プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

フロントフォーク

2013-03-29 18:34:00 | DT-1
 このキットのフロントホイールシャフトはこんな形になっていて、フォークを完成させてからシャフト部分を広げてホイールをはめ込む作り方になっています。



 無理に広げれば三つ又部分が破損する恐れが大なので出来れば避けたい作り方。

 当時の私はこの部分が気に入らなくて何とかシャフトを独立した部品にして、ホイールを無理無く装着するにはどうすれば良いか考えたものです。

 しかしこれと言った良い方法が見付けられず、仕方なく恐る恐るホイールを嵌めましたが、左右のフォークがしっかりとホイールを止めることが出来ないため、完成後はホイールシャフト付近がパコパコと広がってスッキリしない形となりました。

 12年も時を隔てた今回の製作では、同じ所で確実な組み付けが出来る様に改造をしています。



 思ったよりも太いシャフトで、ハブやブレーキパネルに開いている穴も2mmのプラ棒では役に立ちません。

 それより若干太いアルミパイプが有ったので、アルミパイプの中に真鍮パイプを通し、さらにそこに1mmの金属棒を通す事でギリギリ小さなボトムケースの受け部分に適応させています。

 シャフトの水平を出すのは非常に神経を使いましたが、無い知恵を絞って何とか穴開けに成功しました。

 
 この形になれば実車と同じ組み立て方が出来、しっかりとホイールやフェンダーも組めるので一安心といったところです。

 

エンジン2基。

2013-03-26 23:00:00 | DT-1
 エンジンのスクラッチ先行で始まったDT-1はクランクケースにシリンダーが載った事で一段落、一応の色付けをして次のステップへ。



 
 ここでいつもの様にメッキを落とす作業をしています。



 12年前に作った時、メッキをどうやって落としたのか記憶が定かではありません。

 そのままメッキを落とさず作ったのか、ナイフで削ったのかそれさえも記憶に無いのはそれだけ時間が経ったと言う事なのでしょう。

 このキットには2種類のメッキ部品が有って、一つは半艶シルバー、もう一つはピカピカのクロームメッキ。

 両方共キッチンハイターでメッキは直ぐに落ちますが、クロームの方はもう一つ下地がコートされているのでそれまで落とさなければなりません。

 TY125事件はこの時起こりました。

 今回はシンナーを間違えない様にして漬け込みましたが、下地コートはなかなか落ちません。

 シンナーに漬けたままフヤケたコートを筆でシコシコ擦りながら落とそうとしてもこれが限界の様です。

 黄ばんで見える部分は落ちていない部分で、工作を進める中で一つ一つ剥がしながら整形する事になるでしょう。

 出来の良くないガレージキットのレジン部品の様なこの部品達を見て、当時の苦労を少しずつ思い出しています。

ヘッドフィン

2013-03-17 22:27:00 | DT-1
 シリンダーの積層で切り出したプラ板の数は・・・結構いっぱい。



 重ねた状態が右端の物でもう少し手が入ります。


 シリンダーはスクラッチしていますが、ヘッドフィンは結構状態も良いのでこちらは削り込みで対処しようと思います。

 先ずは手付かずの状態から。



 一見良さそうに見えるヘッドですが・・・



 前から見るとフィンの間が詰まっているのが分かりますか?、前と同様に後ろも同じ状態です。


 そこでいつもの様に自家製スクレーパーで溝を削っていきます。



 結構深く削りますが流石に深く薄く削るとフヤフヤと危うくなってきます。

 こうならない様にと型抜きの都合で詰め物をしていたんだろうと設計者の苦心が分かる気がします。




 半分消化したところです。

 頑張ってスクラッチするよりも、上手に削ればこっちの方で充分その効果が出るはず

2サイクル単250

2013-03-16 21:16:00 | DT-1
 昔作ったDT-1はエンジンには殆んど手を掛けていませんでした。



 シリンダーとヘッドは3個の部品で構成されていて、手を掛けたと言えばシリンダーの奥行きを少しだけ深くした程度でした。

 今回2度目ということでもあって、エンジンに手を掛けています。



 プラ板の積層でシリンダーの筒部分とフィンを重ねています。

 シリンダー部分は掃気ポートの膨らみを横方向に付けて吸排気ポートの通路も同時に再現しています。

 この上の部分は燃焼室になるので少し小さなスペーサーになります。

2個有るけどストックが2個有るので其の分もついでに・・・。


 積層でシリンダーを久しぶりに作っていますが、何だか凄く手間取るけど何だか凄く楽しい。

リバイバル

2013-03-13 00:00:00 | DT-1
 タンク塗装は時間を掛けてゆっくり進める事にして、完成したTY125の写真を撮らなければいけないと思いつつ・・・また次に取り掛かりたいキットの箱を開けて弄り始めています。

 パソコンを手にする以前の時代に作った物で12年以上前の作品になりますがHASEGAWAのDT-1をもう一度作りたい欲求を押さえられません。

 かなり奮闘しながら作り上げた思い出が有り、ホームページには完成写真だけ載せています。

 其の当時のスキルですから写真が小さくて粗が目立たなくて良かった思っていますが、今となっては恥ずかしくて人目に晒したくないと言ったところが本音。

 人手に渡って忘れた頃に買主から修理を依頼されて現物を久しぶりに見て、今だったらこのモデルをどうやって作るのだろうと考えてしまったことがリベンジの切っ掛けだったのでしょう。

 部品分割やモールドやバリだらけの問題も有って、決して造りやすいキットでは無いのは今見ても変わらない印象です。

 

 フェンダー一つとっても突っ込み所満載、料理のし甲斐が有るってもんですね。