プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

大晦日

2013-12-31 20:49:00 | Manx Racer
 今年最後の更新。

 どうしてもココまで作っておきたかったリヤサス、どうにか下の部分まで出来そうだ。

 スイングアームの取り付け部分を直して、リヤサスの取り付き部分を作っておきたかったのです。

 使った材料はフロントフォークより少し細めな3mmのプラ棒。

 何とかココまでは作ったけど後は年を越してからの工作になってしまった。



 まあ焦る事は無い、来年中の完成予定だから・・・。


 皆さん良いお年を~。

チェーン完成

2013-12-28 15:10:00 | Manx Racer
 年内に完成を目標としていたチェーンとスプロケットの製作が完成しました。

 スプロケットのハブへの取り付けも完璧に終わりましたが、スイングアームとブレーキパネルとの間隔がタイトなので、其の間隔をコンマ5mmほど広げる必要が有る事を発見、完璧に動く様に作るには本物と同じ様な微調整が必要ですね。

 其の工作は何て事無いので取り合えず本体にセットして様子を見てみました。



 チェーンの長さは計算通りでピッタリ、微妙な弛みが付いて思わずニヤリとしてしまいました。

 リヤサスの長さによって微妙に弛み幅は増減しますが、リヤサスの長さは大体この辺と想定して見ています。

 ドライブスプロケットの位置はチェーンラインを合わせると、これより奥にはセット出来ません、この位置で固定の工作もしないといけません。

 この状態でホイールを回すと、当たり前の様にドライブスプロケットも回転し始めスムーズな回転が出来る事を確認、リヤサス作りに向けて一歩前進しました。

一週間は掛けすぎ?

2013-12-27 02:14:00 | Manx Racer
 チェーンとスプロケットを作り始めて6日間、何とかセット部品として完成かな?

 何だか集中して作業出来なかったけど、丁寧な仕事を心がけたとしても一週間は掛かり過ぎたかも知れません。



 チェーン自体の工作は前作同様の仕上がりを見ましたが、やっぱりキモはスプロケットでしょう。

 こいつが上手く出来なかったらホイールと連動して可動させる事は100%無理。

 今回も一回目はどういう訳か失敗、二度目で何とか辻褄を合わせて完成に漕ぎ着けました。




 失敗する事は良い事だ、方法が見つかるし、技法の改良にも繋がるからね。


 

エッチングチェーンの製作

2013-12-21 23:06:00 | Manx Racer
 今使っているコスモズファクトリー製エッチング組み立てチェーンを初めて作ったのは10年前の2004年の暮れ頃でした。

 プロターのRC166のために初めて挑戦してからもう10年、このチェーンを使って完成させたモデルは7台になりました。

 今回8台目になる訳ですが、初体験から学んだノウハウも回数を重ねていくうちにかなり進化してきました。



 初めて作った時は何も分からなかったため、コスモズファクトリーのホームページの説明通りエッチング部品の丸い部品(2枚重ねでローラーに使う)も使って組み立てていました。

 コマとローラーに開いている穴は0.5mmのピアノ線では緩く、0.6mmではきついのでドリルを使って全ての穴に0.6mmで開け直してピアノ線を通していますが、穴の開け方にもノウハウが有って、ただ開ければ良いと言う物ではなかったのでした。

 2台目の製作からはローラー部品はアルミパイプを使うことにして、2枚重ねの変なローラーを作らない様になりました。

 チェーンを組む場合は付随して前後のスプロケットを作らなければならず、スプロケットの板厚を何mmに設定するかでチェーンのローラーの幅も設定する必要が有ります。

 その辺の微妙なチョイスは回数を重ねて製作しなければ理解出来ませんでした。

 スプロケットの板厚が厚くなるほど工作するには労力が加算されて行くので、出来れば薄い方が楽なのですが、縮尺から考えるとあまり薄いと逆に違和感が生じてしまいます。

 まあ今だからこそ言える事なのですが、スプロケット作りは一発で仕上げる事が出来なかったから、楽な方へ流れたと言った方が正直なところです。

 エッチングチェーンを作る上で最終的な目的は、実車同様にチェーンとホイールが一体となってどこまでもスムースに回転出来る事で、それが出来て初めて意味が有り、作る喜びが味わえる瞬間を迎えられます。

 TY125 のチェーン作りで、10年目にしてやっと其の瞬間を迎える事が出来ました。

 絶対に忘れてはいけない技術を確たる物にするために継続して作る様にしないと、まぐれ当たりと馬鹿にされてしまいます。



 一本のピアノ線を使って、切っては繋ぎ切っては繋ぐ作り方は一個のコマを繋ぐ為に4~5分掛かり、工程は一個繋ぐ為に12の工程を経て終わります。

 この工程を1サイクルとして200近く繋げて行くのには相当な忍耐が必要になりますが、今では慣れて来たのと適度な緊張感の中での作業で、逆に楽しい時間を過ごすと言った方が当たっているかも知れません。

 こんな作り方をするのはおそらく私だけかも知れませんが、精度を上げるための唯一の方法と考えての事なのです。



 可動出来るチェーンにとって必要な条件は実物と同じで、ネジレや歪み、ガタや振れが許容範囲以上に無い事です。

 工作機械でミクロ単位の作業が出来るならば可能でしょうが、手内職の様な現場では所詮無理な話・・・だけど作り様によってはいくらでも近づく事は可能な筈です。

 6cm程までに繋いだチェーンの端をピンセットで摘み、もう一方の端を浮かせていますが横方向の振れが無いためほぼ一直線で持ち上げられますが、これは何を物語っているかお分り頂けるでしょうか。


 メールでノウハウを教えてと言って来られる方が何人かいらっしゃいますが、こればかりは口頭や文章、写真などで伝わるとは思っていないので、先ず一度経験して下さいと申し上げて返信させて頂いてます。

 チェーンに関してのノウハウも山の様に有りながら、スプロケット作りにもまた同じ様にノウハウが沢山有ります。

 しかし作った事の無い方にいくら語っても理解出来ない話は、ココでは控える事にしましょう。

 
 来年早々にはチェーンセットをもう1セット作る約束が有ります。

 そのためにも今回の工作は頑張らなければなりません。




 

チェーン

2013-12-18 22:53:00 | Manx Racer
 マンクスのチェーンはプライマリーチェーンとドライブチェーンの2本が有りますが、クランクシャフトとミッションを結ぶプライマリーチェーンは上部半分はカバーで見えなくなるので、見える部分だけ彫り込んで見栄えだけを付けています。



 後輪にはリング状のスプロケットが付き、大き目の駒のチェーンが付きますが、どう見ても大きすぎるチェーンの駒、後輪のチェーンはコスモズファクトリーのエッチングチェーンを奢らなくてはいけないでしょう、それとスプロケットも作らなければ・・・。

 


前回 TY125 を作って以来なのでそんなに時間が空いていません、前回同様の出来になるかどうか・・・。