知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 25)』―PCR検査で陽性者の把握拡大と、『率先自主隔離とお願い隔離』の徹底を―

2021-01-28 16:45:05 | 政治・経済

   『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 25)』

 ―PCR検査で陽性者の把握拡大と、『率先自主隔離とお願い隔離』の徹底を―

―調査国の中で、前月比較で増加中は、変異株の英国と南ア、日本も変異株か―

 

マスコミ・行政部門の発表ですが絶対数で『増えた・増えた』と言っていますが、調査国11ヶ国の中で最も酷い状態に日本があります。 感染状況は母数を含め、百万分率(100万人あたり・PPM)、百分率(PCT)、でどれだけ酷い状態(急増カーブ)かを、海外とも比較して発表して、現状の酷さを皆に知らせて、皆での対応は必須であると思います。

 

COVID-19対策については、どなたかが言っていました『どこかで目詰まりが』と、やはり難しい有事『COVID-19』のことは、その目詰まりを定量化して、大勢の人に分かりやすい、百分率(PCT)や100万人あたり(PPM)で定量的で分かり易くして頂きたいものです。 

 

特に母数も明確に、更に傾向(トレンド・Trend)を示し、解説して頂きたいと思っています。 SARS・MERSと比較して、COVID-19の感染力の大きさと経済への打撃は未曾有のことです。

 

COVID-19をSARS・MERSに比較

   

 

SARS

MERS

COVID-19 

感染者数/死者数

 8,096 / 774

2,494 / 858

 10,027.5万人/
215.7万人
(20210127現在)

潜伏期間

2-10日(平均5日)

2-15

1-14
(2021116現在

感染経路

飛沫感染 
接触感染 
(糞口感染)
(空気感染)

不明
(現在調査中) 

飛沫感染
接触感染

致死率(全体)

約9.6%
(20030930現在)

症例致死率
34.4%
(20191130現在)  

 約2.15%
(20210127現在)

致死率(年齢別)

34歳未満: 1%
25-44歳: 6% 
45-64歳: 15%
65歳以上:50%以上

不明

不明

終息時期

最初の患者から 
8カ月後

 現在も終息に
至っていない

不明

 

1月26日のデータで更新しました。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率(11ヶ国と世界)

 

日本・英国・南アを除き世界中が頂上傾向、維持できるか。 コロナ変異種『SARS-CoV-2』の影響か日本・英国・南アの増加が止まりません。 1月末の予測値ですが、増加は日本・英国・南アで、分析国中で最悪になりました。(1月末の予測値の精度の問題がありますので1月のデータが増える、1月末に再計算

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 英国 米国 ブラジル 南ア 世界
2002 55 1 2 57 0 1 2 1 0 0 0 11
2003 57 13 15 191 0 399 739 571 497 22 23 104
2004 58 18 111 210 24 2,010 1,899 2,633 3,142 368 95 403
2005 58 19 133 224 132 3,675 2,166 3,794 5,349 2,188 551 771
2006 59 19 147 250 411 6,700 2,319 4,201 7,826 6,437 2,550 1,314
2007 61 20 267 279 1,188 8,931 2,491 4,490 13,579 12,279 8,316 2,219
2008 62 20 537 389 2,624 8,341 3,184 4,980 18,171 18,171 10,573 3,243
2009 63 22 656 464 4,511 9,223 3,452 6,715 21,725 22,476 11,370 4,333
2010 63 23 794 517 5,896 12,779 6,192 14,948 27,333 25,953 12,232 5,866
2011 65 28 1,178 676 6,857 24,074 12,770 24,066 40,910 29,808 13,320 8,118
2012 67 34 1,864 1,205 7,440 43,308 21,013 36,771 60,326 36,112 17,825 10,703
2101 70 38 3,117 1,546 7,805 57,346 26,755 57,918 80,035 43,166 25,191 13,280

 

       10月度  11月度  12月度   1月度予測値

       前月末比 前月末比 前月末比 前月末比

ドイツ    179%   206%  165%   127%

スウェーデン 139%   188%  180%   132%

英国     223%   161%  153%   158%

米国     126%   150%  147%   133%

ブラジル   115%   115%  121%   120%

台湾     105%   122%  121%   114%

中国     100%   103%  103%   104%

韓国     111%   131%  178%   128%

日本     121%   148%  158%   167%

インド       131%   116%  109%   105% 

南ア        108%   109%       134%   141%

世界     135%   138%  132%   124%

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

日本が頂上傾向、安心はできない、韓国は抑えこみ始めている。 中国の奇跡に近い抑え込みは研究に値する。

  中国 台湾 日本 韓国
2002 55 1 2 57
2003 57 13 15 191
2004 58 18 111 210
2005 58 19 133 224
2006 59 19 147 250
2007 61 20 267 279
2008 62 20 537 389
2009 63 22 656 464
2010 63 23 794 517
2011 65 28 1,178 676
2012 67 34 1,864 1,205
2101 70 38 3,117 1,546

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(11ヶ国と世界)

世界中が頭打ち傾向の中でも『SARS-CoV-2』変異種の影響か、日本・南ア・英国・スウェーデンが増加中、分析国中、日本が最悪です 医療環境・行政共に優等国のドイツの状況は高止まりですが、良いニュースです。 1月末の予測値の精度(年末年始休み)の影響は小さくなっていますので、これからが要注意です。

