我が家のリビング兼食堂にはカーペットが敷き詰められています。
何年かに一度汚れが目立ってきた頃合いを見てカーペットを取り換えるのですが、そのついでに冷蔵庫を引き出して裏側の蓋を外して掃除をするのがカーペット交換とセットの作業になっています。
前回そのセット作業を行ったのが5年くらい前になります。
我が家で使っている冷蔵庫はかれこれ20数年前に大きな容量の物に取り換えて現在に至っていますが、12年くらい前に急に冷えなくなり冷凍物や氷が溶けだす事例が有りました。
家内は寿命かしらと慌ててカタログを用意して買い替えの算段を始め、いよいよ明日に注文と言うところまで来たので、ダメもとで裏ブタを開けて掃除をすれば治るかもしれないと助言を入れました。
既に冷凍物はオジャンになっているので今更慌てる事も有りませんから。
かくして蓋を開けて見たらビックリする程の埃の山、冷却ファンはビクともせずに止まったまま、冷媒の通るタンクは形が見えない程誇りに埋まっていました。
これではどんな機械でも冷える訳がございません。
大量の埃を除去し、丁寧に拭き掃除もして元の位置に戻して翌朝を待つ事にしてその晩は終了。
果たして結果は・・・治りました、作動音も無音に近い静寂さです。
しかし、家内は喜ぶどころかムッとした表情で私を睨んでいました。
何で早くやってくれないのよっとの言い分、まあ気持ちは分かりますけど、治った事に免じて許して下さいなって言う事で一件落着した次第です。
そんな経緯が有ったので、今般5年ぶりに敷物交換セット作業を行った訳です。
5年ぶりともなるとやはり埃の量は想像通りで、結構掃除のし甲斐が有りました。
黒いタンクの上に積もった埃やモーター部分、特に冷却ファンには埃が湿気と共にこびり付き、作動時の異音の原因にもなっていました。
掃除機のノズルが奥まで届かない部分は使い古しの歯ブラシで掻き落として掻き出し、残すことなく吸い取りました。
勿論裏ブタのスリットを埋めていた埃の除去も忘れる事は有りません。
この作業の成果は直ぐに現れました。
今までは作動音が結構うるさいほどに聞こえ、振動も有りましたが、すっかり大人しくなり冷蔵庫の存在を意識させないくらいになっています。
冷蔵庫はそうそう壊れる機械ではありません、故障する前には必ず兆候が出てきます。
少なくとも4~5年に一度の割で裏ブタを開けて埃の除去作業をすれば性能の回復と寿命の確保が出来ますから、お宅でもやって見ては如何でしょうか。