話は前後します。
バスに乗ってスタート地点にアクセスした僕ですが、マイカーは終点ポイントから歩いて40分ほどの吉井運動公園です。
吉井運動公園からコース後半の部分を歩いて馬庭駅に行きました。
上信電鉄→JR八高線→コミュニティーバスを乗り継いで始点に来たわけです。
これで時間を気にせずに歩いて、マイカーに到着すれば完歩出来るというわけです。
バスを降りた僕はGPSを起動して自分が行くべき方向を見定めます。
ここからは「小梨峠」へ向かって2.3kmの登りです。最初は舗装路ですが、やがて山道になりました。
下から見ても上部の方は雲の中だとわかりましたが、その中に入っていくと湿度100%という感じで、雨も降っていないのに草木から水滴がしたたっていました。
こういう日はにわか雨になりやすいんだよな…。なんて一抹の不安を持ちながら歩き続けて行きます。
10時ちょうどに小梨峠(標高548m)に到着しました。ここはコース4のチェックポイントです。
あたりが鬱蒼としていて上手く写真が撮れず、何回もやり直しました。
雑草も激しく生い茂り、そこにたっぷりと水滴をしたためています。そこを踏みつけていくのです。
あっという間に靴はびしょ濡れになりました。
ゴアテックスのシューズなので、中には入ってきませんでしたが、かなり濡れました。
小梨峠を過ぎたところで歩きながらパンを半分食べます。
今回は暑さもあるので、ローカットのシューズを選択しました。
ハーフパンツにサポートタイツなしのナマ足は気持ちいい~。
気持ちいい~けど、膝が心配です。
(ここのところ長く歩くと古傷が痛む)
小梨峠を越えたあと、ルートは山道を下って一旦舗装路に吐き出されました。
ここで最初のハプニング発生。
微妙な舗装路を下山していると、濡れて苔むした路面でスリップ。
両足が勝手にスタートダッシュし、足払いを喰らったように背面から行きました。
両手を路面に激しく付き、渾身の力で耐えました。
うなり声と共に身体全体が背面腕立て伏せのようになり、すんでのところで止まりました。
なんとか尻もち付かずにすみました。
手のひらぐっちょりだったですけど…。
その後は重心を前にもっていきながら滑るもんだという心構えで下山しました。
そして再び登りとなる牛伏山に向かっていきます。
取り付きの部分の標識がなかったらただの藪にしか見えないところをかき分けて入っていきます。
ちょっと違うところに足を置いたらしく、ズボリと穴にハマってしまいました。
ここは草を刈りたいですねぇ。
ドロ足になり、もうどうでも良くなりました。
露でびしょぬれになりながらも登り続けます。
山道からいきなり舗装された林道に出ました。
すると今度はタヌキが出てきました。
お食事しているようです。
相当夢中だったようで、こちらに気が付くのが遅れ気味に。
突然気がついたのか、吹っ飛ぶように逃げていきました。
もう少しで山頂なのかな?と思ったところで雨が降ってきました。
木陰でしばらく様子を見ましたが、やむ様子もないので傘を出しました。
カメラにカバーをかけて歩き始めます。
空が色を変え、ゴロゴロとくすぶるように雷鳴が近づいてきます。
すると上の方から傘をしっかりと握りしめ、走ってくる女性とすれ違いました。
傘はさすこともなくリレー選手のバトンのようになっていました。
きっと雷に驚いて死ぬ気で全力疾走してきたのでしょう。
だけど一人でしたし、恰好もお買い物同然でした。
ここはそんな山なのか?
だいぶ歩いて到着した山頂には「琴平神社」があり、釣り鐘もぶら下がっていました。
さらにその奧にはNHKの施設がありました。
山頂はさらにその奧にありました。
さらに「洞窟観音」なるものもありましたが、そこはこの状況なので割愛しました。
そこに四阿もあり、そこでくつろぐ年配の3人組ありです。雷のことなんか意識していないようです。
僕はコースを忠実にたどり、急ぐように下山を開始しました。
あとは標高を下げるだけなので、ちょっと安心です。
内心ハラハラしましたが、それ以上に雷が激しくなることはありませんでした。
下山中ずっと紫陽花が咲く道を降りてきました。
ここ牛伏山は紫陽花の道がウリなようです。車でも来れるのですが、ここはぜひ歩いて登りたいですね。
完全に下山するとあたりは明るくなり、青空が広がりました。
暑いです。
牛伏山の方はまだ湿気のありそうな雲にまとわりつかれています。
山ではよくある光景です。
バス停のベンチで小休止し、傘をしまいます。
のどかな田園地帯を歩き、上信越道の下をくぐります。
けっこうな距離を歩いてくると、なんだかまた雲が流れてきました。
今朝乗ってきた上信電鉄の線路を渡ります。
あと少しです。
あとは「上野三碑」の最後のひとつ「多胡碑」を見て駐車場に戻るだけです。
広大な田んぼの中を歩いていると、目の前を一台のロードバイクが東の方へと走り去っていきました。
そのあとすぐ…
ポツンと身体に雨粒のようなものが当たったような?
ん?雨か?
