知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『風化させてはいけないこと 1(苦海浄土-わが水俣病 1)』ー銭は一銭もいらん。会社のえらか衆、上から順々に水銀母液を飲んで!―

2021-01-24 22:58:21 | 読書

         『風化させてはいけないこと 1(苦海浄土-わが水俣病 1)』

 『銭は一銭もいらん。会社のえらか衆、上から順々に水銀母液を飲んで!』

ウキペデイアから引用

 先ずは、水俣病患者たちに共通な症状は『初めに、手足の先がシビレ、もの が握れぬ、歩けない、歩こうとすれば、ツッコケル、ものが言えない、言おうとすれば、一言ずつ長く引っぱる、甘えるような言い方になる、舌も痺れ、味もせず、吞み込めない。 目が見えなくなる。 聞こえない。 手足がふるえ、全身痙攣をおこして大の男、2,3人がかりでも押さえ切れない人も出くる。 食事も排泄も自分でできないという得意で悲惨な有様であった』

 

    取材状況が解かるあとがきを、先に読むのも読書方法のコツかも知れません。 あとがきから、死につつある患者の悲痛な声。 

 

『銭は一銭もいらん。 そのかわり、会社のえらか衆の上から順々に水銀母液を飲んでもらおう・・・。 そのあと順々全員に、全員に死んでもらう。奥さん方々にも飲んでもらう。 そのあと順々に死んでもらう。』  これ以上の凄まじい発言はありません。

 

  余談です。 本には、生涯忘れられない場面が、表現がある。 浅田次郎著『蒼穹の昴』のなかにある『自ら浄身(去勢)して、その後の自ら治療する』という場面。 

  映画には、最後まで見ようと何回トライしても、惨過ぎて、それができない『火垂るの墓』(野坂昭如原作)などがあります。

 

  後期高齢者になると、物事にそれほど驚かなくなりますが、石牟礼道子氏著1969年1月28日、第1刷発行のこの本は凄かった。  乱読の自分は、10冊前後を並行読みしますので、どうしても、数頁から数十頁を間欠的に読むインターバルリーディング(勝手に名付けた)に、いつも、結果的になってしまいます。

 

  この本は読み始めて、すぐに、凄まじい内容で、一気に読めそうもないので、意図的にインターバルリーディングで読んでいます。

 

  又、息抜きの余談『ある先輩の本の読み方』です。

 インターバルリーディングのさらに先を行くこと。  ある先輩が岩波書店の濃紺の豪華装丁版の志賀直哉全集22冊を前に一言『この全集の、どの巻の、どのページを読んでも志賀直哉と読書の良さを理解できると』、感心しました。

 

 横道から戻ります。 先ずは、ウェブ情報から;

『苦海浄土-わが水俣病』1950~60年代の日本の公害問題を知る上での原点ともいうべき本であるとともに、そこに込められた深い問いやメッセージの普遍性から「20世紀の世界文学」という評価も受けている名著です。1969年に出版された『苦海浄土-わが水俣病』は、翌70年の第一回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれるも、石牟礼道子(いしむれ・みちこ)氏は受賞を辞退しました。その理由は公表されていません。

 

  これも、ウェブ情報です。 それから、5年後には;

『複合汚染』(ふくごうおせん)は有吉佐和子長編小説。 1974年から1975年まで朝日新聞に連載され、連載中から大きな反響を呼び、連載終了前の単行本上巻・下巻とあわせてベストセラーとなった。現在でも環境問題を考える上でしばしば言及されるロングセラーとなっており、レイチェル・カーソン沈黙の春』の「日本版」にも例えられる。

 

『苦海浄土-わが水俣病』前半の中のキーワード

❶胎児性水俣病

 誕生日が来ても、2年目が来ても、歩くことおろか、這うことも、しゃべることも、箸を握ることも出来なかった。 4~5年たっても良くならず、村道の奥の家々で寝転がされたまま肉親や、猫や、舟虫の気配を全身で感じながら暮らしてきた。 これ地獄絵です。

 

❷患者番号16号

 さて、この水俣病の患者の一人に、山中九平少年がいます。少年16歳は、迎えに来る専用バスで検診に行くことをガンとして拒んでいた。 父親を早く失くした少年は、この少年の発病の一年後に発病した姉と、二人は、母親57歳と一緒に生活している。  この少年は、立ち振る舞いが不自由で、胡坐でラジオを抱えて、ひねもす野球・相撲を聴いている。

