昨日の夕方、たまたまテレビで浜松のピアノコンクールのドキュメンタリーを見ました。再放送だと思うのですが、タイトルの小説の朗読を入れながらのドキュメントでした。面白くて、お風呂沸かしたのには入れないよ!というくらい、夢中になり、しぶしぶ、途中から録画して入浴しました。実は、小説もピアノコンクールが題材だったので、去年から気にはなっていましたが、未読。今回の番組で、無性に読みたくなり、今日、図書館で予約した上野千鶴子さんの本を刈りに行くついでに、あるかどうか見てこようと思った次第です。
恩田陸だから、ア行の棚をさがし、ちょうど本の上に置いてあったのを見つけ、その分厚さに少し躊躇しましたが、借りてきました!実は、上野千鶴子の本も負けず劣らず分厚かったのでした。だから、松尾芭蕉関係の本を借りるのはあきらめ、今回2週間で2冊、大丈夫かなあ?
昨日の番組を見て、ピアノは畑違いだからと思いましたが、それdめお夢中で見てしまいました。音楽の魅力はやはりすごい!
私が夫と結婚したのも、彼が音楽や美術にものすごく造詣が深かったから惹かれたんだと今になって思います。
日本人の優勝者がいないというのもその厳正さが魅力的です。全体のレベルの呆れるほど高いことと、終わりになるほど過酷としか言いようのない義務が負わされるのも凄い。あたしが見直したのは日本人最上位になった牛田(19歳)がなかなかの凄味を見せていたこと。彼は小中学時はピアノ王子とか神童とか言われてマスコミに頻繁に出て、チヤホヤされ過ぎで、やたらと速い指遣いをさせられていたように見えて、このまま行ったらこいつ駄目になるぞと密かに心配してました。
所がそんな心配は全く消滅してました。あのラフマニノフを密かに徹底して教え込んでピアニストとしての在りようを鍛えたのが中村ひろこでしたね。中村氏は「うまい時もある」と音楽好きから言われていた人だけどやはりピアニスト魂は持ってたんですね。感動です。
あの人のコンサートは何回か行ったけど、ミスタッチはするは飛ばして演奏するはであれあれと思ったことがありました。あのコンサート行きたくなった。3年後まで
あたしゃいきてるかどうかわからんけど。あはは。
そうですよね、今はやっている曲は長くても5分くらい。昔の人って、我慢強かった??多分、時間の感覚が違っていたんだと思います。
私は、巨匠レオンハルトのリサイタルで夫の隣で寝てしまいましたから・・。
でも、生の感覚は大好きです。その空間を共有しているという感覚、長時間でなければまた味わいたいですね。
ラフマニノフは2番が好きです。野田秀樹が芝居に使い、その印象が強烈で・・。