わたつみの 豊旗雲(とよはたぐも)に入日射(さ)し 今夜(こよひ)の月夜(つくよ)さやけかりけり
と、万葉集にあるそうで どうやら旗がなびいているように空にかかる美しい雲のことを「豊旗雲(とよはたぐも)」と言うらしいとこの歳になって知りました。毎度お恥ずかしい限りです。
教えて下さったのは「鶴の友」の樋木社長、いつもながら勉強になりますわ。
純米酒と上白(普通酒)を包装する際に使う この包装紙の絵柄は「豊旗雲」をイメージして社長がデザインされたそうです。
瓶に巻くともっと淡い色合いになるんですよ。
上の歌の意味は「海の上に浮かぶ豊旗雲が夕陽に映えて輝いている。今夜の月は清らかであって欲しいものだ…」といった感じらしいので、どれそれならば私も風流に過去のブログに載せた画像の中からそれらしいものを探して・・・ と試みましたが丁度よさそうなのがありませんでした。文化の本質を理解していない人間の浅はかさと反省しております。
夕陽でも海でもありませんが、私の頭にはこのような光景が思い浮かびましたのでせめてもの一枚を。
ふるさとの空と山と緑。遠方に行かれたかたがたになつかしく思ってもらえたら幸いです。
それでは、本日も日本酒で乾杯!