『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 15)』
―後手後手対策・モグラたたき対策から、IT駆使して陽性者の追跡隔離を―
12月31日のデータで更新、今回は英国を加えしました。
人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率(10ヶ国と世界)
世界中が頂上傾向、維持できるか。
10月度の前月比 11月度の前月比 12月度の前月比
ドイツ 179% 206% 165%
スウェーデン 139% 188% 188%
英国 223% 161% 153%
米国 125% 150% 147%
ブラジル 115% 115% 115%
台湾 108% 122% 122%
中国 100% 103% 103%
韓国 111% 131% 131%
日本 121% 148% 148%
インド 107% 116% 116%
世界 135% 138% 132%
人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)
韓国・日本が頂上傾向、維持できるか。 中国の奇跡に近い抑え込みは研究に値する。
人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(10ヶ国と世界)
世界中が増加傾向の中でも、ドイツ・韓国・日本・スウェーデン・米国の急増が心配。 医療環境・行政共に優等国のドイツの状況のCOVID-19の『厄介さ』が分ります。
10月度の前月末比 11月度の前月末比 12月末予測値の前月比
ドイツ 110% 156% 202%
スウェーデン 102% 112% 131%
英国 110% 126% 126%
米国 112% 117% 129%
ブラジル 112% 109% 113%
台湾 100% 100% 100%
中国 100% 100% 101%
韓国 112% 113% 174%
日本 112% 118% 159%
インド 125% 113% 108%
世界 118% 124% 124%
死者数増加率推移からは、一喜一憂はできませんが、ドイツ・韓国・日本が酷い状態になっています。
人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(東アジアの4カ国)
台湾・中国は抑えこんでいますが、日本・韓国が感染者数の増加傾向と同様で心配で、特に韓国です。
新型コロナウイルス感染症『COVID-19』と、新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』は、想像以上に複雑でタフです。 まさに有事の長期戦です。 ワクチンが安心して皆が適用できるまでは、平凡ですが、『三密回避』、『マスク着用と、うがいの徹底』、『PCR検査拡大と陽性者の隔離(クラスター感染と爆発感染を防ぐには)』の徹底です。
100万人あたりの感染者数増加率と、死者数推移の地域差はなくなりアジアが米州を超えて欧州のドイツに迫っています。 各種データも、同じ条件で集計されてはいないと思いますが、とにかくスペイン風邪以上の難敵です。
特に日本の場合は、実態を定量的な解析、特に傾向を示して、正確に国民に理解していただきワクチンが間に合うまでは、繰り返しですが、『三密回避』、『マスク着用と、うがいの徹底』です。 すでに爆発感染の様相を示しています。
指定感染症のCOVID-19のクラスター感染と爆発感染を防ぐには、PCR検査拡大と陽性者の率先自主隔離と、お願い隔離の徹底が急務です。
とにかく、後手後手のモグラたたきは、先に行って、大変な出費と経済損失になります。 日本が特に酷い状態ですので、定量的なデータを国民に提示して、年末年始の休み明けが心配です。 みんなで徹底的に対策しましょう。
(20210101纏め #265-3)