3分の2までは、本当に面白かった。あっという間に読み進みました。でも、最後の方が、私は納得いかないという感想です。それは、又吉の「火花」のラストほどではなかったけれど。
ここからは、翌日、少しほとぼり冷めてから書いています。
どうも、女性の描写が気に入らないのです。全体的に、著者が望んでいないとは思うのですが、女性蔑視の世界なんです。それが私の根底で嫌悪を呼び起こすんだと思います。R帝国の、未来という設定の世界では、女性は男性に従い、男性は経済力があれば妾を持っていいとのこと。サイテーじゃないですか。
男女平等、男女同権はいつになったら実現するのでしょうか・源氏物語を書いたのは紫式部というまぎれもない女性。この国ならばと思っていました。悔しいです。