以前も申しましたが、日本酒業界の一年は7月1日から始まり翌年の6月30日で終わります。「酒造年度（Brewery Year、略してBYと表示することもあります）」と呼ばれております。
とは言いましても多くの酒蔵さんではすでに仕込み作業は一段落し、冬場の活気など微塵も感じさせない静かな時期に入ってます。
そんな折、「越後流酒造技術選手権大会」という日本酒のコンテストが行われ、64場の酒蔵さんから出品された吟醸酒の中で「金鶴」が6位に入賞しました。
生意気とは思いながらもかねがね申しております通り、正直言って私は鑑評会などの日本酒コンテストには興味がありません。ですが、造り手のかたがたにとってはコンテストの存在が自身を奮起させる要素になったり、受賞が技術力の証明として自信につながると思います。この7月から始まる新・酒造年度は新体制で臨む金鶴の人たちも、今回の受賞から得た貴重ななにかを酒造りに大いに活かしてくれることでしょう。
それでは、全量佐渡産米で造られた日本酒で乾杯！
