マイタのブログ

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どうでもいいとは申しませんが、

2013年04月20日 | 酒 2013年

004  大事な地場産業である日本酒を盛り上げようとの思いからでしょうか、地元新聞で新潟の酒に関する特集の連載がありました。酒蔵さんの紹介から原料米、水、酵母とテーマは変わり、本日の「アルコール」をもって完結(?)。

アルコールって、酒類はみんなアルコールじゃん・・・ とのご指摘をいただきそうですね。ここで論じられているのは「醸造アルコール」なる代物でして、それを日本酒に添加していることについて賛否両論あるんですよ、あなたはどう思いますか? と、問題提起しているようなのです。〆張鶴醸造元の宮尾佳明社長の言葉できれいにまとめてあるように感じましたが、さて皆さんはどのようにご覧になられたでしょう。

そういえば、菊水酒造さんの 「にごり酒・五郎八」は、平成18年の酒税法改正により「清酒」から「リキュール」へと分類が変わりました。先の醸造アルコールを含む副原料の使用割合の規定がそれまでの半分に見直されたのが原因で、昭和47年から慣れ親しんでいただいた味わいを変えるよりも、同じ製法を続けてリキュール扱いになることを選ばれたのでしょう。

純米酒に非ずは酒に非ず・・・ と、過激な主張を唱える方の中からは、まさに純米酒以外(大吟醸や本醸造など)はリキュール表示にするべきだとの声も聞こえるようです。 この題材で議論が始まると面倒なのでここでは深く触れませんが、まぁ自然となるべき形に収まっていくと思いますわ。時間は要するでしょうけども。

お酒を美味しいと思える環境さえ整えば 理屈は不要ですわねぇ。その環境づくりに尽力するのが酒蔵と酒屋の役目だと思いますよ、私は。

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