原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ウィーン周辺で活躍した偉大な音楽家達

2019年07月06日 | 音楽
 (写真は、旅行雑誌より「中欧で活躍した偉大な音楽家たち」のページを転載したもの。)


 来る7月11日にウィーン個人旅行出発を控え、いよいよ我が下調べ・準備作業も大詰めに入っている。

 一昨日の7月4日に義母の高齢者施設訪問及び病院付き添い業をこなした事実に関しては、昨日のエッセイ内で公開した。 実に難儀なその生業を旅行直前期に通過した事が我が精神面でのワンクッションとなり、むしろリフレッシュした新たな気持ちで旅行出発を迎えられそうだ。

 ところで、現在ヨーロッパは時折熱波が押し寄せている様子だ。
 ネット情報によれば、ウィーンにても数日前に最高気温36℃を記録したようだ。 そして本日のウィーンの最高気温が34℃!  どうやら定期的に猛暑日が訪れそうである。
 昨年実行した米国西海岸旅行では、予想に大幅に反して“寒さ”との闘いだった。
 それに比しその苦労は無さそうだが、現在の東京は比較的涼しい日が続いているため、急激な暑さに慣れないがための体調不良に要注意といったところであろう。


 表題のテーマに移そう。

 音楽の都ウィーンには、当然のことながらそれにまつわる名所が盛沢山だ。
 冒頭写真は旅行雑誌より一ページを撮影したものだが、様々な偉大なる音楽家たちの生家や旧住居、遺書を作成した家等々、それら偉大なる音楽家たちの歴史的建物が点在している様子だ。

 出来る限り訪問したいのは山々だが、何分、公共交通機関利用と徒歩中心の個人旅行の制限があり、一体どれ程訪れる事が可能かは不確実性が高い。
 体調や天候条件等々と相談しつつの訪問となろう。


 それでは上記旅行雑誌より我々旅行の下調べの一端として、偉大な音楽家たちにまつわる名所を紹介しよう。

 まずは、モーツァルトから。

 宮廷作曲家の家に生まれ、幼い頃より音楽の才能を発揮したモーツァルト。 成人してウィーンに移り住んだ後は宮廷や教会に属さず、作曲や演奏会での演奏で生活。 オペラがヒットし、演奏家として人気を得たものの、晩年は借金を繰り返し、35歳で病死。 貧しさのため、一旦は共同墓地に埋葬された。
 「モーツァルトハウス・ウィーン」はウィーンに唯一残る住居。 2006年の生誕250周年を記念にリニューアルした。
 ウィーン中心部シュテファン寺院近くに位置するため、もしかしたら立ち寄れるかもしれない。

 次に、ベートーベン。

 父からモーツァルトのような天才少年になることを期待され、幼少時代より厳しい教育を受ける。 1歳頃から音楽家として一家の生活を支えた。 1792年にハイドンに弟子入りし、ウィーンに移住。 ピアノの即興演奏で名声を得た。 晩年は20代に患った難聴の悪化、家族間トラブル等により停滞した時期があったものの、円熟した代表作を残した。
 交響曲「第6番 田園」が作曲された「ベートーヴェン夏の家」や、交響曲第2番やピアノソナタ第16番を作曲し、また2人の弟たちに遺書を書いたとして知られる「ベートーベン遺書の家」がある。 いずれもウィーン郊外に位置するため、残念だが、わざわざ訪れる時間が取れない可能性が高そうだ。

 そして、ヨハン・シュトラウス2世。

 「ワルツの父」ヨハン・シュトラウス1世の長男。 父親から独立したのち、自分の交響楽団を設立。 ヴァイオリンを弾きながら指揮をするスタイルで大成功を収める一方、父親の楽団と競合した。 父が亡くなってからは二つの楽団を統合し、生涯に渡ってヨーロッパ各地で活躍、ウィーンにて一世風靡した。 「美しく青きドナウ」は第二のオーストリア国歌と称されるまでの人気。
 その「美しく青きドナウ」が作曲された家である「ヨハン・シュトラウス記念館」は2世の住居だった建物だ。 ワルツの巨匠として一世風靡した彼の楽器や家具など、当時の暮らしぶりが垣間見られる記念館。 
 場所は、地下鉄1号線ネストロイプラッツ駅より徒歩3分とのこと。
 我々母娘の当初掲げた「ウィーン旅行」の最大のテーマが、毎年年始にテレビにて視聴する「ウィーンフィルニューイヤーコンサート」が開催される現地である“音楽の都ウィーン”を訪ねることにあった。 ウィーン市街地より少し離れるが、ここは(プラーターの観覧車を諦めてでも?!?)こちらのヨハン・シュトラウス2世記念館」を訪れるべきではなかろうか?

 その辺は明日自宅にて開催予定の、娘との“ウィーン旅行最終二者会談”にて最終結論を出すことにしよう。

 
 それにしても今回のクラシック音楽巨匠達に関する下調べ作業により、またまた私のウィーン旅行へ向けての思いが活性化された! 

 今夏はラッキーな事に(豪雨が続く九州地方には大変失礼な表現であり心よりお詫び申し上げるが。)、7月11日の出発時の東京地方の気象予報が今のところ安定している事実にも安堵している。

 このまま無事に“ウィーン旅行”出発日を迎えたいものだ。
 (と言いつつもまだ出発まで4日間の余裕があるため、常に各種下調べ準備作業及び様々な分野の検証・監修作業に熱心な私ども原左都子のこと、更なる下調べエッセイを公開するやもしれませんが、悪しからず……)