 

 周囲の患者が楽しみにする、唯一、仲間と交流のできる検診を、唯一人、頑なに拒む、強い意志はどこから来るのでしょうか。 少年は、将来背負う『さらに進行する水俣病』を知る術もなく、周囲の患者 たちの背負った、『水俣病末期症状』もまだ知らず今の苦しみを形に変えて世の中に反抗しているのでしょうか。 これ無残です。

 

❸魚好きの猫達は

 船の墓場と化した港に浮上した死魚や生魚を食べた猫月の浦の猫は舞うて死ぬ』と噂されるようになった。 又『猫たちが、くりくり舞うかと思うと、酒に酔うたごつしてチドリ足で舞うとです。舞うのがきつくなると、地面ば鼻の先でこすって、鼻の先がちょろりと剥けよった』。   猫は無実で、人間の『業』を想います。

 

❹回避できない風評

 この水俣病の調査をする二つの研究機関が、原因は『水俣湾で獲れる魚介類に含まれる有機水銀が有力』と中間発表した後の、水俣鮮魚小売組合の声明『水俣の漁民が獲った魚は絶対売らない』と。 さらに小売店は『当店の魚は、遠洋ものばかりです』と張り紙を出したら、逆に恐れて、お客が寄り付かなくなった。 

 

❺奇病の発生と発表

 漁民はいう、『今考えて、本当に残念に思うのは、原因も分からんじゃったせいもあるが、正式には昭和31年4月に奇病の発表があったわけですが、こうなるまで、患者も漁民も4年もほったらかしじゃったことですよ。  実質的な発生は昭和28年暮れですから』  この困難な、因果関係の立証が難しく、さらに暫定の対策は打てない、地方町村の企業誘致の難しさ。

 

  この汚染公害の問題は、工業化・経済発展最優先の中で避けられなかったのでしょうか。 それでもこの公害の問題は、遅きに失した対策が実現されていますが、これは地球上のいろんなところで起こる局部的事象です。  

 

 現在、海水温を上昇させ、異常深層海流と異常気象の対策はさらに大変です。 超巨大スケールの対策『地球を冷やす術』がありませんので・・・。

         (記事投稿日:2017/02/13、最終更新日:2021/01/24、#062)

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『米国から来た「姪の孫(曾姪孫・イタリア系)のハグ」に喜寿爺は感激』ーアスリートの姪の娘婿とすでにアスリートの子とスポーツトーク盛り上がりー

2021-01-24 22:42:33 | スポーツ

  『米国から来た「姪の孫(曾姪孫・イタリア系)のハグ」に喜寿爺は感激』

ーアスリートの姪の娘婿とすでにアスリートの子とスポーツトーク盛り上がりー

 来日した米国在住の 8歳の曾姪孫(姪の孫)とその両親(姪の娘夫婦)も入った、国境も年齢差も全く感じないスポーツトークになりました。 その中で、大人(曾姪孫の親と喜寿爺)の話に、曾姪孫が俄然興味を持ち、理解した結果でしょうか、トークが終った時の、喜寿爺への曾姪孫のハグ』に感激した話です。

 

 彼らの滞在中のこの機会に、姪と、姪の娘夫妻(夫はイタリア系アメリカ人)と彼等の息子(8才)と、特にビール好きの大人達に、日本のビールの味を知って貰おうと、浅草の某ビール本社ビルで食事とビールを堪能しました。

 

 傘寿前に、もう一度やっておきたい『年寄りの冷や水』が、二つありまして、今回の会話、これに大変参考になりました。今回のトークは、次の❶&❷関して、大いに参考になった内容でした。

 

ボウリングの3回目の大台(還暦の前と後に出した200点)越え

ウキペデイアから引用

水上スキーのシングルスロラーム

 

  アスリートの父(姪の娘婿)と、もうすでにアスリートの子とスポーツトークで盛り上がり、この男の子、父親と自分のトークに興味津々で、頻発する質問攻めにあいました。 この度の思い掛けない、この子の盛り上がりの様子には、父親自身が驚いていました。 三者トークは次のようなもの。

 

