昨日は詩吟教室の2回目でした。前回、師範が生徒全員にひとりひとり歌わせると言っていたのですが、そんなことはなかったです。昨日と次回で、テキストに載せた詩吟4種類を勉強し、最後の4回目の時に、発表会として一人ひとり吟ずることになりました。それも、師範の尺八伴奏でです!
通常は3段になるまでは尺八伴奏なんてもってのほか、みたいです。なんとも光栄なことですこと。
先日、師範が部屋を借りて尺八を練習しているのを「盗み聞き」しましたが、なかなか素晴らしい演奏でした。
実は、私は邦楽関係を習うのは、まったく初めて。以前、ことを習いたかったのですが、親指がそっくりかえるので、爪がつけられず断念したことがありました。三味線も、猫がかわいそう?だし。
そんなわけで、アマチュアヴィオラ歴とヴァイオリン歴のみ。でも、意外な共通点があったのですよ。
詩吟で、型を覚えたらほかのところは意外と自由にできるようで、長く好きにすればそれこそカデンツァになるかもしれないし、そこまではというところでは、バロックの装飾音のように、ころころと転がしたりする。おー、これは楽しい!
音の楽しさは、世界共通なのです。
昨日は石川丈山の「富士山」を勉強しました。基本「いろは」より楽しいです。詩を理解し、想像する。これは、観察力と想像力の世界です。仙客と神龍(しんりょう)、あの「千と千尋の神隠し」を思い浮かべました。若い龍と千が富士山の周りを楽しく飛んでいるような情景です。私はこれを発表会で吟じようかしら。
吟ずる前に、タイトルと作者を言うのですが、頼山陽のあの有名すぎる詩は、タイトルが長すぎて(そこか、私のネックは??)。
また2週間、時代遅れのMDで録音した模範を毎日聞いて、オリジナルな楽しみを見つけまーす!