(昨日の続きです。)
作業風景の写真をいただきました。これで本当に田植えに行ったのかと疑われずに済みますな。
まずは植える位置の印付けを。
農家のお父さんは一人で転がしますが、不慣れな者がやるとどんどん曲がっていきそうなので二人掛かりで端の線を確認しながらモタモタと。(首に白いタオルを巻いているメガネのおっさんが私で帽子をかぶっているのは宮尾酒造社員の斉藤君です。)
そして酒米・越淡麗の手植え作業開始。
しばらく作業してから周囲を見渡すと、あの印付けは何だったんだと言わんばかりに不規則に並んだ苗の列が目に飛び込んできました。
愕然とするオヤジの図。
こころの中で農家のかたがたにお詫びを申し上げながら作業続行。そして終了。
栽培農家のかたがた、地元・村上の酒屋さんを中心に関川村、新潟市の酒屋さん、そして宮尾酒造さんのひとたちとで撮った集合写真は作業前の姿。なので皆さん身に着けているものがキレイです。
さて、その田んぼが秋にはこのようになり、
刈り取られて酒蔵に搬入され、冬場からの酒造りに使われます。
そして春にはひとまず酒の姿になって貯蔵タンクにて熟成の工程へ。
夏を越して秋の風が心地よくなったころに晴れて蔵出し、皆さんのお手元へ。
しぼりたて新酒などの商品を除けば田植えから蔵出しまで一年半、長いものなら二年以上・・・ それが日本酒。もしかしたら今後時代とともに変わっていくかも知れません。でもそこは変わらずにいて欲しいところです。古い考え方かもしれませんが、かかった時間が生み出す魅力は時短で造れるものではないと思っておりますので。
それでは皆さん、これからも日本のお米で造った酒をよろしくお願いいたします。
もちろん稲刈りも・・・ (;^ω^)