知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『大ピラミッドのこと 4(化粧石・化粧板から、新たな謎が)』ーなぜ化粧石消えた? ギリシャ時代に他の建造物、最近は市街地の舗装にー

2019-08-27 21:51:08 | 歴史・世界

『大ピラミッドのこと 4(化粧石・化粧板から、新たな謎が)』

         ーなぜ粧石消えた? ギリシャ時代に他の建造物、最近は市街地の舗装にー

 

キザの三大ピラミッドは、白い石灰石の化粧石『化粧板;高さ1.5m、幅1.5m、断面は台形、上辺奥行1.3m、下辺奥行2.3m、重量約10トン、三基で十数万個か?』で覆われ、真っ白な、四角錐のピラミッドが並び、それは壮観であったことでしょう。 カフラー王のピラミッドのトップ部分にその化粧石が残っています。 この仕上げ工事の凄さには、驚かされます。 

 

この化粧石を、貼り付けたのでピラミッドは八角錐(写真下)になっているとも言われています。 この4面の中央をへこませた理由は解っていません。 また、なぜ化粧石で覆われていたかの理由も解っていません。 想像は出来ますが、興味は尽きません。 なんと面傾斜は、52度で、繋ぎ仕組みはなし。

 

メンカウラー王の ピラミッド基部の、化粧石が残っています。 5,000年間磨き続けてきたように、滑らかです(観光客が滑っているのかな?)。 幅1.5mごとにある、つなぎ目が遠目には見えません。

 

この化粧石は、下部から積み上げたか、上部から貼り付けたかの2説がありますが未確定です。 ピラミッドの石材の運搬方法は『テコと、滑車と、橇と、逆レール』で、

❶直線型傾斜路説、❷らせん状傾斜路説、❸ジグザグ型傾斜路説、

❹複合型傾斜路説、❺内部トンネル傾斜路説、❻以上の複合型傾斜路説、

と考えられますが、確定は出来ていません。 

 

化粧石が消えた訳は、仮説ですが;

(1) ギリシャ時代に、他の建造物を造るために剥がされたと言うことと、

(2) さらに現代に入っても、カイロの市街地を舗装するために使われた。

 

夢を壊さないためにも、想像したことですが、カイロにも地震がありますので、

地震か、風化で崩れ落ちたものを建造物や、道路舗装に使ったと考えたいものです。 化粧石ブロックは、大きくて重いので、壊して使ったのではないでしょうか。 人間の『業の深さ』を考えさせられます。

                (20171214 纏め、20190827改 #116)


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