私の得意技のひとつに“住宅ローンの早返し”がある。
今までに4件の居住用不動産物件を購入し(うち2件は買い替え)、すべて住宅ローンは完済している。とは言え、単独購入で自分ひとりで稼いで完済したのは最初の一件のみ、後の3件は夫婦共有のため単に私がローン返済の資金繰りを担当したというだけの話ではあるが。
まず1件目。
私は20歳代半ばを過ぎた頃から“結婚しないかもしれない症候群”であった。結婚しないならば、早めに自己所有の住居を取得したいという漠然とした考えがあった。ブランド物が欲しい等の物欲は若い頃からあまりない方で、そんなくだらないものはどうでもいいのだが(どうしてもプレゼントしてくれるというならもらってもいいけど)、家ぐらいは自分で稼いだ金で自分で購入したいという発想は当時からあった。
30歳に近づいた頃、まだ独身だったのでいよいよ住宅購入実現に踏み切った。首都圏で人気No.1私鉄の急行停車駅から徒歩4分の築4年2DKマンション中古物件を購入した。当時、既に全額現金購入できるだけの資金を蓄えていたのではあるが、税務対策等の理由で住宅ローンを組んだ。当時は高金利時代でこの物件の住宅ローンは8%を超えていたが、独身のうちに7年間で完済した。この物件は現在まだ所有しており、現在賃貸し家賃収入を得ている。私の独身時代の青春のサクセスストーリーの象徴、形ある集大成とも言え、手放せない。
次に2件目。
結婚と同時に共有で新居を購入した。親の援助もあったが夫婦でローンも組んだ。住んではみたものの、我がまま夫婦のため住み心地が気に入らず1年少しで売却した。売却による1500万円程の損失は親からの援助の範囲内であったため、自分達の損失負担はゼロで済んだ。
そして3件目。
今度こそは定住しようと考え再び新居を購入したのではあるが、7年目にして近隣との騒音トラブルや子どもの将来の進路を勘案し、またもや買い替えを決意した。住宅ローン返済は一部繰上げ返済をまめに繰り返し6年間で完済していた。が、不動産取引価額が急落しており、売却による損失は2500万円を計上した。
ついに4件目。
現在の住居である。入居後6年目を迎える。度々の売却による損失計上で手持ち資金が激減し、今回の購入が一番厳しかった。だたラッキーだったのは超低金利時代に入っていたため当初3年間は金利1%の住宅ローンを利用し、3年間で完済の目標を掲げた。目標を達成し3年間で無事完済した。
住宅ローン早返しの前提条件は返済資金があってこそであるのは当然だが、資金があるからといって返せるものでもない。やはり、目標設定と緻密な返済計画、そして強い意志が必要とされる。
細かい点での注意事項のひとつとして、一部繰上げ返済や完済時の手数料があげられる。この手数料が何万円もかかる場合があるので、借り入れ金利との比較検討がかかせない。加えて、住宅ローンがらみの税務上の優遇措置も視野に入れて計算するべきである。下手に繰り上げ返済するよりも少し先延ばしにして税務上の優遇措置を利用した後にした方が得なケースもある。
既に住宅ローン金利は上昇気流に乗ってしまっているようだ。 住宅ローンを組まれている皆さん、そのまま放置せず、緻密な返済計画により少しでも早期返済ができることを祈っております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
今までに4件の居住用不動産物件を購入し(うち2件は買い替え)、すべて住宅ローンは完済している。とは言え、単独購入で自分ひとりで稼いで完済したのは最初の一件のみ、後の3件は夫婦共有のため単に私がローン返済の資金繰りを担当したというだけの話ではあるが。
まず1件目。
私は20歳代半ばを過ぎた頃から“結婚しないかもしれない症候群”であった。結婚しないならば、早めに自己所有の住居を取得したいという漠然とした考えがあった。ブランド物が欲しい等の物欲は若い頃からあまりない方で、そんなくだらないものはどうでもいいのだが(どうしてもプレゼントしてくれるというならもらってもいいけど)、家ぐらいは自分で稼いだ金で自分で購入したいという発想は当時からあった。
30歳に近づいた頃、まだ独身だったのでいよいよ住宅購入実現に踏み切った。首都圏で人気No.1私鉄の急行停車駅から徒歩4分の築4年2DKマンション中古物件を購入した。当時、既に全額現金購入できるだけの資金を蓄えていたのではあるが、税務対策等の理由で住宅ローンを組んだ。当時は高金利時代でこの物件の住宅ローンは8%を超えていたが、独身のうちに7年間で完済した。この物件は現在まだ所有しており、現在賃貸し家賃収入を得ている。私の独身時代の青春のサクセスストーリーの象徴、形ある集大成とも言え、手放せない。
次に2件目。
結婚と同時に共有で新居を購入した。親の援助もあったが夫婦でローンも組んだ。住んではみたものの、我がまま夫婦のため住み心地が気に入らず1年少しで売却した。売却による1500万円程の損失は親からの援助の範囲内であったため、自分達の損失負担はゼロで済んだ。
そして3件目。
今度こそは定住しようと考え再び新居を購入したのではあるが、7年目にして近隣との騒音トラブルや子どもの将来の進路を勘案し、またもや買い替えを決意した。住宅ローン返済は一部繰上げ返済をまめに繰り返し6年間で完済していた。が、不動産取引価額が急落しており、売却による損失は2500万円を計上した。
ついに4件目。
現在の住居である。入居後6年目を迎える。度々の売却による損失計上で手持ち資金が激減し、今回の購入が一番厳しかった。だたラッキーだったのは超低金利時代に入っていたため当初3年間は金利1%の住宅ローンを利用し、3年間で完済の目標を掲げた。目標を達成し3年間で無事完済した。
住宅ローン早返しの前提条件は返済資金があってこそであるのは当然だが、資金があるからといって返せるものでもない。やはり、目標設定と緻密な返済計画、そして強い意志が必要とされる。
細かい点での注意事項のひとつとして、一部繰上げ返済や完済時の手数料があげられる。この手数料が何万円もかかる場合があるので、借り入れ金利との比較検討がかかせない。加えて、住宅ローンがらみの税務上の優遇措置も視野に入れて計算するべきである。下手に繰り上げ返済するよりも少し先延ばしにして税務上の優遇措置を利用した後にした方が得なケースもある。
既に住宅ローン金利は上昇気流に乗ってしまっているようだ。 住宅ローンを組まれている皆さん、そのまま放置せず、緻密な返済計画により少しでも早期返済ができることを祈っております。
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