ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

高乗寺に連れて行きました

2009年09月14日 00時10分25秒 | 日常

 今日、いつもお世話になっている動物病院に夫と出かけて、ごまこが昨夜10時に息を引き取ったことを伝え、せっせと買い込んでしまったカロリーエースやペットマットなどを引き取ってくれる先を相談してきました。ボランティア団体に寄付しようかと考えたのですが、もちろん、動物病院でも使うものなので、結局、あとて病院にお渡しすることになりました。毛刈してもらったり爪きりしてもらったり、日ごろいろんな面倒を見てもらっていました。私はマットやカロリーエースを買い込むことできっとその分、長生きしてくれるだとうなんておかしな願掛けをしていただけだったのです。

 病院の帰り、老猫の遺体を収める箱を見つけに近所のスーパーにいき、ついでにお花もせっせと買い込んできました。そして、最期のお別れをしているときに、病院からお花が届きました。父の飼い猫ねねのときもそうでした。長く、病院の世話になっていたからかな・・。ありがたいことです。

 午前中に夫とごまこの遺体を高尾駅北口からの送迎バスで高乗寺に持って行きました。お骨壺の陶器の模様は、わすれな草が人気で品切れだったので、私たちはあけびを選びました。そして、今までの飼い猫とは違い、法要後に骨は持って帰ることにしました。係りの男性は、20歳ということにとても驚いていました。私が以前、ねねを連れてきたときに高尾霊園では25歳の猫がいたということだったので、それをお話しすると、その話にはまだ先があって、その25歳の猫を引き取ったとき、その猫の親はまだ健在とのことだったとか。驚きの長寿ですね。

 高乗寺は、庭が広くてまるで極楽のような雰囲気があるのです。晴れた日には本当に幸せな気分になります。池には鯉が飛び跳ねています。最初が父の飼い猫ねね、次に義母の飼い猫じろべえ、そしてエイズ猫ちび・ビンラーディン、そしてごまこで4回目。でも、最初のもっと前には、高尾(私の実家)の猫ミーがいましたっけ。随分と長いお付き合いです。そうそう、この高尾霊園には、寺山修司の墓があるとか・・。

 家に帰っても、喪失感で胸がつぶれそうでした。昔の写真を整理すると、懐かしくてたまりません。でも、夫に言わせると、最近の老猫の写真を見るより、昔のほうが姿が違うからつらくないとか・・。これが太っていたころの彼女です。

 縁があって一緒に暮らした家族。本当にかけがえのない家族でした。楽しかったよ、ありがとう!あーん、しばらく、立ち直れないなー。明日の面接、まぶたが腫れていてみっともないかも・・・。

 

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