(写真は昨日の私。「H&M」で購入した衣料ではありません。)
先週の9月13日の土曜日、東京の銀座に衣料専門店「H&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)」が開店した。
この「H&M」は47年にスウェーデンで創業し、世界に約1600店を展開している売上高世界第3位を誇る世界規模の大型チェーン衣料品専門店である。
“高いファッション性と品質を備えた衣服を最良の価格で提供する”ことを歌い文句に、日本での第1号店となる銀座店を皮切りに日本全国への店舗展開を予定しているとのことである。
デニムパンツやニットという定番商品のみならず、流行の色や素材を使用したワンピースやドレス等も品揃えしているのが強みで、カジュアル衣料チェーン店には珍しくカラフルな色彩の商品が目立つとのことである。
日本の衣料市場は不振が続く中、「H&M」の最高経営責任者は世界への出展の経験から大いに強気であるらしい。
これに対し警戒感を抱くのは、「ユニクロ」等の国内カジュアル衣料大手企業だ。 商品価格帯がほとんど重なるのに加え、「ユニクロ」は現在女性向け商品強化の方針を採っているためである。
(以上、朝日新聞9月12日朝刊経済面記事より引用、要約)
私はまだこの「H&M」へは出かけていない。少しほとぼりが冷めた頃にでも、一度銀座まで見学に行ってみようとは考えている。
私はどうも「ユニクロ」のような大型衣料チェーン店を好まない。大量生産の同じデザイン、形、色の商品が何十枚も売られていて、まるで“制服屋”のようであるからだ。
10年程前に「ユニクロ」がオープンした時に、ひとつの社会現象のごとくブームになった。周囲の皆が「ユニクロ」に行き、皆が「ユニクロ」の商品を着たとも言える時代があった。当時、あまりにも周囲が「ユニクロ」「ユニクロ」と騒ぐので私も試しに出かけてみた。第一印象は失礼ながら“体操服と寝巻きを扱っている店なのか!?”という感覚だった。「ユニクロ」はホームウェアが主力商品であるため言わばその通りなのであろうが、たとえ家で過ごす時でも人と同じものを着せられるのは勘弁願いたいものだ。
品質の良さとリーズナブルな価格が売りらしいが、価格感受性の高い私に言わせていただくと、決して安価とは言えない。第一、皆と同じ“制服”を着て街を歩く気には到底なれない。未だかつて「ユニクロ」では1枚たりとて洋服を購入したことはない。
独身の頃はお気に入りのブティックが何店かあり、洋服はそういう店で購入していた。私は決して若かりし頃からブランド志向ではなく、既に価格感受性も強かった。知名度や価格さえ高ければ満足という単細胞消費者では決してなく、私なりの洋服に対するこだわりがあった。コストパフォーマンスが重要なのだ。満足度と価格はバランスが取れている必要がある。そういう観点からお気に入りのブティックを何店か探して通っていた。
近頃はお気に入りのブティックをやっと見つけても、直ぐにテナントが入れ替わる。夏に流行っていた店が冬にはもう潰れているということをよく経験する。そのため、近年の洋服の買い物は行き当たりばったり傾向にならざるを得ないのだが、近頃は店員が客にまとわり付き押し売り状態になることは滅多にないので、買い物がし易いと言える。
景気の後退に加えて、ここのところの物価の急激な上昇で消費行動は今後ますます陰りが見えてくることであろう。
衣料業界においても苦戦を強いられている大手企業が多い中での「H&M」の日本上陸であるが、果たして「H&M」は日本に根付くことが出来るのであろうか。
とりあえずは、世相に流されずいつの時代もバランス感覚のある消費者であることを自負する私の目にかなう店であるのかどうか、一度覗きに行ってみることにしよう。
先週の9月13日の土曜日、東京の銀座に衣料専門店「H&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)」が開店した。
この「H&M」は47年にスウェーデンで創業し、世界に約1600店を展開している売上高世界第3位を誇る世界規模の大型チェーン衣料品専門店である。
“高いファッション性と品質を備えた衣服を最良の価格で提供する”ことを歌い文句に、日本での第1号店となる銀座店を皮切りに日本全国への店舗展開を予定しているとのことである。
デニムパンツやニットという定番商品のみならず、流行の色や素材を使用したワンピースやドレス等も品揃えしているのが強みで、カジュアル衣料チェーン店には珍しくカラフルな色彩の商品が目立つとのことである。
日本の衣料市場は不振が続く中、「H&M」の最高経営責任者は世界への出展の経験から大いに強気であるらしい。
これに対し警戒感を抱くのは、「ユニクロ」等の国内カジュアル衣料大手企業だ。 商品価格帯がほとんど重なるのに加え、「ユニクロ」は現在女性向け商品強化の方針を採っているためである。
(以上、朝日新聞9月12日朝刊経済面記事より引用、要約)
私はまだこの「H&M」へは出かけていない。少しほとぼりが冷めた頃にでも、一度銀座まで見学に行ってみようとは考えている。
私はどうも「ユニクロ」のような大型衣料チェーン店を好まない。大量生産の同じデザイン、形、色の商品が何十枚も売られていて、まるで“制服屋”のようであるからだ。
10年程前に「ユニクロ」がオープンした時に、ひとつの社会現象のごとくブームになった。周囲の皆が「ユニクロ」に行き、皆が「ユニクロ」の商品を着たとも言える時代があった。当時、あまりにも周囲が「ユニクロ」「ユニクロ」と騒ぐので私も試しに出かけてみた。第一印象は失礼ながら“体操服と寝巻きを扱っている店なのか!?”という感覚だった。「ユニクロ」はホームウェアが主力商品であるため言わばその通りなのであろうが、たとえ家で過ごす時でも人と同じものを着せられるのは勘弁願いたいものだ。
品質の良さとリーズナブルな価格が売りらしいが、価格感受性の高い私に言わせていただくと、決して安価とは言えない。第一、皆と同じ“制服”を着て街を歩く気には到底なれない。未だかつて「ユニクロ」では1枚たりとて洋服を購入したことはない。
独身の頃はお気に入りのブティックが何店かあり、洋服はそういう店で購入していた。私は決して若かりし頃からブランド志向ではなく、既に価格感受性も強かった。知名度や価格さえ高ければ満足という単細胞消費者では決してなく、私なりの洋服に対するこだわりがあった。コストパフォーマンスが重要なのだ。満足度と価格はバランスが取れている必要がある。そういう観点からお気に入りのブティックを何店か探して通っていた。
近頃はお気に入りのブティックをやっと見つけても、直ぐにテナントが入れ替わる。夏に流行っていた店が冬にはもう潰れているということをよく経験する。そのため、近年の洋服の買い物は行き当たりばったり傾向にならざるを得ないのだが、近頃は店員が客にまとわり付き押し売り状態になることは滅多にないので、買い物がし易いと言える。
景気の後退に加えて、ここのところの物価の急激な上昇で消費行動は今後ますます陰りが見えてくることであろう。
衣料業界においても苦戦を強いられている大手企業が多い中での「H&M」の日本上陸であるが、果たして「H&M」は日本に根付くことが出来るのであろうか。
とりあえずは、世相に流されずいつの時代もバランス感覚のある消費者であることを自負する私の目にかなう店であるのかどうか、一度覗きに行ってみることにしよう。