『COVID-19との長期戦に備えて 2(人口100万人あたりの感染者増加率)』
―中国・台湾・日本・韓国と日本の一部の都道府県と比較 5―
20210110(アジア4ヶ国)、20210111(一部の都道府県)のデータで更新
世界中でCOVID-19が大変な事態になっていますので、20210131 の予測データで中国・台湾・日本・韓国と日本の一部の都道府県と比較を更新しました。
数値は、「日本全国の都道府県別と国別の人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移」のデータを引用しました。 東アジアでは『日本』が、日本では東京・神奈川・埼玉・千葉が酷い状態です。 マスコミも、傾向(グラフ)と定量的(100万人あたりとか10万人あたり等)を示して欲しいです。
中国 | 台湾 | 日本 | 韓国 | 東京都 | 沖縄県 | 大阪府 | 北海道 | 愛知県 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | |
2002 | 55 | 1 | 2 | 57 | ||||||||
2003 | 57 | 13 | 15 | 191 | 38 | 6 | 32 | 34 | 23 | 17 | 13 | 26 |
2004 | 58 | 18 | 111 | 210 | 307 | 98 | 186 | 150 | 65 | 111 | 116 | 129 |
2005 | 58 | 19 | 133 | 224 | 377 | 98 | 202 | 207 | 67 | 148 | 136 | 145 |
2006 | 59 | 19 | 147 | 250 | 447 | 98 | 208 | 241 | 69 | 163 | 154 | 153 |
2007 | 61 | 20 | 267 | 279 | 912 | 272 | 482 | 275 | 273 | 276 | 315 | 265 |
2008 | 62 | 20 | 537 | 389 | 1,495 | 1,472 | 970 | 339 | 603 | 545 | 535 | 487 |
2009 | 62.91 | 21.58 | 656 | 464 | 1,848 | 1,711 | 1,211 | 401 | 710 | 758 | 633 | 622 |
2010 | 63.48 | 23.26 | 794 | 517 | 2,233 | 2,296 | 1,448 | 610 | 825 | 954 | 793 | 804 |
2011 | 64.55 | 28.34 | 1,178 | 676 | 2,941 | 2,977 | 2,301 | 1,689 | 1,339 | 1,365 | 1,147 | 1,120 |
2012 | 66.67 | 33.55 | 1,864 | 1,205 | 4,323 | 3,701 | 3,405 | 2,560 | 2,192 | 2,312 | 1,945 | 1,770 |
2101 | 68.53 | 37.33 | 3,166 | 1,648 | 7,558 | 4,825 | 4,983 | 3,318 | 3,339 | 4,386 | 3,433 | 3,337 |
10月末 11月末 12月末 1月末予測値
前月末比 前月末比 前月末比 前月末日
中国 100% 103% 103% 103%
台湾 108% 122% 121% 111%
日本 121% 148% 158% 170%
韓国 111% 131% 178% 137%
東京都 121% 132% 147% 175%
沖縄県 134% 130% 124% 130%
大阪府 120% 159% 148% 146%
北海道 152% 277% 152% 130%
愛知県 116% 162% 164% 152%
神奈川県 126% 143% 169% 190%
埼玉県 125% 144% 170% 177%
千葉県 129% 139% 158% 189%
東アジアでは、日本だけが急増傾向です。 優等国台湾は、まだ抑えこんでいます。増加も気になりますが、中国の抑え込みは、日本で適用できるかはわかりませんが、研究すべきと思います。
特に日本の場合は、実態を定量的な解析、特に傾向を示して、正確に国民に理解していただきワクチンが間に合うまでは、繰り返しですが、『三密回避』、『マスク着用と、うがいの徹底』です。 すでに爆発感染の様相を示しています。
『指定感染症のCOVID-19のクラスター感染と爆発感染』を防ぐには、PCR検査拡大と陽性者には率先自主隔離と、お願い隔離の徹底が急務です。
とにかく、後手後手のモグラたたきは、先に行って、大変な出費と経済損失になります。 直近の事態は、日本が特に酷い状態ですので、見やすいグラフを多用し、定量的なデータ(急増傾向)を国民に、正直に提示して備えの重要性を理解してもらう。 年末年始の休み明けのデータが、目詰まりで実態を反映できなかった可能性があり心配です。
いよいよ、ヒト(医療関係者不足)・モノ(医療関係機器・設備不足)・カネ(国は借金調達できても、『縦割り組織・IT後進国』で末端まで、なかなか届かない)が、『どこかの目詰まり』よりは、『広範囲での目詰まり』です。
休業支援金(給付金)の制度設計は『もう少し、公平性について工夫がほしかった』の一語に尽きます。 IT後進国で『データ』の管理が下手で、上手く使えないのが理由でしょうか。
COVID-19の感染拡大が、年末年始のヒト・モノ不足による目詰まりで、この程度で済んでいるのかと心配です。
(20210112纏め #275)