『早熟・大型化・多収穫で味よし「凍結解凍覚醒法」は夢の農業革命か 1』
ーどこまで実現可能か!耐寒性や豊産性・成長スピード・加速収穫時期の調整ー
先日、民放某局で紹介されました。 農業の『凍結解凍覚醒法』は、素人目にも、かなり期待が持てそうです。 『凍結解凍覚醒法』について一般財団法人ASCO・通称:アスコの代表理事田中節三氏は、こう言っています。 『私が思いついたのは、当時と同じ状況、つまり氷河期と温暖化の移行期を人工的に再現すれば、温暖化の気候に順応した環境情報がリセットされて、1万5000年前の冬眠から覚めた時期のように低温下で繁殖するのではないか、という考え。これが、凍結解凍覚醒法の出発点です』と。
先ずはウェブ情報です。
ウエブ情報(植物工場・農業ビジネス オンラインonline)より引用
バナナの成長細胞をマイナス60℃で凍結し、バナナに負荷を与え、その環境情報をリセットすることでバナナが持つ様々な可能性(耐寒性や豊産性、 成長スピードの加速、収穫時期の調整)を発現させる事が可能となることが実証されました。これが「凍結解凍覚醒法」です。
<ここがすごい!>
◆普通のバナナの倍の早さで実がつく
◆糖度”糖度25度” !皮ごと食べてもおいしい
◆赤道直下でない日本でもぐんぐん育つ
凍結解凍覚醒技術論
地球誕生から46億年、生命誕生から約38億年、生物は幾万回もの氷河期を越える度に激しく進化しました。今日の熱帯植物が氷河期の環境に適応して生き延びてきた事実に注目し、凍結環境による効果に着目し、熱帯植物を温帯地域で栽培すべく、研究を重ねてまいりました。
1万3千年前まで赤道直下のパプアニューギニアにも氷河期が存在し、その極寒な環境下でも現在の熱帯植物は生存していましたが、いつしか熱帯植物の性格が固定化し、温帯地域での生存が不可能となりました。
そこで、熱帯植物を再度氷河期環境に戻し、温帯地域で発芽・栽培すれば、温帯気候にも順応するのではと閃き、凍結時の細胞保護剤として動物細胞保護用のトレハロース(*)を、濃度対流と氷結晶速度の相関関係に注意しながら適正濃度の溶液を作成し、その液を熱帯植物の適正活性化温度に維持し適正時間の含浸処理を施し、それを緩慢に凍結させ緩慢に解凍するという外部ストレスを与えたところ、発芽以降の熱帯植物に極めて速い成長速度と耐気候性が発現しました。 この「凍結解凍覚醒法」により、今日までに230種類以上の熱帯植物などが、温帯地域で栽培可能となりました。
*トレハロースとは、夢の糖質と呼ばれる甘味料で食品添加物です。 様々な食品に使われ国際的に安全評価は高い。しかし原料に遺伝子組み換えの危険性を心配する声もあります。
凍結解凍覚醒技術の安全性について
様々な品種に対する、凍結と非凍結の比較実験を何度も繰返し、遺伝子(DNA/RNAいづれも)及び染色体の解析を行った結果、凍結解凍での遺伝子情報の変異が全くないことは、世界的権威ある複数の研究機関で既に解析されています。 よって、物理的に安全性が変化する事は科学的にあり得ませんので、凍覚醒技術での作物の安全性は立証済みです。
『凍結解凍覚醒法』とは、植物の種子や成長細胞に超低温のストレスを与えることにより、植物が本来その遺伝子中に持つ様々な可能性を覚醒する技術です。具体的には独自の手法によって、種子や成長細胞をマイナス60℃という超低温で処理することにより、以下のような現象が確認されました。
1.処理後の植物は「環境情報」がリセットされ、「耐寒性」が発現しました。
2.処理後の植物は、未処理の植物に比べて、数倍の「成長スピード」が確認されました。
丁度読んでいました。 川上紳一著『全地球凍結』に影響を受けたようで自分も大変興味があります。 この「凍結解凍覚醒法」の凄さですが、バナナの収穫量は倍増、米作では4期作ができる。 確かに連作のできる米作で4期作もできれば、食料革命ですし、米食拡大と米パン拡大を進めるべきだと思います。 米パンは一時期熱病のようにマスコミが騒ぎましたが、今度こそは米パンの普及に期待したいものです。
どこのテレビ局も、いつも目新しいことは、とかく大騒ぎに取り上げることが多く、身近な例では、先般『夢の新建材CLT(Cross Laminated Timber)で、超高層ビル』のことですが、日本の場合は、知れば知るほど、森林大国の国々と比べていろいろなハンディを背負っています。 特に、コストパフォーマンスが心配です。 そこで、この農業の『凍結解凍覚醒法』についても、これからじっくりと今後の経過を勉強させて頂きます。
(20181122纏め、20200408改 20201218追補 #036)
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