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 英国 米国 ブラジル 南ア 世界
2002 1.97 0.04                   0.37
2003 2.31 0.04 0.44 3.18   14.46   36.19 9.58 0.75   4.96
2004 3.22 0.25 3.28 4.84 0.78 243.78 75.05 394.1 184.19 25.72 1.74 29.23
2005 3.22 0.29 7.04 5.29 3.74 435.18 101.45 552.79 313.54 135.65 11.52 47.41
2006 3.22 0.29 7.69 5.51 12.61 525.78 107.11 596.28 381.08 274.34 44.81 64.42
2007 3.24 0.29 7.93 5.87 25.91 568.26 109.11 607.99 459.42 429.35 134.97 85.74
2008 3.28 0.29 10.11 6.32 46.72 577.86 110.98 612.63 553.07 568.44 238.57 108.66
2009 3.29 0.29 12.37 8.06 70.65 580.14 113.24 622.12 580.14 672.38 282.15 129.46
2010 3.29 0.29 13.88 9.05 88.15 590.34 127.45 687.11 693.98 750.27 325.01 151.74
2011 3.30 0.29 16.41 10.26 99.72 661.53 199.25 862.40 809.80 814.45 363.11 188.39
2012 3.32 0.29 26.03 17.89 107.78 864.12 403.31 1,084.49 1,044.51 917.15 480.01 233.25
2101 3.34 0.29 44.94 28.61 112.08 1,161.86 685.48 1,554.09 1,330.46 1,051.38 747.96 285.14

  

         10月度  11月度  12月度  1月度予測値

                         前月末比 前月末比 前月末比  前月末比

ドイツ    110%  156%   202%        170%

スウェーデン 102%  112%   131%   134%

英国     110%  126%   126%         143%

米国     112%  117%   129%   127%

ブラジル   112%  109%           113%        115%

台湾     100%  100%     100%    100%

中国     100%  100%   101%   101%

韓国     112%  113%   174%   160%

日本     112%     118%   159%        173%

インド               125%  113%           108%   104%

南ア      115%  112%   132%   156%

世界      118%     124%           124%   122%

 

死者数増加率推移からは、データの精度・収集方法等異なるので、一喜一憂はできません。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の死者数推移(東アジアの4カ国)

台湾・中国は抑えこんでいますが、日本が感染者数の増加傾向と同様で心配です。

  中国 台湾 日本 韓国
2002 1.97 0.04    
2003 2.31 0.04 0.44 3.18
2004 3.22 0.25 3.28 4.84
2005 3.22 0.29 7.04 5.29
2006 3.22 0.29 7.69 5.51
2007 3.24 0.29 7.93 5.87
2008 3.28 0.29 10.11 6.32
2009 3.29 0.29 12.37 8.06
2010 3.29 0.29 13.88 9.05
2011 3.30 0.29 16.41 10.26
2101 3.34 0.29 44.94 28.61

新型コロナウイルス感染症『COVID-19』と、新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』は、想像以上に複雑でタフです。 まさに有事の長期戦です。 ワクチンが安心して、後遺症・副作用が極少なく、皆が適用できるまでは、平凡ですが、『三密回避』、『マスク着用と、うがいの徹底』、『PCR検査拡大と陽性者の隔離(クラスター感染と爆発感染を防ぐには)』の徹底です。 

 

100万人あたりの感染者数増加率と、死者数推移の地域差はなくなりアジアが米州を超えて欧州のドイツに迫っています。 分析国中、日本が最悪です。 各種データも、同じ条件で集計されてはいないと思いますが、とにかくスペイン風邪以上の難敵です。 

 

特に日本の場合は、実態を定量的な解析、特に傾向を示して、正確に国民に理解して頂きワクチンが間に合うまでは、繰り返しですが、『三密回避』、『マスク着用と、うがいの徹底』です。 すでに爆発感染の様相を示しています。

 

『指定感染症のCOVID-19のクラスター感染と爆発感染』を防ぐには、PCR検査拡大と陽性者には率先自主隔離と、お願い隔離の徹底が急務です。

 

とにかく、後手後手のモグラたたきは、先に行って、大変な出費と経済損失になります。 直近の事態は、日本が特に酷い状態ですので、見やすいグラフを多用し、定量的なデータ(急増傾向)を国民に、正直に提示して備えの重要性を理解してもらう。 年末年始の休み明けのデータが、目詰まりで実態を反映できなかった可能性があり心配です。  

 

いよいよ、ヒト(医療関係者不足)・モノ(医療関係機器・設備不足)・カネ(国は借金調達できても、『縦割り組織・IT後進国』で末端まで、なかなか届かない)が、『どこかの目詰まり』よりは、『広範囲での目詰まり』です。

 

休業支援金(給付金)の制度設計は『もう少し、公平性について工夫がほしかった』の一語に尽きます。 IT後進国で『データ』の管理が下手で、上手く使えないのが理由でしょうか。

 

COVID-19の感染拡大が、年末年始のヒト・モノ不足による目詰まりで、この程度で済んでいるのかと心配です。

(20210128纏め #279)

 

 

 

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