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『地球はもう温暖化してない (科学と政治の大転換へ)』 ―地球は温暖化しており、地球は冷やすすべがない―

2021-08-09 09:13:10 | 科学

『地球はもう温暖化してない (科学と政治の大転換へ)

   ―地球は温暖化しており、地球は冷やすすべがない―

 

今でも、以前も、同じ考えです。 『地球は温暖化しており、その上、地球は冷やす術がない』と。 超悲観論者の傘寿には、この表題のようなセンセーショナルなタイトルの本が出たので、真実は何か、訳のわからない時代ですので、今、備忘録に残して今後に備えます。

 ウエブ情報から引用

この本は、 3つの主張にまとめられると思います。

  • 気候変動の原因として太陽活動の影響もある。
  • 今後寒冷化する可能性がある。
  • CO2の増加自体に悪い影響はない。

 

世に言われている、CO2の増加が、地球温暖化につながるという主張と、本書の主張のどちらが正しいのか、素人・傘寿の自分には判断がつきません。

 

地球は温暖化しており原因はCO2と言われていますがそれは間違いという衝撃的な内容でした。 そもそもCO2は有害なのか?CO2が増えた事で地球の緑化が進んでいる!? 実験でCO2の濃度を今の2倍にしたら稲の成長が30%良くなったそうで植物にはとても良いそうです。 

 

地球の温暖化は太陽活動が原因。 今は太陽活動が弱まってきているので寒冷化に進む可能性が高い、温暖化より寒冷化対策をするべき。 あれだけテレビ温暖化を煽っているのに、それを嘘だとは何とも恐ろしい本でした。 

 

以下は、いろいろ工夫観測された気温データに関するウエブ情報です。

 

近年の観測精度に関する議論、

地球温暖化の進行状況を見積もる際は、どの変化に焦点を当てるか、また研究に使用できるデータベースなどによって議論の対象となる時間の長さは異なってくる。 計測機器を使用した地球規模での気温の観測は1860年頃から始まっており、観測点は年々増え移動する観測点も多い。

 

先ずはIPCCとは、国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)の略。 人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行う。

 

IPCCの第四次報告書の陸地の「世界平均気温」については、都市のヒートアイランド現象の影響が最小限となるようGHCN(Global Historica Climatology  Network)などのデータから観測地点を選び、さらに人口などによる都市化の補正を行うことで地表平均気温の値を算出している。

 

これまでIPCCは基本的にGHCNのような地上観測データに準拠してきたが、近年はrajラジオゾンデや衛星観測などによって精密なデータが得られるようになってきた。 しかし、衛星データには観測年数が少ないという欠点がある。 また、温室効果モデルによれば地上よりも対流圏中層の気温が上がるといわれているが、ラジオゾンデなどによって実際に観測された気温データには、対流圏中層の特異的な昇温現象(ホットスポット)は観測されていないなど、モデルと観測の食い違いが指摘されている。

 

一方、気象庁の陸地の「世界の年平均気温」はこれまでGHCNの全データを用いて算出していたが、データ精度の信頼性をより高めるために、2001年以降は気象庁に世界各国の気象機関から入電された月気候気象通報(CLIMAT報)の全データを用いて算出しており、都市化による補正は行われていない

 

また、全球平均海面水温はCOBE-SSTが用いられるようになり、陸地と海洋部分のデータを合わせることで、これまでよりさらに誤差の少ない全球平均気温が気象庁においても得られるようになってきた。

 

GHCNの観測地点は増減を繰り返しているため、その平均気温は絶えず異なる数の母集団から求められており、継続した気温の変化を単純に比較することを難しくしている。 特に1990年前後を境に観測地点の急激な減少と平均気温の急上昇が同期して起こっている。 

 

また、GHCNの観測地点はアメリカやヨーロッパなどの先進国に偏っており、気温測定そのものに対しても、観測地点の周囲の環境の変化による影響や百葉箱などの保守管理に対する不備を指摘する声もあり、観測地点の選定や都市化の影響等を受けた近年の気温測定に関する不備を指摘する声は少なくない。

 

一方、IPCCの報告書によれば気温変化における都市化の影響はそれほど大きくないとされているが、観測地点の変化と平均気温の間に高い相関が見られることなどから、IPCCの気温データに対して批判的な見方がある。 長期の見積もりに関しては、樹木の年輪や氷床など様々な自然界の指標を用いて1000年単位の気温変化の復元が行われている。

 

これほど気温の推移・変化を定量的・継続的に把握し難い中で、測定期間(数十年・数百年・数千年)の問題、観測規模、地球規模・宇宙規模(太陽光主因説もあり)が立ちはだかります。

  • 偏西風の蛇行と、その原因はエルニーニョ説
  • エルニーニョの原因と、その原因は貿易風説
  • 海底を流れる深層海流に変化

北大西洋で海の底へ沈み込む冷たい海水は、海底を大西洋、インド洋、太平洋へと流れ、北太平洋で表面に上り、再び北大西洋へ戻る大循環(およそ2,000年で一周)を続けています。

  • コンクリートジャングル
  • 太陽光

 

更に、古くて・新しい説、気候激変(Climate upheaval)さえも、前倒しされそうです。 このような気候を表す用語は、地球規模・太陽系規模での現象ですから、日本語でも英語でも、『言い得て妙・適正なキャプション』はない様です。

 

昨今の、最も、相応しい気象の表現は『気温異常上昇』ではないでしょうか。

これから即、恐怖を感じるのは『凍土下のメタンハイドレ―ドの露出、シェールオイル、泥炭の自然発火』などが起こったらと思うとゾッとします。

 

気候激変説ですが、地球が気候の激変を経験する時期は、すでに28年後(発表当時は34年後)に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が2013年10月18日 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表されました。