 ボウリングは変化球の特訓で再挑戦すれば、大台越えできますよと言われ、

生涯『ストレートボールオンリー』を通してきた自分には『目から鱗』。

 

②  水上スキーは、シングルスキー専用の『フィン』の大きいの使用すれば

立ち上がり時の横ブレがなくシングルでスムースに立ち上り、スロラーム

に移行できると。  昔、フィンの小さいボードで、水上のスロラームは

問題なくも、ただしシングルの立ち上がりに苦労した経験あり。

 

③  ダイビングでは、巨大な昆布の林で、昆布に巻き付かれた時の脱出方法は、ダイビングフィンの内側のブーツは、そのままでもフィンとシュノーケルを取り外し、捨てて脱出(自分の経験)これはシュノーケルダイビング中の話。スキューバダイビング中は、昆布林を、ダイバーズナイフで切り開いて脱出可能と。

 

④スキューバダイビングの1時間分のエアータンクでダイブするときの可能な最大深度の質問がこの子から出ました。父親はただ垂直に潜るだけのケース

で、問題を単純化して、説明していました。(これは最深部からの急上昇は減圧症・潜水病発症回避のためできませんので、 上昇途中何回かの停止と、深度に、応じた休息の必要時間を事前に計算して最深度算定可能)

 

④  ウエイトベルトの重さの決め方は、フル装備で、浅瀬(3フィート位)で、息を吐き、ゆっくり沈んで、水底で、うつ伏せになれるくらい

 

⑤  米国の雪上スキー事情、大人たちはスノーボーダーが多く、子供たちは普通のスキーが多い。 これは基本を大事にするスキー学校の所為とのこと。

 (サンフランシスコのローカル事情かも)

 

⑥  厳冬期の冬山登山のことについては、マイアミ育ち、サンフランシスコ在住で、バハマで休暇を過ごす、この家族には、 別世界の話のようでしたが、

冒険の好きなアメリカ人ですので、少なくとも、この子は厳冬期冬山登山を目指すかもしれません。 

 

 少しは理解しあえた曾姪孫に『ハグ』された後、この家族に誘われたヤクルトVS巨人戦のナイター観戦には同行できず、神宮球場行きの家族を見送りました。

                                                                     (20160422纏め、20190109追補、20211024追補 #052)

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 『日本は凄い・日本人は凄い 4 (駅伝のこと、厚底シューズが変えた記録)』ー箱根駅伝記録は総合新、1・2位の2校、往路・復路新も、今後は競技場も?ー  

2021-01-24 22:35:28 | スポーツ

『日本は凄い・日本人は凄い 4(駅伝のこと、厚底シューズが変えた記録)』

ー箱根駅伝記録は総合新、1・2位の2校、往路・復路新も、今後は競技場も?ー

 箱根駅伝の連覇記録は、中央大学の6連覇と、日本体育大学の5連覇があります。 青山学院大学は、4連覇(他に3校)中から5連覇狙いましたが、残念ながら達成できませんでした。 昔、この駅伝に参加したくて国立大学より日本大学・中央大学に進んだ優秀な先輩もおりました。

 

今回の箱根駅伝は天候に恵まれたとはいえ、総合新は1・2位の2校、往路新も1・2位の2校、復路新も1・2位の2校と新記録ラッシュでした。 厚底シューズは出場選手の、約4割の95選手でした。 もし参加選手全員が十分な準備(履きならし)練習期間も入れてこの厚底シューズが間に合っていたらさらに記録は伸びたのではと、想像しました。 

 

この種類のシューズは、選手の体躯に合わせた設計になる、つまりオーダーメイド時代になると思いました。 今回の箱根駅伝のみならず、他のマラソン大会でも、厚底シューズは評価されていますが、このシューズはある種のドーピングという、とんでもない声もあがっています。 マラソンが『夢の2時間切り(100ⅿを17秒)』も十分視野に入ってきました。 

ウキペデイアから引用

運動・競技の用具(着衣含め)の素材の進歩は、その規制に難しい問題をはらんでおり、競技用シューズの規制・管理が難しくなり、SFの世界ではありませんが、こういう金属・非鉄金属材料を体に組み込むことさえ可能になります。国際陸連の関係者の皆様もこれからは大変です。 いっそのこと、古代オリンピック選手やマラソンのアベベ選手のように素足で競争する。 

