今日、TBSで倉本聰さんが出ていました。人間と自然の付き合い方を語るような?番組だったと思います。と、ちょっと別の言い方になってしまったのは、昨夜、もののけ姫を見たからかな・・・。
私たちはずっと宮崎駿の作品を映画館で見てきました。でも、ポニョは見ていないのです。個人的な意見ですが、彼の作品で一番を争うのは、「風の谷のナウシカ」か「もののけ姫」だと思います。テーマが壮大だから。人間が自然とどうかかわるかを問うものだと思っています。私はこういうテーマが大好きです。
そして今日、懐かしい倉本さんが人間が自然とどう向き合えばいいかを話していました。
「裏山が叫んでいる」という詩に、涙が出ました。
人間が自然を変えてきたその傲慢さの結果は、まさに地球温暖化ではないでしょうか?森を大事にすれば、川も海も喜ぶのです。
そういえば、玉川上水の緑地を道路で分断するという計画があるとか・・。まさに、これは「森」の危機です。地元の人たちは大反対しているのに。
一度壊した自然を元に戻すのがどんなに大変か・・。人間の人生よりも長い時間、森の中の木は生きているのですよ。勝手な考えでその大切な命を奪うなんて殺人と同じではないでしょうか?
私は、人類は地球のがん細胞だと思います。少ない石油資源を奪い合い、紛争や戦争、産業開発で地球の寿命を縮めています。
富めるものはどんどん富を独占する。
でも、お日様は万人を照らします。
午後のパートをしていると、午前中、晴れているときはいつも布団を干すことができるのがとってもうれしいです。お日様の恵みをたくさんいただけるのですから。
倉本さんが言っていました、「貧幸」と。豊かになることが必ずしも幸せにはならない。いや、逆に不幸になるのではないでしょうか。
ものを増やすこと、それは不幸のはじまりではないでしょうか。
もしかしたら、草食系というのは、肉食的に欲求ばかりを募らせてきた反動なのかもしれません。最先端で生きることがそんなに大事なこと?携帯がそんなに必要なの?
もっともっと大事なことがあるんじゃないの?それは、人間以前の、もっと根源的な何か。