ラグビーワールドカップの影響か、ラグビーの句もいくつかありました。
最近、また俳句の独習を始めたんです。入門書は読み終えたけれど、その本はあまり好きじゃなかったのです。そして今、読んでいるのが清水基吉の「俳句入門 作り方味わい方」です。昭和45年発行の、相当古い本ですが、いろいろ読みましたが、これが一番好きです。文章に棘がない、初心者をいたわってくれるという優しさを感じます。それというのも、私が好きな石田波郷門下なんですよ。いいなーー。こういった本は、俳句サークルに入ったときに、先輩からいただきました。ありがたいことです。
話は戻り、今週の俳壇で心にひっかかったのは・・・。
高山れおな選
浮浪児ら月さへ食べるものに見え 横浜市 志摩光風
秋の蚊は妻に言ひ寄るごとく来る 箕面志 菖蒲哲郎
稲畑汀子選
よく見れば怖い目をした目白かな 四街道市 深澤豪彦
浮浪児と言えば、あの第二次世界大戦の日本の敗戦後の様子を思い浮かべるし、アニメ映画「火垂るの墓」を思い出します。秋の蚊・・の句は、ユーモアがあって、楽しい句です。
目白もそうだけれど、取りって、みんな怖い目してません?昔住んでいた場所が、その鳥の名前がついていたんです。