マイタのブログ

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「三方よし」であるために。

2023年04月01日 | 鶴の友

 昨日も朝のNHKニュースで「日本酒を詰める一升瓶が足りない」と言ってました。最近よく見聞きする話題です。

少しずつお酒の需要が増えてきた一方で瓶をつくるメーカーさんが減ってしまったのが原因だそうです。

昔から一升瓶はリユースの優等生ですが、販売したお酒の空き瓶をお客さんから回収するという素晴らしいシステムも時代や環境によっては機能しないことがあるようで・・・ 過去のブログにも何度か書きましたが、首都圏では地価の高さから回収した空き瓶を置いておく場所の確保が難しいと言われております。我々田舎の酒屋とは縁のない事情があるんですよね。ですから地域によっては空き瓶がリユースされずに廃棄物になってしまうことが多いところもあると聞きました。それに関しては個人レベルでどうこうできる話じゃないですから手の打ちようがありませんわ。

ということで、空き瓶回収は出来る環境にある者がやればいいとう結論に至り、当店は長いこと積極的に回収しています。


茶色と緑色の一升瓶が対象です。それ以外の色だったり擦りガラスの瓶は引き取りの対象外です。だから酒蔵さんには出来るだけ茶色・緑色の瓶を使ってもらえると助かります。それであればほとんどどこの酒蔵さんでもリユースできますから。


「鶴の友」の樋木酒造さんで使っている一升瓶は茶色だけ。さらにリユースする人が困らないようにラベルが剝がしやすい糊で貼られています。ですから空き瓶を雨ざらしにしているだけでラベルが剥げることもありますわ。(;^ω^)

世間を驚かすような話題性のあることはしないので、もしかしたらトレンドを追い求める人たちの中には、ずっと同じことをしているだけで新しい試みに挑戦しない退屈な酒蔵だと思っている人がいるかも知れませんが、変わらない姿勢は理念が確立している証拠、そして「大事なのに業界人の多くが見落としがちな部分」にしっかりと細かな配慮をされていることは賞賛に値すると思います。


地元にあってよかった、心からそう思える酒蔵さんですよ。( ^ω^ )






それでは本日も日本酒で乾杯!

そして空いた一升瓶は回収してくれる酒屋さんに渡してもらえると嬉しいです。

(^o^)丿

 

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