ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇10月9日

2022年10月09日 13時47分12秒 | 短歌

高野公彦選

個人店また減りまた減りまた減りて離れ小島のようなわが店     さいたま市 田中富子

「とりあえずビール」の居酒屋ご無沙汰し家で毎日ごちゃまぜ飲みす 伊予市 福井恒博

柚子坊の名があるんだね植えたてのレモンの苗木丸坊主にして    横浜市 岡田紀子

 一首目、個人商店の受難の時代は、相当前から始まっていますが、それでもがんばっている「わが店」は、どんなお店でしょうか。仲間が減っていくというのは、本当に心細いと思います。みんながスーパーで買い物するようになってしまった社会が、本当によかったのか、考え直す時がきているのかもしれませんね。二首目、まだまだ不安ですよね、コロナ禍。それでも、やはり外で飲みたいなあ。最近は経済事情でその回数を減らしています。家で飲んだ方が、安い?!私もごちゃまぜ飲み、やりますよ。ワイン飲んで、ちょっと飲み足りないと、今度は焼酎かウイスキーを割って飲み、そのうち、リモンチェッロかフランジェリコか、もういい加減にしろって、残った理性が私に警鐘を鳴らしています。三首目、知りませんでした、「柚子坊」と呼ばれるイモムシがいるのを。それでも、これを詠んだ岡田さんは、優しい目で見ていますよね。私も八王子の戸建てに住んでいたころ、山椒の葉にイモムシがついてしまって、困り果てましたが、まあしょうがないかと思ったものです。

永田和宏選

いつの日かゼレンスキー氏の背広着る日がくることを祈り待っている 町田市 古賀公子

 この歌は馬場あき子氏も選んでいます。ウクライナの大統領が、戦争が終わればきちんと背広姿でテレビに登場するはずです。早くロシアが負けて、停戦になってほしいです!

佐佐木幸綱選

焼けてます看板の前通り過ぎおいかけてくるお芋の香り       今治市 気田由紀子

 看板だけだと、一体なんだかわかりませんよね。後からおいしいお芋の香り、それだけで幸せいっぱいになります。私もたまにヨーカドーの焼き芋を買って帰るのですが、あれはその日が賞味期限なんですね。それでも、半分残して冷蔵庫に入れちゃっています。焼き芋のそれだけで和菓子のように感じます。お抹茶に焼き芋、合うと思いますね。お腹すいてきちゃいました!

 

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急に寒くなりました

2022年10月09日 11時41分16秒 | 日常

 さすがに夏仕様の寝具ではだめだと思い、普通のシーツにしましたが、まだ夏掛けと綿毛布をかけて寝ていたら、夜中に寒く感じて起き出し、押し入れから冬の羽毛布団を出してかぶりました。ハッチもすぐに飛んできて布団の上で寝始めました。ただ、猫は布団の上で居心地をよくするために爪でがりがりするのです。思わず、やめて!と止めました。

 今年の夏は長かった。6月から急に暑くなり出して、つい先日まで夏だったような気がします。そして、秋というより冬に近い寒さになってきて、これはかつての日本の四季ではないと思います。地球温暖化のせいでしょう。夏と冬が長く、春と秋が短い。それは残念なことですよね。

 残念と言えば、大好きだったフランスの刑事ドラマ「アストリッドとラファエル」が先週で終わってしまいました。でも、今週から今度はイタリアの医療ドラマが始まります。ミラノが舞台だとか。私はミラノには行ったことがないのです。シチリアとミラノは行きたかったなあ。パスポートも切れたし、重いスーツケースを持ってうろうろするのももう体が無理だろうし、よほど「難民」とかにならない限り、もう海外には行かないでしょう。だから、ドラマで海外を楽しみます。ミラノは、須賀敦子さんがいたところでしたよね。楽しみです。

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