スタンドって言ってもGSの事では無くバイクのメインスタンドの事、実車の世界ではなく模型の世界での話。
長い間いろいろなジャンルのバイクモデルを作って来ましたが、どりらかと言うと一般の市販車が多いのでミラーや保安部品、サイドスタンドやメインスタンドは付き物です。
そして過去に完成した市販車モデルの大半はサイドスタンドを仕舞った状態で固定、又はオフロードモデルは出した状態で固定、メインスタンドは最初から可動出来る様になっているのでそのまま。
しかし近年はON OFF関係無くサイドスタンドも可動出来る様に作り変えていて、収納する時や移動する時に不用意に折損させる事が無いように、また、立姿に変化が欲しいためとの理由によるものです。
メインスタンドはと言うと、経年変化で壊れたり歪んだりしない様に補強したり、特にメインスタンドをフレームに取り付ける部分を金属シャフトに換えたりして対策を取っています。
そんな中で今手がけているHSEGAWAのYAMAHA 650 XS-1のメインスタンドは、メインスタンドのピボットとなる部分のモールドが浅く緩く、キチット組み立ててもガタガタと遊びが有るので対策を施そうと思いました。
しかしピボット部分はモールドが細くて金属でシャフトを作っても抱擁するだけのキャパシッティーが足りません。
どうしようかと暫し考え、サイドスタンドと同様に金属で全体を作ってみようと思い立ちました、それがこの写真です。
キット部品を参考にして2mmの真鍮パイプを使って半田工作をしています。
フレーム幅にピッタリ合わせていますから横方向のガタは消えました。
2枚目は石突き部分、接地部分の事ですね。
ここには0.3mmの真鍮板でRの付いたコの字様な形を作り、上部だけスタンドを貫通させて接合しています。
半田部分が未処理のため甚だ汚い姿ですが、ヤスリが掛かれば見違える筈・・・きっと・・・。
いったん落ち切ってしまったモチベーションを回復させるため、こんな細かい事でもやらないと、っと思いながらの工作が続きます。