今日、予定通りに映画「犬と猫と人間と」を見てきました。ハンカチを手放せなかったです。またまた、コンタクトレンズの眼にはつらい状況になってしまいました。
それにしても、この日本は先進国なんていえるのでしょうか。モラルのない人間が、平気で動物を虐待したり遺棄したりする社会なんですから。
解決方法は、なるべく多くの人がこの映画を見ることかも。公式サイトはこちらです。
多摩川の捨て猫とホームレスについては、以前からテレビで報道していたのか、それとも新聞紙上だったか覚えていませんが、カメラマンの小西夫妻の活動については知っていました。彼らの行動には本当に頭が下がります。何度か、そのサイトで多摩川の野良猫の様子も見ていました。彼のブログはこちらです。
この映画を見て、メディアの取り上げ方にも疑問を持ちました。彼らは、視聴率さえ取れればそれでいいとしか思えない・・・。一時的に、物事をディフォルメして人の関心をあおるように取り上げ、あとは知らん顔。長期的に報道するという姿勢がないみたいです。人間とは本当に残酷なもので、すぐに忘れてしまうのです。あの、崖っぷち犬も、ほかにもっと多くの殺処分寸前の犬がいるのに、有名になった犬だから飼いたいという人が殺到し、それを報道する・・・。
実際に、保護センターから里親になって引き取っても、すぐまた戻ってくることもあるそうです。
一度、人間不信に陥った動物を飼うのは難しいかもしれませんが、そうさせたのは人間なんです。人間は本当に業が深い。
地道に動物愛護の活動をしている団体もあります。その活動家の中には、外国人もいました。マルコ・ブルーノさんです。彼は動物愛護支援の会の代表をしています。こちらです。
最近、我が家の庭によく顔を出す黒猫。気になります。捨てられたのでしょうか?これからまだまだ寒さはきびしいのに、大丈夫かな。
簡単に命を捨てる飼い主、アンタも捨てられちゃうよ!最後まで責任もって飼うべきです。命を粗末にして。ブルーノさんがこの映画でも言っていました。動物を捨てる、そして親を捨てる、自分も捨てられる、先進国とは思えない日本の国。日本の犬には絶対に生まれたくないねって。その通りです。
悲しいのは、殺処分をしなくてはならない地方自治体の保護センターの責任者に獣医が多いこと。救うべき命を救えないジレンマ。結局、動物を嫌いな人間が処分するより、命として最後まで見守れる自分たちがということになってしまう。そういう気持ち、捨てた飼い主はわかっているのか。許せないです。
私の友達の彼のお母さんの友だちから、なんとかしてあげてと言われてキジ猫と白猫を引き取り、親に飼ってもらったのですが、その父の飼い猫は、22歳まで生きました。去年、私たちが飼っていた黒二毛ごまこが9月に亡くなりましたが、20歳でした。愛情を持って飼えば、猫だって相当長生きできるんです。
ペットは家族です。ブランド物のバッグとは違います。簡単に考えないで!
悲しいよね。地球上で一番威張ってほかの生物を平気でないがしろにしているのが、人類。自慢の脳みそで、せめてもの地球にいいことを考えてもらいたいものですが、実際は自分勝手なことばかりして、殺しあったり弱い立場の命を奪ったりしている。そんな人類に生まれてしまったことを後悔してもはじまらないけれど・・・。
野良猫がいないというイギリスの、シェルターで飼われている猫の顔が、本当に素敵だったんです。幸せなんだろうね。そういえば、イタリアのシエナでも、町で猫は見かけませんでした。室内飼いが常識ですから。日本も、できるだけ猫は室内だけで飼うべきです。放浪するのが当たり前というのはそれはまるで渡世人の股旅物です。だから、猫にマタタビなのかなー。ああ、とりとめがない文章になってしまった。もっともっと、すっきりきっぱり主張したいのに!