念のため傘を出しましたが、あたりを見回すと降ってない。
田んぼの水面を見ても雨は確認出来ませんでした。
一度出した傘をもう一度しまいました。
その直後…。
その3へ続きます。
バスに乗ってスタート地点にアクセスした僕ですが、マイカーは終点ポイントから歩いて40分ほどの吉井運動公園です。
吉井運動公園からコース後半の部分を歩いて馬庭駅に行きました。
上信電鉄→JR八高線→コミュニティーバスを乗り継いで始点に来たわけです。
これで時間を気にせずに歩いて、マイカーに到着すれば完歩出来るというわけです。
バスを降りた僕はGPSを起動して自分が行くべき方向を見定めます。
ここからは「小梨峠」へ向かって2.3kmの登りです。最初は舗装路ですが、やがて山道になりました。
下から見ても上部の方は雲の中だとわかりましたが、その中に入っていくと湿度100%という感じで、雨も降っていないのに草木から水滴がしたたっていました。
こういう日はにわか雨になりやすいんだよな…。なんて一抹の不安を持ちながら歩き続けて行きます。
10時ちょうどに小梨峠(標高548m)に到着しました。ここはコース4のチェックポイントです。
あたりが鬱蒼としていて上手く写真が撮れず、何回もやり直しました。
雑草も激しく生い茂り、そこにたっぷりと水滴をしたためています。そこを踏みつけていくのです。
あっという間に靴はびしょ濡れになりました。
ゴアテックスのシューズなので、中には入ってきませんでしたが、かなり濡れました。
小梨峠を過ぎたところで歩きながらパンを半分食べます。
今回は暑さもあるので、ローカットのシューズを選択しました。
ハーフパンツにサポートタイツなしのナマ足は気持ちいい~。
気持ちいい~けど、膝が心配です。
(ここのところ長く歩くと古傷が痛む)
小梨峠を越えたあと、ルートは山道を下って一旦舗装路に吐き出されました。
ここで最初のハプニング発生。
微妙な舗装路を下山していると、濡れて苔むした路面でスリップ。
両足が勝手にスタートダッシュし、足払いを喰らったように背面から行きました。
両手を路面に激しく付き、渾身の力で耐えました。
うなり声と共に身体全体が背面腕立て伏せのようになり、すんでのところで止まりました。
なんとか尻もち付かずにすみました。
手のひらぐっちょりだったですけど…。
その後は重心を前にもっていきながら滑るもんだという心構えで下山しました。
そして再び登りとなる牛伏山に向かっていきます。
取り付きの部分の標識がなかったらただの藪にしか見えないところをかき分けて入っていきます。
ちょっと違うところに足を置いたらしく、ズボリと穴にハマってしまいました。
ここは草を刈りたいですねぇ。
ドロ足になり、もうどうでも良くなりました。
露でびしょぬれになりながらも登り続けます。
山道からいきなり舗装された林道に出ました。
すると今度はタヌキが出てきました。
お食事しているようです。
相当夢中だったようで、こちらに気が付くのが遅れ気味に。
突然気がついたのか、吹っ飛ぶように逃げていきました。
もう少しで山頂なのかな?と思ったところで雨が降ってきました。
木陰でしばらく様子を見ましたが、やむ様子もないので傘を出しました。
カメラにカバーをかけて歩き始めます。
空が色を変え、ゴロゴロとくすぶるように雷鳴が近づいてきます。
すると上の方から傘をしっかりと握りしめ、走ってくる女性とすれ違いました。
傘はさすこともなくリレー選手のバトンのようになっていました。
きっと雷に驚いて死ぬ気で全力疾走してきたのでしょう。
だけど一人でしたし、恰好もお買い物同然でした。
ここはそんな山なのか?
だいぶ歩いて到着した山頂には「琴平神社」があり、釣り鐘もぶら下がっていました。
さらにその奧にはNHKの施設がありました。
山頂はさらにその奧にありました。
さらに「洞窟観音」なるものもありましたが、そこはこの状況なので割愛しました。
そこに四阿もあり、そこでくつろぐ年配の3人組ありです。雷のことなんか意識していないようです。
僕はコースを忠実にたどり、急ぐように下山を開始しました。
あとは標高を下げるだけなので、ちょっと安心です。
内心ハラハラしましたが、それ以上に雷が激しくなることはありませんでした。
下山中ずっと紫陽花が咲く道を降りてきました。
ここ牛伏山は紫陽花の道がウリなようです。車でも来れるのですが、ここはぜひ歩いて登りたいですね。
完全に下山するとあたりは明るくなり、青空が広がりました。
暑いです。
牛伏山の方はまだ湿気のありそうな雲にまとわりつかれています。
山ではよくある光景です。
バス停のベンチで小休止し、傘をしまいます。
のどかな田園地帯を歩き、上信越道の下をくぐります。
けっこうな距離を歩いてくると、なんだかまた雲が流れてきました。
今朝乗ってきた上信電鉄の線路を渡ります。
あと少しです。
あとは「上野三碑」の最後のひとつ「多胡碑」を見て駐車場に戻るだけです。
広大な田んぼの中を歩いていると、目の前を一台のロードバイクが東の方へと走り去っていきました。
そのあとすぐ…
ポツンと身体に雨粒のようなものが当たったような?
ん?雨か?
念のため傘を出しましたが、あたりを見回すと降ってない。
田んぼの水面を見ても雨は確認出来ませんでした。
一度出した傘をもう一度しまいました。
その直後…。
その3へ続きます。