 

余談ですが、高校時代にクラス対抗10㎞マラソン大会がありました。 総合判定は各クラスのトップ10位までの、獲得点数合計(配点は、優勝者は参加者人数×1点・・・ビリは1点)です。 自分も満を持して、アップシューズをやめて、当時の極薄底の足袋型薄底シューズを履いて参加、上位に入れば獲得点数が多いので、見かけ倒しの自分にも、運動音痴生徒が自転車で伴奏についてくれました。 かなり良い結果でしたが、足裏に巨大なマメ『母趾内転筋横頭(踵・土踏まず・指を除く)全体』ができ、それから暫くはそのトラウマで、通学時には、道路面をまともに見るのも嫌な日々が続きました。 

 

問題はさておき、駅伝について調べてみました。

陸上競技は、スタジアムでの個人競技が主でした。 その後競技場でのリレー(継走)』『駅伝・ロードでのリレー(継走)』が加わりました。 

先ずは、ウエブ情報の抜粋です。

 

『競技場でのリレー(継走)』

その起源は神聖な火を儀礼や祭礼に運ぶための方法として行われたものと、政府が重要な情報を全国各地に早く伝えるために行ってきたものという2つの系譜があった。
現在行われているような形のリレーは1893年にアメリカで誕生した。 オリンピックで初めてリレー競技が行われたのは、アメリカでのリレー誕生から15年後の1908年ロンドン大会で、メドレーリレーが行われた。日本で初めて正式にリレー競技が行われたのはさらに後で、1913年だった。

 

『駅伝・ロードでのリレー(継走)

各走者は途中の「中継所」またはゴールまで走り、走り終える毎に前の走者から受け継いだたすきを次の走者に渡していくが、公道使用上の制限から遅れが大きいチームの場合、前の区間の走者が来ない内に予備のたすきを持って「繰り上げスタート」を余儀なくされる場合もある。

各走者が走る距離、総距離、区間数、性別等の組み合わせは大会によって様々であるが、国際陸上競技連盟(国際陸連)が定める国際レースの基準では男女別にフルマラソンと同じ42.195㎞を6区間(5 km、10 km、5 km、10 km、5 km、7.195 km)で走る。

国際陸上競技連盟では、駅伝の国際名称を"Road relay"としているが、近年までは日本でしか行われていない競技であった為、"Ekiden"と呼んだり、説明的に"Marathon relay"と呼ばれることがある。ただし近年では海外でも駅伝大会が行われている。

 

『駅伝の起源』

そのルーツは飛脚だったと言われています。江戸時代、参勤交代の頃に日本の街道が整備されました。街道文化の中で情報をいち早く伝えるために活躍したのが飛脚。飛脚は長い区間、ひとりで走りきるのではなく数人でバトンタッチして、なるべく早く情報を届けました。これが駅伝の原点と言われています

 

 日本では、駅伝大会は多々ありますが、圧巻は 青東(あおとう・青森―東京間)駅伝として知られている東日本縦断駅伝競走大会は、第1回が1951年に行われている。 途中7年の中断があり、44回まで続いた。 青森から東京まで55区間、759kmを走破するというから、まさに世界最大規模の駅伝。 しかし特に道路・鉄道などの増設による交通事情の変化やロードレースも集中的に行われることから日程調整が付かないという理由で第45回大会が開かれた2002年度を最後に大会は消滅。 まことに残念です。

(20190103 纏め、20210124追補、#051)

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『今、そこで始まっている大絶滅(今までは大陸移動の地殻変動・隕石?、次は 1)   』ー「人為的な環境破壊」による温暖化でゆっくりと進行する大絶滅ー

2021-01-24 21:36:30 | 地球・火山・地震・津波

『今、そこで始まってる大絶滅(今までは大陸移動の地殻変動・隕石?次は 1)』 

『人為的な環境破壊」による温暖化でゆっくりと進行する大絶滅』

地球史上初の人為的な大絶滅が始まっています。 古生代・カンブリア紀末より、大絶滅は13回起きています。  生物の殆ど、70%以上が絶滅したのは、5回の五大絶滅(ビッグファイブ)、死滅生物が下記;

古生代 ❶オルドビス紀(コケムシ、オウムガイなど) 

