このところ気になってる人、能町みね子さん。
惜しまれて^^終わってしまったヨルタモリで、バーWHITE RAINBOWのカウンターの片隅に座っていた金髪の女性が能町さんです。
「お家賃ですけど」は能町さんが、彼から彼女に戸籍上でも変わった時代に住んでいたアパートでの日々を書いた本です。
時期は平成14年から平成19年。
ただし、1回このアパートを出て、再び1室だけある風呂付きの部屋に舞い戻りました。
能町さんが勝手に加寿子荘と命名したアパートは木造で1階が大家さんの家。
2階4部屋の内、1室は大家の加寿子さんが使っていました。
1階のたたきで履物を脱いで、下駄箱にしまってから各部屋に行くのですが、廊下も階段も磨き抜かれてぴかぴかなんです。
古くても、住み易そうですよね。
で、この加寿子荘どこにあるかというと、神楽坂なんです。
今から10年ほど前、私はこの神楽坂をぶらぶら歩いたことがあります。
結婚する前の本籍が新宿区箪笥町。
なぜここが本籍になったのか両親に聞いたおぼえもなく、たまたま東京に遊びに行ったとき、一度訪ねてみたくなったのです。
ゆるい坂の多い、古さと、新しさが混じっていながら落ち着いた、しかも便利で暮らしやすそうな街でした。
どこかで、能町さんとすれ違ったかもしれません。多分ないわね^^。
能町さんはイラストも描くかたです。
読んだまま、レビューを書かなかった大野更紗さんの本のイラストが能町さん作ということなので、ここで3冊登場させてもらいます。
平成27年下半期の芥川賞・直木賞が発表されました。
又吉直樹さんの「火花」の芥川賞受賞で大騒ぎだった上半期の発表から半年、アッという間に過ぎました。
年寄りには特にね。
桜木紫乃さんは直木賞受賞作家で受賞したのは平成25年の上半期。
受賞作は「ホテルローヤル」。
ご実家がラブホテルを経営していて、高校時代部屋の掃除を手伝っていたということが話題になっていましたっけ。
「それを愛とは呼ばず」も、舞台は桜木さんの故郷北海道。
ホテルもまた無関係ではありません。
ストーリーの中でホテル火災とか練炭自殺とか、アミューズメント施設併設書店とか、あぁあれがヒントになってる?と、思わせる出来事が使われています。
練炭自殺を仕組んだのではないかと疑われている、木嶋佳苗被告は獄中結婚したそうですね。
女子力が高くてモテる要素をたっぷり持っているのだそうです。
そんな事件を思い出してしまった、この小説の結末です。
やっぱり、それを愛とは呼ばないでしょうね。
月替わりでエスニック料理を提供しているJICA関西食堂に久し振りに行ってきました。
今月はスリランカ。
なんと、今日2月4日はスリランカの独立記念日なんですって。
おめでとう!!
インドの尖った右下あたりに、アーモンドのような形をした国土の面積は北海道の約0.8倍で、人口は2067万人だそうですよ。
で、スリランカ料理
ニンジンのサラダとカボチャのカレースープ
ゴーヤの和え物、チキンカレー、ココナッツミルクごはんとココナッツミルクプリン
午後4時過ぎのスーパーには恵方巻きがどっさり並んでいました。
余ったらもったいないなーと秘かに思った私です。
家でつくればいいのに、手抜きのわが家は今年も街に出て、お寿司屋さん製の太巻きです。
おいしかった。
おやつも節分仕様。これだって売れ残ったらもったいないわー。
福豆はベランダの花台に「オニは外~」
室内にはラップで少しずつ包んでまきました。
それを拾って食べたけれど、口の中がパッサパサです。
歳の数だけ食べるのはムリでした。
プロ野球の春季キャンプが始まったこのときに、清原和博さんが覚醒剤取締法違反で現行犯逮捕です。
昨年11月から始めていたブログが話題になってました。
あのドラフトから、ちょうど30年経ったところでした。
野球部退部届も出して、巨人からの指名を待っていたのに、巨人が指名したのは早稲田大学進学を表明して、退部届も出していなかった桑田投手でした。
そのせいで、その後長い間、PL野球部出身者は東京六大学の野球部に入れなかったとききました。
フリーエージェントで巨人に移籍しましたが、ナベツネさんの大人げない清原への発言には、私もずい分憤慨したものです。
故仰木監督が呼んだオリックスではリラックスして――言い方を替えればわがまま放題でプレーしていました。
だって、まだ試合中なのに、私服でスタンド裏で野球カード配ってたこともあったんですよ。
そのおかげでツーショットで写真を撮ってもらえたんですけれどね。
何回か神戸の球場で観戦できたのはいい思い出です。
18歳のときのあの屈辱と落胆がなかったら、清原さんの人生はこれまでのような顛末にはならなかったでしょう。
もっとも、意中の球団に入れなくても、恵まれた野球人生を送れた、送っている野球人は大勢いるんですけれどね。
2月1日、宝塚歌劇宙組公演、Shakespeareシェイクスピア~空に満つるは、尽きせぬ言の葉とHOT EYES!!を観てきました。
お芝居、ショーとも新作で、大劇場のお正月公演を飾るにふさわしい意欲作だと感じました。
でも、興行的にはどうだったんでしょう?
けっこうチケットは買いやすくて、千秋楽の日分も1度観劇して、もう1回観たいと思ってからでも買えました。
大劇場に通い出してからまる5年、千秋楽を観ることができたのは初めてです。
組長さんとトップ朝夏まなとさんのあいさつ、今公演での退団者の言葉が聞けて、通常の日より長く舞台が楽しめて、得した気分です。
2階席からオペラグラスを通して観るお芝居は見逃してしまう部分が多いです。
この公演2回目の観劇でも、まるで初めて観るようでした。
ショーのほうで、朝夏さんのソロのダンス、ショパンのノクターンが素敵でした。
(一番下の写真はネットから)
遅ればせながら、百田尚樹さんの「殉愛」を読みました。
関西に暮らしていますから、やしきたかじんさんのことは知っていますし、テレビ番組もよく観ていました。
週刊誌やネットで、たかじんさんが亡くなったあとの、ドロドロ劇も承知しています。
今、どちらかの肩をもつことはありません。
ガンにかかった一人の男性の受診の記録、懸命に看護した女性の看病記録として読みました。
受診病院や担当医師はすべて実名で書かれています。
時が経てば、ウソをつかなかった人たちの輪郭のほうがくっきりしてくるはずです。