(冒頭写真は、日本の宇宙服に娘が顔を出して撮影したもの。)
展示館「スペースドーム」の全体像。
はやぶさ2 模型。
何だか忘れました。 スミマセン… 😓
さて、今回のつくば方面旅行での最大のサプライズに関して綴ろう。
表題の“イスラエル留学生”とその弟氏に関しては、宇宙センター館内で何度か見かけていた。
我々がJAXA宇宙センターを訪れたのは本年開館最終日だった。 冬休み中の親子連れが多い中、外国人のお二人はそのイケメン度もあり館内では目立つ存在だった。
夕刻になりほとんどの来館客が帰った後、我々がつくばセンター(駅前広場)行きバス乗り場でバスを待っていると。 外国人イケメン二人もバス停へやって来た。
バスの時刻表を見ながら二人で困惑している様子に気づき、お声をかけようかと思ったその時。 あちらから、英語でお声が掛かった。 (この後は英語を交えつつ日本語に翻訳するが。)
「このバス停に停車するバスはつくばセンターに行きますか?」
私応えて、「つくば駅ですよね? 我々もそこまで行きますが、perhaps,行くと思います。」
どうやらこの我が“perhaps”に困惑した様子だ。
そこでまた、私が応えた。 「我々は東京から来ましたが、つくばへ来るのは今回が初めてですので、よく分からずスミマセン…。」
相手の困惑を解消せんと、今度は私が質問した。
「どこのお国からいらっしゃいましたか?」
外国人イケメン男性の一人曰く、「イスラエルです。」
これにかなり驚いた私だ。 「ええーー! イスラエルからいらっしゃったのですか! 随分遠くから来られたのですね!」
ここからは、会話文無しでの解説とするが。
このお二人のイケメン氏はご兄弟であられた。 お兄さんが今年9月から筑波大学に留学中で、その冬期休暇を利用して弟氏が日本観光に来られたようだ。
お兄さん氏のご専門は、(私の解釈では)「医療工学」との事だ。 お兄さん氏が持参していた学術資料を拝見すると、ヒトの頭部に電極を沢山貼り付けた挿絵があった。 これを見て、私は「脳波測定」を思い起こした。
そこで、「私は元々Medical Technologistの職業に就いていたことがあり、脳波測定の実習をした経験があります。」等々と応えると、お兄さん氏が挿絵に関する説明をしてくれ始めたのだが、何分専門英語ともなると、分かりにくい… 我が想像では、この種の機器類を制作する学術研究をされているのではなかろうか。
大学での授業は非常に厳しく、月~金まで毎日8時半から15時半までびっしり講義や実習があり、homework(宿題)も盛沢山で、普段は遊ぶ暇も無いと嘆いておられた。
そのやりとりを聞いていた弟氏(参考だが、日本語はまったく分からないとのことだったが。)が話題を変えて、私に質問してくれた。
「どこで英語を勉強したのですか?」 応えて「中高と大学、それに時々旅行に出かける海外現地で勉強しました。」
そこで、お兄さん氏(9月からの3ヶ月の日本経験で日本語に多少慣れているようだが)曰く、「日本の一般の人達が英語がほとんど出来ないのに驚かされた。 これだけ英語で会話が出来る一般の方と出会ったのは3ヶ月間で初めての事です。」と言って下さるのに大いに恐縮した私が、「とんでもないです。 英会話が思うように出来なくて困っています…」
イスラエルは冬が寒くない、との話題も出た。 真冬でもせいぜい10℃から10数℃の気温らしい。 昨日のつくばは随分と寒かったのだが、その寒さに二人して震えていたのが気の毒だった。😨
昨日は東京池袋のサンシャインシティまで二人で出かけて、60階の展望台まで上ったと嬉しそうに語ってくれたりもした。 サンシャインシティは我が家から比較的近くて、娘と一緒によく出かけていると応えた。
バスがつくばセンター駅に到着し、「この辺の近くに住んでいるのですか?」と私が問うと、「筑波大学の留学生寮に住んでいます。」とのご回答。
お二人で私に丁寧なお礼を述べていただいた後に、「学業、頑張って下さいね!」 弟氏には「日本の旅行をエンジョイして下さい!」とエールを贈ると、とても嬉しそうに手を振りながら寮の方向へ去って行かれた。😊