    デボン紀(原始的魚類、アンモナイトの一部など) 

    ❸ベルム紀(アンモナイト、サンゴの一部など)

中生代 ❹三畳紀(哺乳類型爬虫類、槽歯類、腕足類、腹足類、二枚貝など) 

    ❺白亜紀(恐竜と有孔虫など)

  過去の五大絶滅の原因は、陸上・海洋表層の両方での生物絶滅から考えられ、これらの原因は、地球全体規模の原因、地球システムに加えられた擾乱(乱れ)で、『自然的な、隕石・小惑星・彗星の衝突、超大陸の形成と分裂、超巨大噴火、地磁気逆転等』が、有力視されるが、五大絶滅(ビッグファイブ)は、1-4回は超大陸の形成と分裂と関連の超巨大噴火、5回目は隕石衝突説が最新説

ウキペデイアから引用

 

隕石衝突説

原因が、ほぼ確定されているのが最も新しい6,600万年前の大絶滅で、隕石衝突説(小惑星衝突説)が、ほぼ定説です。 この大絶滅の『二の舞』と予測されるのが、『人為的な環境破壊』による温暖化でゆっくりと進行する大絶滅です。

  先ず、隕石と彗星の違いをウェブ情報からです。

隕石」は宇宙空間から地上飛来した物体である。
彗星」は太陽周り楕円などの軌道を描いて回っている天体の姿である。
流れ星地上に向かって落ち流星体であるという点では隕石と共通する。

  数ある恐竜絶滅の理由は、

①次代の動物、哺乳類の台頭、 

②種の老化、

③新しい植物に対応できなかった、 

④藻の大発生と二酸化炭素減少と寒冷化、 

⑤地球規模の火山活動活性化、 

⑥宇宙線照射説等、あるものの具体的証拠がなく、サイエンスになっていない、と言われています。

  謎とされていた、一億年以上も繫栄した恐竜絶滅説の理由は今では、隕石衝突説(小惑星衝突説)が最有力です。

 近い将来に確実に起こり得る『人為的な海水温上昇に起因する環境破壊による大絶滅』です。 『比熱のもとっも大きい水の惑星・地球を冷やす』こと無理。

  度目の大絶滅に関する、ウェブ情報の抜粋です

英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。 人類の活動による自然環境の破壊が進む現在の地球の状況は、過去の大量絶滅の原因となった気候の激変と類似していると分析。 「生物は急激に変化する状況への適応が間に合わず、絶滅する」と。

  これから、起る大絶滅は、五大絶滅の原因とは、異なり、爆発的に増加する人間の生活レベル向上に起因する温暖化による自然破壊・温暖な水の惑星の海水温上昇につきる。 この『温暖化による海水温上昇』が諸悪の根源です。

『温暖化による海水温上昇』は、海水温安定に最も有効な『深層流』にも悪影響が出ていることが、最近、解って生きました。 

 深層流のウェブ情報です。

南極の凍る海で生まれた冷たくて重い海水は、深い海の底に沈みこんで南極の外へ流れ出す。 深層流は千年以上かけて地球の海を回っていて、地球の気候などの環境に大きな役割を果たしていると考えられている。 深層流の上部の流れは、黒潮など表面の海流とは違う流れだ。

 地球は、冷やせません。 唯一期待の『木を植えよう』も、万能に非ずです。 樹木も、枯れて朽ちれば・加工されれば・燃やせば、CO2を出します。 CO2削減の困難さが、6度目の大絶滅回避の困難さです。

  人類は、霊長類の時代を含め、数百万年の歴史ですが、現在は、繁栄の頂点にいます。 が、決して地球には優しくはありません。 反面、この人類の『叡知』に対して、恐竜は、隕石衝突の大絶滅なかりせば、1億年以上も繁栄し続けたであろう『DNA』を持ってましたが、地球上から、大絶滅で消えました。 それでも恐竜の方がずっと地球には優しかった。 この正反対の両者を育んだ地球は、やはり『奇跡の星』です。

 

昔の中国人が思った『杞人天憂(杞憂)』は隕石であったのかもしれませんが、今の、人間の自然破壊は全く別物で恐ろしい・・・。 

          (20170611纏め、20190102追補、20210124追補 ♯050)    

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