 

ネイチャー発表の抜粋です。

【2013年10月18日 AFP】地球が気候の激変を経験する時期はすでに34年後に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が前週、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

 

論文によると、現在の温室効果ガスの排出傾向でいけば、地球上の多くの場所が、過去に記録されている異常気象を超える気候に移行するのは2047年。仮に化石燃料の使用による排出量が安定化するシナリオであれば、2069年まで先延ばしされるという。

 今回の論文の主著者でハワイ大学(University of Hawaii)地理学部のカミーロ・モラ(Camilo Mora)氏は声明で「この結果にがく然とした。私たちの生きているうちに、私たちが慣れ親しんでいる気候は過去のものになってしまうということだ」と驚きを語った。

 

また、余談です。

今春も話題になった,桜の開花日の前倒しの要因は、冬が極端に寒く、春が極端に暖かいことと、 その温度変化のタイミングによると言われます。 これは温暖化によるもので はなく、寒暖の差の拡大による異様な気象が原因とも、想像できます。

 

現段階では、温暖化の原因は、温室効果ガス主因説が主流です。 それも温室効果ガスの約76%が二酸化炭素(化石燃料由来;約65%と森林減少による:約11%)です。 二酸化炭素削減が急務と言われています。

 

さて、もう一度『地球はもう温暖化してない』というセンセーショナルな説に戻ります。

 

2015 年末に初版の本『地球はもう温暖化してない―科学と政治の大転換へ―』 を図書館で見つけました。 『地球温暖化の主因は、CO2』の狂信者の自分は、 ショックを受けました。 著者は東京大学金属物理学専攻の理学博士で、執筆 当時 81 歳の深井有氏です。

 

CO2 の増加で地球が温暖化し、大変なことになるから、お金を出し合って CO2 を減らそうと国連主導で始まったキャンペーンで毎年数十兆円が使われている。

これに疑問を持ったのが、この先生です。 この『カネメ』は気掛りです。

 

この疑問の背景が、人工衛星で観測した結果、地球の埴生の被覆率が、1982 ~2010 年の 29 年間で、11%増えており、これは主に、この間 CO2 が、約 14% 増加した為と言われている。 CO2 増加が地球を緑化する! CO2 の増加により 地球の緑化が進んでいることが判明~NASA 研究~。 

 

緑化が進んでいるほど、緑が濃くなっています。 主因は CO2 増加、この説は、 不思議なことにメージャーではないようです。 また、国会図書館通いです。

 

ウエブ情報の引用です。 ●国立極地研究所、グリーンランド過去 4 千年の温度復元(2015 年 1 月記)

 

このグラフでは、最近の気温上昇も、地球史上の大きなサイクルの一環と言え るのか、『水の惑星・奇跡の星』地球のことは解り難いものです。

 

深井有著『地球はもう温暖化してない―科学と政治の大転換へ―』によると地球温暖化の主因は、CO2増加ではなく、太陽が主役だと言っています。 一方、

国連機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は1990年の第1次報告書でCO2増加が地球温暖化の主因説を発表以来、一貫して主張は変えていない。

 

 2014年の第5次報告書では、彼らが頼りの気候モデル計算では、最近の気温頭打ちは説明ができない。 そんな中でも、国はCO2による温暖化を防止するという名目で毎年4兆円もの支出をしている。 この4兆円かけた対策は、GDPを年間1-2%、金額にして5-10兆円押し下げ、この逸失利益分を加えると、負担は国民一人当たり、20万円になる。

 

 2009年、クライメートウォーターゲート事件(IPCCの報告書作りの英国の研究所CRUから、温暖化を印象付ける為のデータ操作、批判封じなどの電子メール記録流出)が発生、IPCCの権威が失墜、各国、豪・カ・米・仏で温暖化対策法案が否決されています。 大多数の国の『人為的温暖化』を脅威と感じる人の割合は50-60%で、これに対して、日本の場合90%以上で、『日本の常識は世界の非常識』です。

 

 IPCCの見解の変遷

第1次報告書(1990年)温室効果が主にCO2により増大

第2次報告書(1995年)温室効果が取り返しのつかないものに

第3次報告書(2001年)温室効果がCO2増加原因だった可能性が高い。

第4次報告書(2007年) 温室効果がCO2増加原因だった可能性が非常に高い。

第5次報告書(2014年) 温室効果がCO2増加原因だった可能性が極めて高い。

第5次報告書では、人為的温暖化は、もはや動かしがたいものとみなされているが、第1次報告書では、中世温暖期にはCO2濃度が高かったという証拠もなく、火山活動や太陽活動との関連づける議論もあったがコンセンサスは得られていないとも述べており、気温の変化の過去データのとり方、と測定地点とその都市化等、分析に困難もありそうです。 

 

そこでホッケースティック曲線

ウエブ情報から引用

「20世紀の気温の急上昇」を表すホッケースティック曲線 (図1、以下HS曲線)は、2001年に発表されたIPCC第3報告書の目玉だった。 過去気候研究の分野としては画期的な数学的手法を用いて作成されたHS曲線は、過去1000年の北半球の気温の中で、20世紀の気温が例外的に高温であるという主張の根拠となり、それ以降、世界を席巻する人為的温暖化論の象徴であり続けた。

 

桜の開花日の前倒しの要因は、冬が極端に寒く、春が極端に暖かいことと、 その温度変化のタイミングによると言われます。 これは温暖化によるもので はなく、寒暖の差の拡大によるとも、想像できます。

 

この問題は、宇宙規模の現象・地球規模の現象・人類のなせる業なのか、いまだ浅学菲才の傘寿には難しすぎますが、まだまだ勉強します。

   (20210808纏め、#369)


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