TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

同級生と登る立山 その2

2017年08月04日 | Weblog
室堂に着きました。
表に出ると雄大な景色が広がります。視界が開けていて良かった-。
今のところ雨は降っていません。雲海が広がっているので、ロープウェイでの真っ白けはその雲の中を抜けている時だったのでしょう。

M谷くんは45リットルパンパンのザック、僕は70リットルパンパンのザック。持ち上げるのがやっとのため、乗り物でいちいち降ろすのがつらかったです。

今回の行程はキャンプを楽しむために重量無視の装備重視です。
重くて当然です。でも、山岳部の学生たちはさらに一回り大きいザックを担いでいました。何が入っているんだか…。
ぱっと見90リットルはありそうですね。
みんな死にそうな顔してます。
山岳部の夏山合宿って地獄のサーキットトレーニングが延々続く感じなのでしょうね。

さて僕らはここからおよそ1時間かけて雷鳥沢キャンプ場を目指します。
室堂平に案内板があり、それを見に行くと何かの番組でしょうか?撮影中でした。
後ろから案内板を覗いた瞬間に声をかけられ、そこから10分ぐらいカメラが回りました。
あとから知りましたが、北日本放送の『かいこと』という番組だそうです。ホームページから見られるらしいので、編集が済んでアップされたらぜひ見て下さいと女子アナに説明されました。
思いがけず楽しい時間と演出に、良い旅になる予感がビンビンしました。
丁寧に挨拶して撮影クルーとお別れします。

ミクリガ池(画像)を越え足下の高山植物と地獄谷の噴煙を眺めながらのんびり歩いて行きます。
良い旅になるはずなのに、空の方は不機嫌さを隠しきれず遂には泣き出してしまいました。
ちょうど雷鳥荘の前だったので、テラスに避難させてもらいました。
しばらく待ってみましたが、雨が上がる気配もないのでここで温泉タイムにすることにしました。

雷鳥荘には映画『劔岳点の記』や『春を背負って』の役者さんたちのサインが入ったTシャツや写真が飾られていました。

ささっ、温泉温泉♪
もちろん硫黄臭ビンビンのお湯でした。M谷くんは山で温泉に入る計画を忘れていたらしく、タオルと着替が無いと言い出しました。
『タオル?そんなもん自然乾燥で大丈夫でしょ。山中で着替えはよっぽどのことがない限りしないしなぁ』
実際、僕もタオル無しで温泉は何度かあります。
M谷くんは結局受付で雷鳥荘のタオルを購入していました。
『記念になるしなー』

お昼前の時間だったので入浴する人もほとんどおらず、快適な時間となりました。
お風呂から上がっても雨がやむ様子はありません。お腹が空いてきたけどここは我慢。
すると先ほどの撮影クルーが来館です。『あっ!どうも』と声を掛けあいました。どうやらここでラーメンとカレーを食べるシーンを撮影するようです。
M谷くんが珈琲をご馳走してくれました。とても美味しく感じました。

食べるシーンはこうやって撮るのかぁ。湯気が上がるカレーをどこからすくってどう撮るか細かく相談しています。ライティングもバッチリですね。

そうこうしているうちに雨が小降りになって来ました。M谷くんは上だけカッパ、僕は下だけカッパに傘。
お互い思い思いのスタイルで再スタートします。
のんびりさせていただいた小屋の方と撮影クルーに挨拶して出発しました。


その3に続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同級生と登る立山 その1

2017年08月04日 | Weblog
去年、同級生の親友と白馬大雪渓を登り、雲上の鑓温泉に浸かった話をしましたが、あれから一年。
キツかったけどとても良かったので『今年も行こうぜ』となりました。
いろいろ考えてみましたが、観光地としても有名な黒部ダムからの立山登山を提案したところ、二つ返事でOKされました。

立山…
でもけっこう遠いんだよなぁ…。
剱御前や別山にも登りたいし、そこから見る剱岳にも興味あるし、ここは一丁頑張って運転することにしました。

同級生のM谷くんを迎えに行ってスタートするため、あらかじめ準備しておいた荷物を抱えて出勤します。
天気によっては行き先変更するかもしれないので、どこでも行ける用意もしていきます。
前日の夕方に発表される天気予報を参考に、最終決定しました。

去年の白馬も雷や雨に悩まされましたが、今年も台風と前線による天候の変化と気圧の谷の動きでとても予想が難しかったようです。
そして雨のち晴れの予報が出た立山に行くことに決めました。

片道約6時間の運転は、いつもながらに大変ですが助手席で寝ないで頑張っているM谷くんも大変だったでしょうね。
きっと奥さんに『あなた、隣で居眠りしないようにね』と言われたのでしょう。おかげでこちらも眠くならずに済みました。

順調に常磐道→首都高→外環道→関越道→上信越道→長野道をクリアし、高速道路を降りてから1時間一般道を走ります。
扇沢の無料駐車場はすでに8割方埋まっていました。

いつも始発に乗るため、早起きしなくちゃなりませんでしたが、今回はテントで過ごすことにしたため、9時の扇沢発のトロリーバスに乗ることにしました。

室堂まで往復のチケットを買います。約10000円…
無くさないようにしなくちゃね。

改札口に行くと、大勢の団体さんが並んでいました。半分は韓国人のツアー客でした。
あまりの行列にひとつ後のバスにすることにしました。
ところが… 次のバスもいっぱいになってしまいました。

黒部湖に着きました。
ここからケーブルカーに乗り換えるために黒部ダムの観光放水を見ながら歩きます。
そしてロープウェイ。
ロープウェイの中で車掌さんが『展望台があるのでぜひ立ち寄ってみて下さい。ここまで真っ白なのはそうないです』と言っていました。さらにツアーの添乗員さんが『私、何度も皆さんをご案内してますが、ここまで真っ白けなのは初めてです』とさらに盛り上げてました。もちろん今まで何度もあったと思いますけどね(笑)。
このぐらいの視界不良は山ではよくあることです。

さらにまたトロリーバスに乗り換えて、やっと立山室堂に到着します。


その2に続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする