プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

徐々に・・・。

2012-06-29 23:49:00 | Norton Cafe
 Heller キットの難点は何と言っても押し出しピン跡の多さ、それも表面になる面にも何の躊躇も無く存在するのです。

 前回 BMW を作った時も痛感していたのですが、今回もまたピン跡の修正に手間が取られそうです。



 因みにこの部品は分離式ミッションをフレームにマウントするサブフレームとエンジンのプレート。

 小さな部品にしては多すぎる押し出しピン跡、溶きパテで一つ一つ潰さなければならないのでサッサと進めません。

 ヘッドの方は徐々にですが何とか近づけています。



 キャブの一部を切り離した物をエンジン側に接着して整形、本来の形になりました。

 ヘッドはというと・・・。



 タペットカバー位置の周辺を修正(右側)。



 後ろ側の口も逆台形だった物を四角に直し、全体に丸みを増やしています。



 タペットカバーを仮付けしてチェック・・・何だか昆虫の顔みたい。



 残すはサイド部分、此処が一番厄介なところ・・・疲れるよ。


四苦八苦

2012-06-27 21:45:00 | Norton Cafe
 シリンダーヘッドを弄り始めて四苦八苦しています。

 形が資料と比べると似て否なり、前も後ろも横も・・・。

 プラ板を貼って削っていますが、なかなか思う様に形になりません。

 キャブの取り付け部分も形になっていないので、結構時間が掛かりそう。





 インテークマニフォールドが付くポート付近にはキャブ側にモールドされている取り付け部分を切り離し、エンジン側に接着して造形しなければなりません。

 後部タペットカバーの成型も寸足らずで、ここも修正必至。



 前側2箇所のタペットカバーも修正必至。

 何気なく見ていて何か変だなぁと思ったのがいけなかったのか、簡単な形ではない相手なのでどこまで追い詰められるか・・・。

フィンの積層。

2012-06-25 23:11:00 | Norton Cafe
 積層フィンでシリンダーを作っています。



 しかしキットの積層フィンは単なる積層で、丸みを帯びたヘッド部分は段々になってしまいおかしな具合になってしまいます。

 シリンダーで素直に組めるのは左側の段階まで。



 ヘッド部分の縦フィンに被さる部分の段々を消すために、数段残っているフィンを頭頂部に接着して一体化させて削り込み、その他モールドのおかしな部分の修正を試みます。

 取りあえず厚みの足りない部分にプラ板を貼り付けたところですが、簡単に行くかどうか・・・。

 

部品点数はかなりの数。

2012-06-23 14:33:00 | Norton Cafe
 フレームの細かい部分の修正をしながらエンジンの様子を見ています。



 キット部品は相当な数の部品でエンジンを組み立てる様になっていて、エンジンシリンダーでけでも40数個の部品からなります。

 ただ気になるのはフィンはエッジの1mmほど手前から斜めにカットされていて、所々微妙にラインが欠けている様に乱れているので修正が必要なこと。

 実物のフィンはその様にはなっていなく、鋳物の型から取り出したままの状態に近く、エッジにヤスリは掛かっていない様で、丸みがかったエッジをしています。

 プラ板を使ってフィンをスクラッチすれば解決はしますが、フィンとフィンの間のスペーサー部分のモールドが複雑過ぎて上手くいく自信が・・・。

 さて、どの様にしたら良いか・・・検討を要す所です。

 シリンダーが納まるクランクケースは地肌が鋳物肌の様に少しゴツゴツとした感じで再現されていてなかなか良い感じです。
 中が空洞になるので糸ハンダを充填して重さを付けようと思います。

 それにしても流石に1/8と言う事だけに部品の多さはハンパでは有りません。

荒行

2012-06-21 22:39:00 | Norton Cafe
 歪みの酷いフレーム修正の続き。

 結局どうやったかと言うと、釜茹での行と火あぶりの行を耐える事数度、あっちを直せばこっちが歪み、こっちを直すとそっちが広がるといった具合でらちがあかない。

 強行手段で歪みを押さえ付けて瞬間接着剤で強引にくっ付ける様は、もはやプラモデルのフレームを弄っている感覚では無く金属材料でも弄っている感覚になっていました。

 その荒行を耐え抜いた末にやっと出来上がったフレーム。





 エンジンマウントとイグニッションコイルを取り付けるプレートまで取り付けて取りあえずフレームの基本が完成。

 前作のBMWのフレームよりも格段に剛性が高い事は、歪ませようと軽くネジってみてもびくともしないガッシリした感じで、プラモデルのフレームでもハッキリとその違いが分かる。

 近代のアルミフレームの剛性には及ばないのは言うまでも無いが、当時のフレームとしては優れた性能だったろう事が模型を作っていて実感させてくれるのはとても嬉しいと思う。