実が熟すのも11~12月と、花と実が同時に見られます。前の年咲いた花が受粉して、翌年花が咲くころ黒く熟すのだそうです。

この個性的な臭いを好む虫がいるのでしょうね。


 

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ご近所の紅葉、再び。

2009-12-02 | 花・木・実・いきもの・自然

暖かい陽射しに誘われて、ご近所ぶらぶら歩きです。

今日、12月2日の神戸港と六甲山
写真では分かりにくいのですが、山全体が黄葉色です。



きれいに紅く色づいたサクラです。



おやおや、盛大に虫喰われ^^のサクラの落ち葉です。



紅葉したフウの木です。



モモジバフウと違って三裂する葉っぱです。
日本に渡来したのはこのフウのほうが早かったのですが、現在ではモミジバフウのほうが圧倒的に多く植えられているそうです。



トウカエデ
です。12月に入って、葉を落としてしまった木が多くなりました。



トウカエデは樹皮が縦にはがれるのが特徴です。



真っ赤かになったハナゾノツクバネウツギ(アベリア)です。



長いこと目を楽しませてくれているナンキンハゼ
この木は緑に囲まれているせいか、燃えるようです。



近くで見ると・・・。



カシワの葉っぱは枯れても、春まで落ちないんですって。
受験生のお守りにいいかもしれないけれど、大きいのが玉にきず^^です。



最後はイチョウで締めましょうか。


写真は11月下旬から今日(12/2)までの間に撮ったものです。

 

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